野間葉子は29歳の時に勤める保育園が閉園になるのを機に友人の結婚式で同席した友人に紹介された野間猛とお互いをまだ知らないうちに急くように結婚して幸せな新婚生活を描いていました
あれから五年、今度は夫の会社が会社更生法になり、猛は良く言いますが事実上の倒産で会社を辞めてしまいます
夫の猛は強気に「俺が頑張るから心配ないよ」と言いますが、猛の新たな勤めはスーバーで朝の早くから夜の遅くまでのハードな仕事で、猛は仕事か寝ているかの様な状態で私もレジでと言う話もありましたが猛の反対で猛だけになりました
なぜ猛がスーバーを選んだのかと言うと社宅があったからです。本来ならば住宅費は給料から天引きの筈が猛は直接、管理人に払っていました
それは猛が試用期間と言う事で保険や税も引かれないからと家賃も別にして猛の好きな車を維持するのに使っていたからです
社宅のマンションはスーバーから5分で一階に花屋や店舗が入り、二階は1Kのスーバーの独身寮で三階が2LDKの夫婦用の社宅になっていて、四階に管理人さんの部屋とオーナーさんの住まいがありました
マンションのオーナーは小山和平と言う僧侶で住まいと言っても別宅の様な本宅は寺院内にありマンション意外にも店舗や不動産があり、マンションの管理人もオーナーが所有するホストクラブのホストが小遣い稼ぎに来ていました
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