[1]_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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15-06-14 11:13

私の名前は朝倉美希、家の近くの女子高に通うどこにでもいるような普通の高校一年生。
ただ…私には誰にもいえない秘密がある。

それは露出癖を持っていること、仲の良い友達にも、両親にも、兄弟にも…これだけは内緒。
初めて露出の快感を味わったのは中学2年生の時、旅行先の親戚の家に行った時に小学校低学年の従兄と近くの川へ遊びに行った時のこと。
川の中で激しく転んでしまった私は全身びしょ濡れ、変えの服もなくどうしようかと途方に暮れていた。
そんなびしょ濡れの私を見て従兄が言ったのだ。

「お姉ちゃん、お洋服早く乾かさないと風邪引いちゃうよ?」

もっともな台詞だった。
でも乾かすにも変えの服なんてない、乾かしている間は裸でいることになる。
その時の私はそれを考えただけで顔が真っ赤になってしまった。
そんな私を見て従兄は無邪気に笑った。

「僕も裸だもん!一緒に裸になって遊ぼうよ!服が乾くまで!」

その従兄は川で泳ぐ気が満々だったためしっかりと海パンを持ってきていてそれを穿いていたのだが…。
小学生の従兄には海パン一枚も全裸も「裸」には変わりがなっかったようで。
その無邪気な笑顔に嫌だとは言えず、また乾かさなければ何もできないような状態だったため私はしぶしぶ着ている服をすべて脱いで乾かすために近くの木の枝に干した。
幸い、田舎ということもあり人に見られることは無く、無事に服も乾いたのだが…。
全裸で従兄と遊んでいた時間が私の心にある変化を起こした。

それは、野外で全裸になる解放感を覚えてしまったこと。
そして他人の前で自分の裸体を晒す快感を覚えてしまったこと。
このふたつが頭から離れなくなってしまった私は田舎の親戚の家から実家に戻った後、ささいな『露出』をしはじめる。
最初は下着を付けずに生活をする、要するにノーパンで学校へ行ったりという可愛いものだった。
しかしそれもだんだんと飽きてくるようになり更なる刺激を身体が欲してしまう。

そして私は本格的な露出に挑戦をする。
深夜2時、家族がすっかり寝静まるころまで待ち、私は家を出た。
普段11時ころに寝てしまう私にとっては2時まで起きているのは過酷だった。
いったい何本の缶コーヒーを消費したか…まったく覚えていない。

家を出た私は周囲に人がいないのを確認してゆっくりと服を脱いだ。
上着からスカート、キャミソールにショーツまで全て。
普段脱衣所で服を脱ぐ倍以上の時間をかけて全ての服を脱ぎ終わると私はそっと道へと出てもう一度人がいないかを確認する。
人やその気配が無いことを確認すると私は裸のままでゆっくりと道を歩き出した。

私の家は住宅街の中にあるため、周りには同じように普通の家がいくつも存在する。
もしかしたら誰かに見られてしまうかもしれない、そんな恐怖にも似た感覚が私の理性を完全に麻痺させる。
真夜中に裸で住宅街を歩いている自分、それを想像する度にいけないと解っていても、駄目だと解っていても、いますぐ家に戻るという選択しが頭の中からかき消されてしまう。
そして裸のまま住宅街を歩き続けること数分、住宅街の中にある小さな公園に到着をする。
ここは私が密かに決めていた目的地。
中へと入ると私は公園の端に設置されている自動販売機へと近づいて行き適当に飲みものを買う。
近くのベンチへとゆっくり腰を下ろすと早速今買った飲み物を飲み始める。
興奮のしすぎで味なんて全然わからない、それどころか何を飲んでいたかだって全然覚えていない。

それから10分くらい経った頃だろうか、ようやく熱の冷めてきた私はなんだか無性に恥ずかしくなってきて今まで歩いてきた道を全速力で駆けだした。
あれだけ長く感じた道も走ったからかそうでないのかは解らないがあっという間。
2分も経たないうちに家に着いた私は玄関先に脱いで置いておいた服を拾って急いで自分の部屋へと駆け込んだ。
その後は自分の部屋で夢中になってオナニー、露出でほてった身体は敏感で今までのオナニーより何十倍も気持ちが良かった。

これが私の初めての露出体験談。


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