この話はつづきです。はじめから読まれる方は「犯される童顔女教師1」へ
玲音は久美子の前まで来て立ち止まった。
「ど…どうしたの?」
「…別に」
『別に』そう言う割には久美子の顔をじーーっと見てくる。何か用があるようにしか見えなかった。
「貴崎さん、ご飯は?」
「………どうして私の名前、知ってるの?」
「え?」
さっきまで授業をしていたのに、どうしてそんなこと、今さら聞くのだろうか。
「いやぁ、すぐ覚えたよ、覚えようって思って!」
久美子は自分と正反対の玲音に、無意識のうちに憧れに近い感情をもっていたのだ。
「………そう。」
「うん!」
久美子がここまで心を開いて素直に話しても、玲音の口調は素っ気なかった。深い茶色の目が、黒い久美子の瞳をじっくり見つめていた。
「ねぇ、先生?」
「!!ん?何?」
「先生は、私が先生のこと、どう思ってると思ってます?」
「え?どういうこと?」
「…」
玲音は情報伝達が遅い久美子に苛立ちをおぼえたようだった。
「うん、あ、えっと、そうねぇ…うーんと、どういう感じ??」
「…だから、好きか嫌いか!!!」
玲音が少し怒鳴り気味で言った。そして、目をそらした。
「え!?うんと、えー、す、好きって思ってくれてる…の…かな…〃」
期待も込めて、久美子は言った。
「…?なんで?」
「え、いやぁ、敵意は感じないから…?」
「…ふーん、そう。ならいいわ。」
「は?え?実際どうなの??」
「う…もう!だから!別に嫌いじゃないわよ!」
「あー、よかった♪」
「なっ!別に、深い意味とかありませんからねっ!」
「深い意味…?」
たっ、、
玲音は走って行ってしまった。
(うわぁ、えらい速いなぁ…)
色白な玲音の頬は、微かに、いや、かなり紅潮していた。
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