この話は続きです。はじめから読まれる方は「美優夫人の飼い犬」へ
「あら,バレちゃったわね。」
焦る風でもなく笑う姿にふてぶてしさを感じる。
組んでいた脚を開き,下着を履いていない女性器をむき出しにした。
「お舐め。」
静かな声だった。
こんな状況に追い込まれた怒りを感じて当然の様に無視をして睨みつけると
楽しげに微笑みながら指の先で剥き出しのクリトリスを撫でて見せつける。
毒々しく変色した女性器‥
赤黒くジメジメとして匂いを放っている様は南国に咲く食虫植物を想わせる。
「もう少し肥溜めの中にいたい様ね。永井!」
肥溜め‥
暗い地下室を思い出すと恐怖を感じた。
先ほどの男に腕を取られると我に返り
「舐めます。舐めさせてください。」
女がニヤリと笑いながら男に合図をすると首筋にチクリと小さな痛みを感じて意識を無くした。
ここは‥
モニターに映る女の足下に男が二人,膝まづき女の股間を競う様に顔を寄せていた。
女の両脇にも男が座り,固く勃起した男性器を女の手がゆっくり扱いては胸を舐め回されていた。
「下手クソ!」
ヒールの尖ったブーツで足下の男を蹴りつけ,スーツを着た男に合図をされると
「お許しください!お願いします。」
泣きながら許しを請う男の頭に脚を乗せて突き放した。
「嫌だ~許して!」
泣き叫ぶ男をスーツの男が引き剥がして連れ出して行った。
驚くのは三人の男達は何事もない様に女への奉仕を続けている事だった。
モニターが2分割になりどこかのオークション会場の様にステージを囲む様に数十人の中年から初老と言われる年齢の男女が座っていた。
「ここにお集まりの皆さまにビッグサプライズです。ご存知の方も多数いらっしゃるはずです。当美,優夫人オークションの誇ります,オス犬市場より本日夫人が手放される事を決断されたばかりのオス犬を皆さまに提供させていただく事がつい今しがた決定されました。全盛期は男性ユニットSJ●Pボーカルをしていましたオス犬でございます。未だにファンも多い知名度のあるオス犬が本日お集まりの紳士淑女の皆さまのペットとなるチャンスでございます。日頃のご愛顧の感謝の気持ちを込めて500からスタート致します。まだ20代の健康的な鍛えられた身体を維持していますのであと20年,30年は十分に使えます。皆さまの使い方次第ですが。」
会場内に笑い声が溢れた。
「それでは500からスタート致します。」
「550!」
「600!」
つづく
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