ねこ_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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ねこ

15-06-14 11:11

アタシは猫が嫌いだ。勝手気ままで都合の良い時だけ甘えてくる。あくまで自己中心で相手のことなど考えもしない。
子供の頃、野良猫を拾ってきて飼っていた。

可愛くて可愛くて、一生懸命世話をした。なのに突然いなくなり、帰ってこなかった。1ヶ月ぐらいした頃、不意に現れまた家に居座って甘えてきた。
今度は前以上に可愛がり、もうどこも行かないように面倒見たのに、またプイと消えてしまった。
そういうことが何回と繰り返され、ついには戻ってこなくなった。
多分死に目は人に見せないというから、どこかでひっそりと死んだのだろう。あんなに甘えていたのに、あんなに可愛がったのに。アタシはそれ以来猫が嫌いになった。
「あっ、ダメ、そこ気持ち良すぎる~、またいくう~」
「おねえさま、いいですよ。何回でもいってください。おねえさまの感じるところは可奈、全部知ってますから」
アタシはベッドの上でうつ伏せになり、足を大きく広げてお尻を突き上げている。可奈は丸見えになったおま○こに顔を近づけ素早く震える舌でクリトリスを舐めている。同時に淫壺とアナルに細い指を入れ中で擦り合わせている。ぺちゃぺちゃくちゅくちゅ可奈の口の周りはアタシの白いマン汁でベトベトになっていた。可奈の目は獲物を捕らえて自慢げにしている猫のような目になっていた。
「ほら、ここをこうするのが気持ちいいんでしょ」
「あああ~だめぇ~いくいくう~」
アタシは既にかすれてしまった声で絶頂を告げると、そのまま体の力が抜けて崩れ落ちた。
「気がついた?おねえさまったら白目を向くんですもの。可奈死んでしまったのかと思っちゃいました」
どうやらアタシは失神してしまってたらしい。その姿を想像すると恥ずかしすぎて顔が熱くなる。
「どうして可奈はそんなに上手なんだ?アタシなんかいつもお前に何十回と逝かされるだけだ」

「そりゃ、努力してるもん。女同士の愛し方はね、主に指と口で愛し合うの。例えばこの指、爪を短く切って丁寧に磨いて、相手を傷つけないようにしてるの。それから毎日、朝と晩塩で手を擦るの。そうするとほら、肌に指が吸い付くようでしょ。その他にもいろいろ愛するために努力しているのよ」
「へえ~、その努力の10分の1でも仕事に活かせてくれたらな、アタシも楽なのに」
「やん、おねえさまの意地悪!今夜はもう寝かせないんだから。プンプン」
(やべえ。つい本音が出ちゃった。こりゃ明日は声ガラガラだな)
「いいぃぃぃぃ~いっくうう」
目が覚めるともう正午近くになっていた。可奈は横でまだ寝息を立てている。こいつの寝顔はいつ見ても胸がキュンとする。これほど愛しいと思いながらアタシはまだこいつに「好き」と言った事がない。それはアタシがこいつの単なるSEXフレンドでしかないからだ。アタシは臆病な中学生のような恋をしていた。
アタシは製造業の会社に勤めるOL桶川裕子。29歳独身。会社では主任を任されていて一応OL達の指導者的な立場だ。
自分でも割と美人顔だと思っていて、過去男がいなかった時期はほとんど無い。ただ男勝りで負けん気が強い性格が災いし、長く続いたこともほとんど無い。当時アタシの部署のところに配属されてきた娘が北谷可奈だった。可奈は絵に描いたようなダメOLだった。ミスはするわ、やることが遅いわ、忘れるわ、アタシの悩みの種だった。よく怒って泣かせたものだ。そういう時決まって可奈は猫撫で声で擦り寄ってきた。
「ごめんなさい。もうしませんから。お願い、許してください」
アタシはこういうぶりっ子が大嫌いだったから、余計ムカムカしていた。
ある日、会社の飲み会で3次会までいったアタシ達は終電のことをすっかり忘れていた。皆朝まで飲んだり歩いて帰ったりいろいろな方法で過ごす事になったが、可奈だけが酔いつぶれてアタシが介抱することになった。困ったアタシを可奈はそこのラブホテルに入ろうと言い出した。なんでも以前にも介抱されて女同士で入っている所だと言うのだ。しょうがないから部屋を借りて可奈をベッドに寝かせた。

「すみませんすみません」
と何度も謝るので
「もういいから寝なさい」
と即した。すると可奈がシクシクと泣き出した。どうしたのか聞くとずっと悩んでることがあるという。
「ついでだ。言ってみなさい」
「嫌わないでください。実は私、女の人が好きなんです」
どきっとした。ホテルの一室で二人っきりで、女性が好きという娘がベッドに横たわっている。明らかにやばい雰囲気。それでも冷静を保って「それで?」と聞くと
「女性の恋人がいるんですが、最近親がうるさいから見合いして結婚するって言うの。でも私とは付き合っていきたいって言うの。それで喧嘩してしまって」
アタシには荷が重過ぎる。ていうか衝撃的な事実に動転してしまった。さらに彼女は
「何日も彼女に会ってなくて、寂しいんです。主任、一緒に添い寝してください。お願い」
「それはちょっと。遠慮しておく」
「やっぱり嫌われた。勇気を出して相談したのに」
とまたワンワン泣き出した。
「わかったわかった。その代わり添い寝するだけよ」
彼女は泣きはらして寝てしまった。その寝顔を見ていると胸がキュンとした。母性本能だろうか。
アタシもいつの間にかウトウトしてしまった時、ふとむずむずする気配を感じ気がつくと可奈がアタシの胸をはだけオッパイを揉みながら乳首を吸っていた。

「キャッ、何してるの」
「私本当に寂しいんです。主任の寝顔見ていたらつい我慢できなくなって」
「アタシにその趣味はないよ。やめてよ」
「私はただ優しくしてほしいの。お願い。このままでいさせて。きっと主任を気持ち良くさせてあげるから」
可奈の目付きが獲物を狙う目付きに変わった。そしてアタシの口を柔らかな唇で塞いだ。
「ん~ん」
舌で歯をこじ開けられ、舌と舌を絡められる。乳首は摘まれたり転がされたり立ってきたのがわかる。股の間に膝を入れられ股間を膝でぐりぐりされる。突然のことで頭が真っ白になったが、確かに可奈の愛撫は蕩けるように気持ちよかった。
徐々に濡れてきているのがわかる。可奈が唇を離した頃には、抵抗する気力も失って身体が興奮していた。
「主任は最近エッチいつしましたか?もしかして久しぶりなんですか?」
当たっていた。前の彼と別れて半年たっている。
「私も久しぶりです。お互い女同士で慰めあいましょう。そう思うと自然でしょ。女同士のエッチも素敵なもんですよ」
可奈はそう耳元で囁くと舌を耳に這わせながらアタシのパンティの上からクリトリスを指で掻くように刺激した。


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