この話はつづきです。はじめから読まれる方は「オタクvsヤンキー」へ
相沢茜は荒れていた。イライラ感が高まり何をやっても晴れない。喧嘩、カツアゲ、万引き、
どれもこのイライラを解消するには至らなかった。原因は薄々わかっていた。
(ちっ、正人のところにでも行くか)
正人は恋人だが、今は正人の浮気疑惑で喧嘩の真っ最中だった。
「あん、あん、はあんっ、許した訳でも疑いが晴れた訳でもないんだからね、あああっ、最高っ」
茜は正人の上で激しく腰を振っていた。
「ああ、わかってるって。ただ俺のちんぽが恋しくて抱かれに来ただけなんだろ。なら、ほらほら、
もっと腰振ってみろよ」
正人が茜の腰を持って前後に揺さぶる。
「あああっ、ああああっ、いくううう」
正人の胸に倒れこむようにエクスタシ-の余韻に浸った。
「ほら、俺の息子はまだお前の魅力にギンギンに硬いままだぜ。わかったろ。俺が愛してるのは
お前だけ。別れるなんて野暮なことは言うなよな。こうして突きまくってやるから」
パンパンパン
「あっ、あっ、あっ、あっ」
茜はSEXの余韻に浸りながら、寄り添うように正人の厚い胸板を撫でていた。欲求不満は
解消されたはずだった。実際、満足出来たし、また以前のように、シコリ無く正人と付き合えそうだ。
(でもどうして?アイツの顔が消えない。そう、あの目だ。あの人を見下したようなあの目が
今だ脳裏をちらつく。アイツのあの目が私をイラつかせる)
アイツとは先日トイレでオマンコを舐めさせた、漫画部のレズ女のことだ。
(ひ弱なオタク女のくせに、ここら辺りじゃ皆避けて通るこのアタシを下に見やがって。ムカつく。
何が気持ちよくさせてあげますだ。アタシは男がいいんだ。こうなったら直接乗り込んで
あんな変態漫画部、叩き潰してやる)
早速次の日茜は仲間を招集した。3年の中條明美、冷徹で切れ者。2年の石橋百合子、喧嘩が強く
次期リ-ダ-候補、同じく2年鈴木理奈、馬鹿だが明るくム-ドメ-カ-。そして最後に1年のパシリ、
斉藤志津子、トイレでシメられていた彼女だ。あれ以来このグル-プの軍門に下っていた。
女に舌だけでイカされたといってグル-プでは『レズ子』と呼ばれていた。頭はモヒカンのように
させられ、それが彼女の今の立場を物語っていた。
「なあ、漫画部ツブすぜ。いいな」
茜たちが目をつけたのは1年の織部あやだった。
「あ~やちゃん、入部希望です。部室に案内してください」
レズ子があやの目の前に立ちはだかり声をかけた。それに続いてヤンキ-グル-プ3人がぞろぞろ
出てきてニヤニヤしている。咄嗟に反対方向に逃げ出そうとするが、そこには茜が立ちふさがった。
「逃げれないんだよ。観念しな」
あやは恐怖で泣き出しそうになった。
「おほ~、何だこれ。やらしい絵ばっかりあるぜ。お前ら何描いてんだ」
女性の裸の写真、絵コンテ、エロ漫画、学校に見つかれば確実に廃部になるものばかり置いてあった。
棚の引き出しからは大人のおもちゃも出てきて、ヤンキ-達は目を白黒させながら漁った。
「こりゃアタイ達が潰すより学校にチクッた方が確実に潰せるぜ」
明美が呆れたという顔で茜に言った。
「それじゃアタシの気が治まらないんだよ。こいつ等、徹底的に苛め抜いて自分から廃部にさせるまで
許せないんだよ」
茜の異常な怒りにメンバ-達は真意が測れないといった顔をしていたが、着いていくしかなかった。
「実際、虫唾が走るぜ。女同士でこんなエロいことばっかり。許せないんだよ。消えてほしいんだよ。
この変態共が」
茜があやの腹に膝を入れた。
「うっ、やっ止めてください」
あやは痛さで蹲った。そのあやの髪をつかみ顔を無理やり上げさせ睨み付ける茜。
「坂本千晴って奴に伝えな。いい気になんな。お前らレズだけが特別な存在じゃねえんだよって。
ただ単に男に相手にされない落ちこぼれだろって。わかったな」
「・・・」
「ここにあるもの全部切り刻んでいこうぜ」
「!それだけは止めて。先輩達が苦労して作ったり集めたのもあるんだから」
あやは泣きながら必死に訴えた。しかしヤンキ-達は一切耳を貸さず作品やイラスト、写真を
ナイフで切り刻んでいった。
「エッロ~、女同士でモロ見えのアソコ舐めあってるぜ~」
「くっだらねえ漫画。ちっとも面白くねえ」
ヤンキ-達は各々好き勝手言いながら、確実に切り刻んでいった。そしてゴミの山となった
部室内に一人泣いているあやに向かって茜が命令した。
「お前ら漫画描くのに資料がいるんだろ。1枚だけ残しておいてやるよ。レズ子、カメラ」
レズ子が茜にポラロイドカメラを手渡した。
「今からここでオナニ-しな。アソコがクッキリ写るようにアタシが撮ってやるよ」
「出来ません」
バシッ!ビンタが飛んできた。
「これはお願いしてるんじゃねえ。命令だ。オナニ-しろ」
あやは恐る恐る手を股間に伸ばしていった。
「じれったいな~。手伝ってやんな」
「キャ~」
レズ子と理奈があやの体を抑え、百合子がスカ-トとパンティをさっさと脱がせた。
「さあ、やんな」
観念したのかあやは中指でクリトリスを弄りだす。
「・・・はあ、はあ、はあ」
段々息遣いが荒くなってくる。
「へえ~、いつもそうやってるんだ。指使いがエロいね~、きゃはははは」
パシャ、パシャ。シャッタ-が押される。
「やっ、止めて」
片手で顔を隠すようにすると、すかさずレズ子がその腕を掴み引き剥がす。
「顔映らなきゃ絵描けないだろ。ほら手が疎かになってる」
「はああ、はああ、ああ、ダメッイキそう」
クリトリスを捏ね繰り回す指がいっそう早くなる
「・・・っ!(イクうううう)」
「なんだ。もうイッタのか。呆気なかったな。まあいいや。いい画撮れたぜ。
ほら1枚やるよ。大事に取っときな。残りはアタシ達が持ってるわ。先コウに
チクッたらどうなるかわかんだろ。じゃあな」
茜達は去っていった。
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