この話はつづきです。はじめから読まれる方は「家庭教師というオシゴト」へ
あれ以来、芳子は夫とのSEXで甲高い喘ぎ声をあげることはなくなった。意識して
声を抑えていることもあるが、真帆の手解きを受けてからは以前ほど夫では
感じなくなっていたのだ。
力任せのワンパターンなお座成りの愛撫。ペニスを
挿入しても単調な出し入れだけでは燃えるものも燃えなかった。それとは逆に真帆が
来る日には、まるで少女のようにウキウキとお化粧して、目一杯のお洒落を
するようになった。
「先生、ケーキを作りましたの。一度休憩なさって」
「ありがとうございます。玲奈ちゃん休憩しましょ」
「あっ、ずるい。何で先生のケーキだけイチゴが2つ乗ってるの?」
「小学生みたいな事言わないの。余っちゃったんだからしょうがないでしょ。
先生、ちょっと」
芳子は部屋を出て真帆を手招きした。そして玲奈に聞かれないように小声で話した。
「今度はいつ来てくださるの?」
「いつもどおり次の木曜日ですけど」
真帆はどうしてそんな事を聞くのか?という顔で答えた。その途端芳子に二の腕を
つねられた。
「うん、意地悪。わかってるくせに」
ピンときた。
(えっ?ええ-っ、あれって一度きりじゃないの)
「はあ、何分いろいろと忙しくて、次いつというのはまだ・・・」
「先生、私あれ以来声を抑えられるようになりましたけど、逆にもう夫では
満足出来ませんの。あの時のように思いっきり女になりたいの。日が決まりましたら
連絡ください」
それだけ言うとニッコリと微笑んで1階に下りていった。
「ママなんて?」
「またして欲しいって。玲奈ちゃんこうなること計算してたでしょう」
「当然じゃない。先生のテクなら、今まで真面目過ぎたママは簡単に虜に
なっちゃうでしょうね。それより次、玲奈都合いいのは・・・」
(はあ~、私どんどんこの親子にはまっていく感じがする。ただの家庭教師
なんだけどな)
今回も玲奈は廊下で少し扉を開けて真帆と芳子の情事を覗いている。
「おうっ、おうっ、はあっ、はあっ、ダメっ、死んじゃううううう」
「好き、好きよ、先生、あとは何もいらない」
母の感情溢れる喘ぎ声が廊下に響き渡った。
一段落し、休憩している時だった。芳子はうつ伏せにグッタリとなっていた。
「ああ、もうダメ。体がバラバラになったみたい。こんな世界があったなんて。
もっと早く知ってればよかった。先生とずっと以前から・・・」
芳子は突然泣き出した。
「私って悪い女ね。先生に抱かれてる間、主人の事も娘の事も全て忘れて、自分の
中で底無しの情欲のみが支配してるの。あのエクスタシーの中、一瞬だけこの快感の
ためなら夫も娘も捨ててもいいと思ってしまった。娘に合わせる顔が無い。ううう」
「そんなあ」
この事を聞いてるであろう玲奈の事が心配になった。真帆は泣いている芳子の髪を
優しく撫でるしか出来なかった。
芳子にさよならを言って家を出ると、玲奈が玄関先でうずくまっていた。
泣きはらしたのか、目は真っ赤に充血していた。
「人の気持ちってなかなかうまくいかないね」
真帆もうずくまって優しく玲奈を抱き寄せた。
しばらくじっとこのまま二人で抱き合った。そして真帆は玲奈に告げた。
「ねえ、玲奈ちゃん。私とお母様がSEXしているの見ているだけで満足?
そんなことないんでしょ。まかせて。可愛い教え子のためですもの。おねえさんが
願いをかなえてあげる。そのかわり一生懸命勉強に励むのよ」
つづき「家庭教師というオシゴト 6」へ
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