監禁12_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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監禁12

15-06-14 11:02

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「監禁」へ

「まぁ、さすがにお前の小さい体に3リットルは多すぎたな。次は1リットルくらいにしてやるよ。それなら大丈夫だろ?」

「え?ほ、本当ですか!?」

もし仮に次の拷問に耐える事が出来てもこの男が素直に帰してくれるとは到底思えない。しかし少なくとも従わなければ絶対に帰れないだろう。いや、今は従う以外に選択肢はないのだ。

「さて、じゃあさっそく第二ラウンドの準備だ」

男は先ほどの水の入った容器ではなく、少し大きめの洗面器に僅かに水を張った。

そこにグリセリン原液をドボドボと全て入れる。

そしてまた新らしいグリセリンを取り出し、ドボドボと洗面器の中に入れる。

もう嫌な予感しかしない。

「あ・・・あの・・もしかしてそれを入れるんですか?」
わかりきっていた事だが質問する。
「ああ、当然だ。量を三分の一にしてやるんだ。これくらい当たり前だろ?」

男の訳のわからない屁理屈に真美は耳を塞ぎたくなった。

結局男はグリセリン原液を三本全て洗面器の中に入れた。

『もう耐えきるしかない・・・』
真美は静かに覚悟を決めた。

つづき「監禁13」へ


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