この話はつづきです。はじめから読まれる方は「トライアングルラブ」へ
「本当に教えてくれるんですね。さっきの言葉の意味。人殺しって」
「もちろん、約束は守るわ」
京子さんはベッドに腰掛け、私が包まっている布団をゆっくりと剥ぎ取り裸の体を目を細めて眺めた。
「それにしても素敵な体ね。結花が惚れるのも無理ないわ」
京子さんの顔がゆっくりと近づき唇を奪われた。舌を入れられ濃厚なキスをされる。私は顔を無意識に引っ込めるように背けた。
「もしかして女の人は結花が初めてだったの?それじゃあ、あの子にメロメロにされた口ね」
答えるまでもなく、私の顔が恥ずかしさで真っ赤になった。
「図星ね。でも結花以外の女性とは初めて?」
コクリと頷く。本当はミサのアソコを愛撫したことがあるがそれはカウントに入れたくなかった。
「何事も経験よ。今日は結花のことは忘れて私に身を任せて。また違った夢をみられるはずよ」
京子さんは私の隣に横たわると再びディープキスをしてきた。そのキスはあくまで優しくソフトだった。柔らかく自由自在に動き回る舌は
徐々に私を蕩けさせる。
「んふう~」「はあ~」
目がとろ~んとなって何も考えられなくなる。
「唇もぽっちゃりとしていてエロティック。おいしい唇ね。堪能させてもらったわ。うふふ、貴女結構すけべでしょ」
キスされた唇を手で拭いながら反論した。
「そんなことありません。どうしてそんなこと分かるんですか?」
「うふ、むきになっちゃって。いいわ、どこまで意地張れるか楽しみね」
それから顔のあらゆる所にキスのシャワーを浴びせられる。ほっぺ、鼻、目蓋、耳、髪の毛、うなじ、首筋、それが段々
下へ下へと下がっていく。私は声を殺すのに必死だった。(あっ、ダメ、そんなキスしないで、うっ)キスの嵐はすごく心地よく、私の体が火照ってくるのがわかる。背中に到達した時には舌も使われた。腰骨から首にかけて柔らかい筆の先でなぞられたように舌を這わされ思わず顔を歪め、唇を噛んで耐えた。その間も手は乳房から腰をなぞるように徘徊している。
(いやっ、この人もすごく上手。レズの人って皆こんなに上手いの?)
「ふふ、結構がんばるじゃない。そんなに結花に義理立てすることないと思うけど。まあいいわ。必死に耐えてる貴女の顔もそそるし。けど、ココはどうかしらね。貴女の思いに応えて耐えてくれるかしら」
そう言って京子さんは私のアソコに指を這わせてきた。
「あっ、ダメっ」
小さく呟いた。明らかにソコは濡れていた。
「あら、何かアソコがヌルヌルしてるようだけど。気のせいかしら」
さらにオッパイに舌を這わされた。
「んん~~~」
私は両手で必死に口を押さえて迫りくる快感の波に流されないよう声を押し殺す。
「切羽詰ってるって感じね。結花の癖とはまた違うでしょ。慣れた指と比べてどう?いつもと違う指は貴女を興奮させない?」
京子さんの指は私の感じるポイントを探りながらおまんこを物色するように動かす。
肌は汗ばみいつも以上に息づかいが激しくなる。そう、いつも以上に興奮してしまう。決して結花のテクニックが未熟と言うわけではない。
むしろ今迄抱かれたどんな男よりもテクニシャンで、感じさせてくれる。(だけど、どうして?どうしてこんなに感じてしまうの。
声が出てしまう)
「結花とは違う愛し方をしてあげる」
京子さんは結花よりも細長く骨ばった薬指をおまんこの中に奥深く入れ、震えるように中で振動させた。同時にクリトリスにその振動が伝わる位置に掌を当て刺激する。そう、確かに結花とは違う指、違う舌、違う触り方が私の体にまた違った快感を呼び起こさせる。時には強引に、時には協調的に繰り出される京子さんの愛撫に頑なに閉ざした口を割ってついに声が漏れ出した。
「うあ、あっ、あっ、あっ、・・・あん、あん、あん、・・・ああん、ああああ」
(いや、感じたくない。だめっ声がでちゃう。結花、助けて)
「いい声してるわあ。もっと聞かせて」
中指も入れられ、おまんこの中を掻き回される。頭の天辺まで突き抜ける快感に心が打ち震える。
結花じゃない女性に半ば強引にSEXをされ、それでもいつも以上に感じてしまうこの体を恨めしく思った。
「ああああ、ああああ、いやっ、そんなに掻き回さないで、やあああ、」
「うそ、ほらあ、この音聞こえる?いやらしい子ねえ。おまんこがくちゅくちゅ涙流して悦んでるわよ」
私はもう腰をガクガク震わせ、京子さんの素早い手の動きに合わせるかのように短い喘ぎ声を発して、クライマックスが近づいていることを告げる。
「アッアッアッアッアッアッアッアッアッアッ」
「いいわよ。私の指でイって」
「アア―――っアア―――っあああああああああっ」
私は3回雄叫びをあげ激しく絶頂をむかえた。
もう止まらなかった。一度堰を切った私の欲望は暴走した。
「んぐんぐちゅちゅ-うっ」
「ああ、いいわあ。上手じゃない。さすが結花の恋人ね。あん、ちゅっちゅっちゅっ」
69で京子さんのおまんこを夢中で貪る。相手の快感が循環するように伝わる。
「あん、あん、あん、はああ、レロレロレロ、ああ~ん、いい」
「もっと激しく。明日になればまた他人よ。今だけ違う自分になればいいの。あああ、そうよ~」
最後は貝合わせの体勢でクライマックスを向かえた。新たな快感が襲ってくる。
「あああ、あああ、ダメぇ、頭おかしくなっちゃう。もう、もう、もっと変になっちゃっていい?あああああ」
「感じるままにもっと乱れてもいいわよ。おおおう、結花も誰も見てないんだから。あああ、二人だけのヒミツよおおおう」
止まらない腰をお互い激しく振りながら最後の絶頂を迎えた。
「おおおおあああああいくううう」
「ああああああっア-っア-っはあ、はあ、はあ」
京子さんは終わった後シャワーを浴びている。気だるさの中、後悔の念が湧き上がって来る。そのまま布団に包まり泣いた。
好きでもない京子さんとのSEXで感じ、いつしか我を忘れて夢中になり快楽に飲み込まれた自分の弱さに嫌気がさした。
と同時に結花に対する罪悪感でいっぱいになった。
「あら、まるで私が強姦したみたいじゃない。これは合意の上での事。ギブ&テイクよ。今度は私の番ね。ちゃんと約束は守るわ。けど、貴女にとっては辛い話になるかもしれないけど」
「・・・聞かせてください」
私達はベッドに腰掛け、京子さんが結花の過去について語りはじめた。
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