風邪を引いた日 1,2,_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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風邪を引いた日 1,2,

15-06-14 11:35

「お兄ちゃん、お粥食べる?」

「つか、いい加減なんか食わねぇと死ぬぞ」

双子の妹と弟がノックも無しに部屋へ入ってくる。

いつもなら怒鳴り散らすが、今日の俺は病人だ。そういう訳にもいかない。

「李香、ありがと。食べるよ。李樹からの忠告もあったしな。弟に殺されたくない」

「なっ!誰も殺すとは言ってねぇよ」

必死な李樹が、今日は可愛く思えるのは、昨日のせいだろう――

コンコン。

「李香、入るぞ。いいか?」

「お兄ちゃん…いいよ……ケホ」

弱々しい声。咳込む声。
粉の風邪薬と水と体温計を片手で持ち、ドアを開ける。

「李樹はもう寝ちまってた。…たく、俺がメールに気づかなかったらどうするつもりだったんだよ」

2つ下の妹のデコを、軽く小突く。

「…あはは、どうしたんだろうね」

俺の手の薬を取り、飲み込む途中にまた咳込んだ。

「おい、大丈夫か?」

「ケホケホッ、ふぁ、多分大丈夫じゃないかも…ね、お兄ちゃん口塞いでくれない?…」

「ん?ああ」

空いてる方の手で口を塞ぐ。
塞いでる間も何度か咳込み、薬と唾が手に付いた。
後で洗おう、そう考えていると、手に違和感。

「……李香?」

「んっ…はぁ、お兄ちゃんの手、薬いっぱい付いたでしょ?だからね、李香が全部舐めてあげる」

薬と唾で汚れた手が、唾だけで汚れてく。
気持ちいい。
…嫌待て、何妹で感じてるんだ、俺は。
次第に舌は早く動き出し、妹は俺の手首を掴む。そして、手の甲まで舐めてくる。

「そんな所にまで薬付いてる筈無いだろ」

「全部舐めてあげるって言ったでしょ?」

指一本一本、丁寧に舐めてくる。
17歳の妹が、彼氏イナイ歴17年の妹が、どこでこんなテクを身につけたんだ…
そう考えずにはいられない程、気持ちよかった。
体温計を持ってる手は、力無くぶら下がっているだけだが、
舐められてる手は妹に預けられ、力無い。
今、力強いのは俺の肉棒だけだ。
舐め技だけでこんなに大きくなるのは初めてだった。
背徳感からの気持ちよさだろうか。
妹が手首を放す。

「満足したか?」

俺は体温計を置き、自分の部屋に行こうとした。
今自慰をしたらかなり気持ちよくイける気がしたから。
だから、この後の妹の言動に反応するのが、一瞬遅れてしまった。

「満足してない!お兄ちゃんも、満足してないでしょ?……ねぇ、セックスしようよ。ううん、して。私をいっぱい虐めて?ね、お兄ちゃん」

俺は妹に、ベッドに押し倒された。

妹は俺の上で、自分のパジャマを脱いでいく。
Dカップぐらいだろうか、形の良い胸を隠す物は、ヒラヒラの付いたピンクのブラのみ。
下半身も、ピンクのヒラヒラの付いたパンツのみだ。

「おい…風邪引いてるんじゃなかったのか?」

「もうとっくに治ってたもん。演技っぽく聞こえなかった?咳込み方」

全く。可愛い咳込み方だとは思ったが、演技だったとは。気付かなかった自分が悔しい。

「ねー、お兄ちゃんも脱いでよ、早く」

急かされたので仕方なく、パンツ一丁の姿になる。
仕方なくと思いつつも、肉棒はかなり反っていた。

「あはは、立ってるでしょ、凄く。妹に感じる兄ってなんなの?変態」

「てめ…虐めてとか言っておいて言葉責めかよ」

「じゃあ虐めて」

そう言うと妹は、力無くベッドに倒れ込んだ。

「誘ったのはそっちだ。後悔すんなよ」

ブラを付けたままの乳首をかじる。

「ひゃうっ」

いきなり感じてる。まさか……
妹の股間に手をやると既に濡れてる。もう少し指を突っ込んで、不安が確信に変わった。

「マジかよ…彼氏作った事無いのは知ってたが、処女だと?」

「好きな人はいるもん!…だけど、いきなりエッチされるの怖いから、だから、お兄ちゃんにやって欲しくて……私」

「嘘つけ。ホントは李樹にやって欲しかったんだろ?」

妹が泣き顔になる。股間も大洪水だ。
俺は胸の愛撫に戻る事にした。
乳首を摘んだり、乳房を揉んだり、親がいないからか妹は声を押し殺そうとなどしない。

「んっ、あっ……いや、止めないで…もっと虐めて!お兄ちゃん!!」

エロい声で室内が満たされていく。
背徳感も募るが、手も舌も止まらない。
李香のブラを外した時だった。

「何やってんだよ二人とも…」

部屋の入り口に、李樹が立っている。
李香の声に起こされたのだろう。顔が不機嫌この上無い。

「李香を虐めて済むと思ってんのか馬鹿兄貴!最低だなオイ、近親相姦なんてよ。何様だテメェ!!」

「違うの李樹!私がお兄ちゃんに虐めてって頼んだの!だから…」

「庇うんじゃねぇよ。李香はそれでいいのかよ!?」

俺の腕の中に居た李香を引っ張り出し、俺から隠すように抱いている。

「見損なったぜ馬鹿兄貴」

「別にいいけど…李香の服はこっちにある。李香を裸のまま、お前の部屋に連れて行く気か?」

譲る気は無かった。お互いに。
睨み合いの膠着状態を破ったのは、やはり李香の一言。

「李樹…立ってる。李樹もエッチしよ?」


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