トライアングルラブ 7_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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トライアングルラブ 7

15-06-14 11:09

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「トライアングルラブ」へ

「サチ!・・・(と結花)」
私は見たくない場面を見せつけられた。そして見られたくない場面でもあった。
「あら、美佐子ちゃんそちらとお知り合い?」
「えっええ。大学の同じクラブです」
「そう・・・どうする?場所変える?」
京子さんが気を利かせて言ってくれた。正直サチと結花がイチャイチャするのを見たくない。でも京子さんと二人、ビアンバ-で会っていたことを知られてある意味開き直った。
「いえ、大丈夫です。ここで話を聞きます」
「・・・わかったわ。ではビジネスの話に入るわね。電話でも話したけど私はモデルの会社を持ってるけど、それとは別に趣味と実益を兼ねてビアンデリバリ-ヘルスをしているの。要は女性のお客様にSEXをしてもらうの。もちろん風俗。ビアンデリバリ-京城(けいじょう)っていうの。お客様と待ち合わせしてホテルや自宅でSEXをするお店よ。私はお店で働いてもらえる女の子をスカウトしていたってわけ。貴女ならタチとしてのテクニックも申し分ないし、ネコとしても反応がよかった。ぜひ私のところで働いてもらいたいの。もちろんお金はいいわよ。インセンティブも含めたら月100万
なんてあっという間よ。シフトも自由に組めるよう調整するわ。どう?」
私は最初京子さんに話を持ちかけられたのだが、断わるつもりでここに来たのだ。が、サチと結花に会って半ば自棄になっていた。向こうのテ-ブルでは結花がサチの腰に手を回してべったりと何やら話している。

「・・・わかりました。お願いします。私で出来ることならやらせてもらいます」
「キャ-、うれしい。貴女ならきっといいデリバリ-嬢になれるわ。シフトによってはNo.1も夢じゃないわよ」
「詳しいことはまた後日お店で話するわ。今夜はこれから・・・大丈夫なんでしょ」
京子さんが私の手をそっと握り締め指を絡めてきた。私はこうなることを予測してきたが、チラッとサチに視線を向けた。サチは結花とキスをしていた。胸が痛い。痛くて張り裂けそうだ。
私はこくりと頷き京子さんと一緒に店を出た。
「あっあっ、あぐっ、はああ、はあああん」
京子さんはピンと立った乳首を噛みながら、私のおまんこに2本指を入れてGスポットを刺激する。レズビアンデリバリ-のオ-ナ-兼スカウトマンというだけあってそのテクニックに私は翻弄される
だけだった。
「ああああ、いきそう、いってもいい、京子さん、あぐっ、あっいっいっくううう」
一戦終えて、ぐったりしていると京子さんが聞いてきた。
「美佐子ちゃん、タチでも道具を使ったことある?」
「いいえ、あまりそういうのは使う機会がなくて」
「このお仕事ではこういうおもちゃも使えなくてはだめよ。このペニスバンドで私を責めてみて」
初めて使うペニスバンドは思うように腰と連動しなくて難しかった。それでもなんとか京子さんを絶頂に導くことが出来た。

「あっ、あっ、あっ、あっ、あうっ、いぐっいぐっいぐっいぐうううう」
私は京子さんの背中を眺めながら自分の進んでいる道がわからず、何故か涙がこぼれた。
「はあ、はあ、美佐子ちゃん何か思いつめたものがあるようだけど、私達の仕事はね。そんなに悪いもんでもないわよ。むしろ不幸な女性に一時的でも女の喜びを味わって幸せになってもらう、
やりがいのある仕事よ。誇りをもってちょうだい」
「はい、ひっく、わかりました」
「それより、貴女の知り合いの子。気をつけたほうがいいわよ。あの結花って子、昔はここらで有名でね。気に入った女がいればあらゆる手段を使って落としてはそのSEXテクニックで
虜にするの。でも子供なのよ。飽きちゃったらあっさりとポイよ。そういう私も昔、結花をスカウトしてお相手したことがあるんだけど、イカせるどころか、イカされまくってヒ-ヒ-
のたうちまわったわ。結局あの子、京城には入らなかったけど、あんなにうまい子は初めてだったわ」
「いつ頃の話なんですか」
「2年程前よ」
「それはよかったですね。だって結花は今19歳ですよ。2年前なら犯罪ですよ」
「え---!じゃあ私は17の高校生に一晩中イカされまくってたのかい。ああああ、自己嫌悪。ありゃあ天性のもんだね」
「うふふふ」
私は笑いながらもサチが心配で不安を隠せなかった。

つづく「トライアングルラブ8」へ


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