トライアングルラブ 41(幸子)_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

ホームページ 戻る 

トライアングルラブ 41(幸子)

15-06-14 11:06

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「トライアングルラブ」へ

時は少し逆のぼり、ミサとサチが結ばれた翌朝・・・

 目が覚めると、私の横でまだ寝息を立てて寝ているミサがいた。長い付き合いである
私の無二の親友は昨晩、私の恋人になった。今更ながらこんな風になってしまったことが
不思議な気持ちだ。

昨晩の私達のあられもない痴態は、昔の私からみると絶対に
考えられない事だった。でも今、ミサのその幸せそうな寝顔を見つめていると、
(これで良かったんだわ。長い間私のことを想い続けてくれたミサに応えることが、今の
私の幸せなのかもしれない)
そんな風に思えてくる。結局夜明け前、つい先程まで私達は愛し合っていた。それは、
結花やアキラ達と経験した、荒波が襲い来るようなディープで狂おしいSEXでは
決してなかったけれど、それ以上に、心安らげるゆったりとした快感に身を漂わせ、
女としての幸せを感じていた。女性同士だとこういうSEXもあるんだと、改めて
この世界の奥深さに感心していた。そんな風に昨晩の事を思い出しながら、じっとミサの
幸せそうな寝顔を見ていると、眠そうな目をしながらミサが目を覚ました。

「おはよう。何時から起きてたの?」
「おはよう。ちょっと前よ。まだ寝ててもよかったのに。もうちょっとミサの寝顔
見ていたかったなあ」
正直な気持ちだった。ずっと前から知ってる親友なのに、ミサのこんな寝顔は今まで
見たことなかったから。
「まだ寝てていいよ。何かある?私、朝食の用意してあげる」
ミサの部屋で二人の朝ごはんを用意する私。まるで夫婦のようだ。私が冷蔵庫にあった
卵でスクランブルエッグを作っていると、後ろからミサが抱きしめてきた。
「もう、ミサったら、料理作れないじゃない。あっちで待ってて」
「・・・ねえ、昨日の続きしよう」
「ええ~、ミサってそんなにエッチ?」
「だって、なんかエプロン姿のサチの後姿見てたら欲情しちゃったんだもん」
後ろから両手で胸を揉まれ、うなじにキスをされ、私もエッチな気分になっていく。
「ああ~ん、ダメェ~、卵が焦げちゃう」
「大丈夫。サチならこのまま上手に出来るって。それに私少し焦げたの好きだから」
結局そのまま台所で始まっちゃった。

「美味しい。サチのココ溢れてくるよ」
「ああ、はあ、はああっ」
流し台にもたれかかるように立っている私の股間にしゃがみこんで、ミサが丁寧に丁寧に
舌でアソコを嘗め回す。膝がガクガク鳴って、立っているのも辛くなる。
「ああ~ん。もう立ってられない。ねえ、布団に行こう」
「うん!」
もう完全にエッチモードに入ってしまった私はミサの手を引き、急いで寝室に向かった。
そしていきなり69の形でお互いのオマンコを責め合った。
「ああ、ミサ~気持ちいい~」
「はあ、はあ、私も、ああサチ上手ぅ」
ぴちゃぴちゃくちゅくちゅ、いやらしい音が部屋に鳴り響いた。
「ああああ、いくうう~」
「いい~いい~あっはああああ~」
二人同時にイケることが嬉しかった。しかも何度でも。
「ああ~もうダメエ~、また感じちゃうよ~」
「だってまた欲しくなっちゃうの。ああ~んサチ~触って~」
私達はさかりのついたネコのようにお互い求め続けた。お昼になり即席チャーハンを
作って食べた。朝の焦げたスクランブルエッグを使って。昼食が済んだら早速再開。
私達は時を忘れて一日中SEXに没頭した。
「ええ~もうこんな時間じゃない。外暗いよ。私用事有ったのに~」
「そういえば私も今日仕事だったんだ。もう今日は無理。・・・ねえ、そう言えば私、
デリヘルの仕事どうすればいい?」
「やっぱり辞めて欲しい。いくら仕事とはいえ他の人と肌を合わせるのは我慢できない」
「・・・うん。わかった。きっぱり辞める。明日京子さんの所に行って話してくる。
それと結花のことだけど、時機を見て私から話すわ。それまで暫くは私達のこと、内緒に
してましょ。・・・サチ、本当にいいのね?」
私は無言のままコクリと頷く。だが私の心はそんなに単純ではなかった。

「トライアングルラブ42(美佐子)」


コメント
お名前:
気持ち:

コード:

お知らせ

なし

小説を検索