性春快楽倶楽部_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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性春快楽倶楽部

15-06-14 11:39

結婚十年目の麻里は食事の片付けも終わって入浴しょうと全裸にバスタオルを巻いて浴室のドアを開けた時でした。不意に夫の一夫が片手にパンフレットを持ち私の手を掴んで「ちょっと名前だけこれにサインしてよ」と言ったのは、パンフレットには「青春行楽倶楽部」と書かれていて私は「お風呂から出てからじゃ駄目なの?」と眉を寄せますが、夫は「青春18キップって知ってるだろ?あれの夫婦版みたいな物だよ・・・後で会員手帳を見せるからさ、サインんして」と言いました

私はこんな格好で話も出来ないとサインをしてお風呂に急ぎ入りますが、後でとんでもない物にサインした事を知ります

私がお風呂から出ると、夫から会員手帳を手渡されます。会員手帳を置き、鏡の前で濡れた髪をドライヤーで乾かし手帳に目を通します

パスポートの様な赤い表紙に金字で青春行楽倶楽部と書かれた手帳には会則などが細かな字で書かれ1、2ページを見てどれも同じと手帳を閉じてしまいました

1、名称
2、所在地
3、目的
この会は、快楽を楽しまれる会員によって組織され、会員相互の親睦を通じて、会員が容易に快楽を追求できる環境を提供致します
4、会員
この会の会員とは、夫婦、及びどちらかが会の承認の上で所定の手続きをして頂き、事務局が認めた方を言います
5、会員資格、……罰則等が続いて書いてあった様な・・・よくある夫婦で旅行する場合に安くなる会員制の倶楽部だと気軽に考えていました

まさか夫がそんな事を思っていたとも思わずに
、夫だって私が「快楽って」と言うと「行楽の印刷ミスだろ?」と言っていたのですから

それが当日、会の事務局の人に聞かされ驚きますがもう決まってる事なので当日のキャンセルは出来ないと言われます

事務局の人は「麻里さんは初参加ですね、私がマンツーマンで案内させて頂きます」と案内されたのが電車の四人掛け席の窓席で、事務局の男性が通路側に座りました

「エッ!」


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