居残り調教5_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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居残り調教5

15-06-14 11:42

「さてと…、どうしたものかしら…」

女子の身体測定が終わり、安心したのもつかの間。
僕は、保健室のベッドに作ってしまった大きな染みのすぐ隣に正座させられていた。
もし僕が小学1、2年生の体であれば、おねしょをして叱られている程度の微笑ましい光景にも見えただろう。
現実には6年生で、シーツに染みこんだのは精液。
すっかり精液まみれの下着は脱ぐよう言われ、全裸で反省中だというのだから誰の同情も得られまい。
それどころか、変態のレッテルを貼られてしまう。

「あ、あの…」

「ん?」

いつまでこうしていれば…と、僕は喉まで出かかったところでのみ込んだ。
素直に謝れば、何でも許してくれそうな舞夜先生である。
この場に2人きりだとつい気をゆるめてしまいそうになるが、すべてが文菜先生の耳に入ることを忘れてはならない。
結果、もしも教室でお仕置きが始まってしまったら。
その場で僕が射精してしまうことはおろか、女子の身体測定中に、僕が保健室にいたことまで明るみに出てしまうかもしれない。

「なんでも…ないです」

舞夜先生の機嫌を損ねてはいけない。
僕はそのことだけで頭が一杯になっていて、置かれた状況の違和感にまったく気づけていなかった。
もう5分以上はここで正座している。
女子が帰っていった時間から考えれば、およそ10分だ。
次に身体測定をおこなうクラスがもう待機しているはずの時間である。

「あぁ、そういえば…」

舞夜先生は何かを思いだしたように立ち上がり、つかつかとベッドの近くへ歩いてきた。
おもむろに上体を少し屈め、僕と目線の高さを合わせる。

「あなたは…、お尻をぺんぺんされるのが好きなの?」

変わった子ねぇ…と、僕の左頬を撫でる舞夜先生。
はち切れんばかりに膨らんだ、バストの谷間が丸見えである。
しかし…、そんなことはどうでもいい。
文菜先生しか知らないはずの秘密を舞夜先生が知っている。
極度の緊張で、汗が止まらなかった。
僕にとっては死刑宣告のようなものだ。

(…なんで、いつ…どうして…!?)

考えればわかりそうなものである。
文菜先生は僕より先に保健室に来ていたし、話すチャンスはいくらでもあった。
仮に今日でなくとも給食配膳室の一件で文菜先生には知られているのだから、もっと前から伝わっていてもおかしくはないが。
とても平常心で分析ができるような状態ではない。

「…安心してね、次のクラスはだいぶ後にしてもらったから」

不安がったのを見てか、舞夜先生はふわりと僕を包むように抱きしめてくれた。
全裸で汗まみれの体を、躊躇なく。
シーツに染みこんだ精液の臭いも漂っているのに。
こういうところは文菜先生とまた少し違う、舞夜先生の魅力かもしれない。
母親と錯覚するような愛の溢れる抱擁に、不思議と心が落ち着いた。

「そのまま座って、体育座りで」

ベッドの上で、正座から体育座りに姿勢を変える。
全裸のため保健室のシーツに直接座るのは若干ためらわれたが、すでに精液で汚してしまっているのだ。
どうせすぐに洗うのだろうと、言われた通り座ることにした。

「じゃ…、後ろへごろんって寝てもらえますか?」

「え…?…このまま、ですか…?」

「ええ…、脚は上げたまま…そう」

深い考えもなく応じた僕だったが、それがとてつもなく恥ずかしい姿勢であると、天井を見上げてみて気づく。
僕が背中をベッドにうずめたまま両膝を持ち上げると、舞夜先生の細くて綺麗な腕はそれをしっかりと支えていた。
まるで赤ん坊がおむつを替えてもらっているような光景である。
唯一、違うのは…僕の体がもう小学6年生だということくらいか。

「今日はこのまま…、お尻ぺんぺんしてあげますね」

「えっ…、そ、そんな……」

「あれ、嫌なのかな?」

多分、嫌じゃない。
そんな風に思い始めていた自分のことは、正直、僕自身にもよくわからなくなっていた。
文菜先生にお尻をぶたれて興奮してしまうのは、相手が憧れの文菜先生だったから。
そう思って、思い込もうとしていた僕は…、本当はまったく違うのかもしれない。

(僕は…、僕は本当に…)

相手は誰でもよくて、単純にお尻を叩かれて興奮しているだけ…、だったとしたら。

「まぁ、罰ですから…嫌だとしたら、それはそれで」

舞夜先生は僕が掲げた両脚を腕でぐいと押しこみ、逆の手で左の尻たぶをぴしゃんとやった。
痛いのか痛くないのか、一瞬、わからなかった。
いつもより涼やかな風を感じて、遅れて肌がひりひりと痛む。
ぶたれたと気づいた時には、もう次の平手が右の尻たぶにも打ちおろされていた。

「…ほら、やっぱり」

ぱちん、ぱちんとお尻が音を立てるたび、僕の性器は確実にムクムクと大きくなっていた。
全裸なのだから、服を着ている時のように股間の膨らみは誤魔化しようがない。
まして今の姿勢では、性器どころかお尻の穴まで舞夜先生に丸見えなのだ。

「いけない子」

ぱん、ぱん、ぱん、とさらに3つお尻を叩かれたところで、僕の小さなモノはびんびんに反り返った。
もう文菜先生がどうだとか言い訳にはできない。
僕は今、舞夜先生にお尻をぶたれて興奮してしまっているのから。
どちらかと言えば、文菜先生のお仕置きは、お尻に強い痛みを与えて反省させるためのものだ。
対して、舞夜先生は違う。
それこそ赤ん坊とまでは言わないが、幼児にお仕置きをする母親が、これはいけないことだと教えてくれているような優しさを感じる叩き方だった。
もちろん、痛みがないわけでは決してない。
みるみる桃色に染まったお尻がじんじん痛む。
しかし僕はそんな状態になっても、やめてほしいとは思わなかった。

「せ、先生…」

「…どうしました?」

ぴしゃぴしゃお尻を叩いては、ほんの一瞬、こちらへ視線を流す舞夜先生。
違うところに当たったら大変だから…と、あくまでお仕置きの手を緩めることなく僕に答えようとする。

「で、出ちゃう…」

発射寸前だと気づいた舞夜先生は、ぷるぷると痙攣する僕の性器の先端を口に咥え、ちゅっ、と軽く吸い上げた。
文菜先生と同じようにするのだとすぐにわかったのだが、僕は我慢できず、つい気持ちよさから体を左によじらせてしまった。

「…きゃっ!?」

あろうことか僕の精液は、舞夜先生の顔めがけて見事に飛んでいた。
頬から口元にかけて、べっとり付着したらしい。
僕は寝転んで脚を上げた姿勢のまま、舞夜先生が本気で怒るのではないかと息をのんだ。

「…もう、悪戯が過ぎるわよ?」

舞夜先生は笑っていた。
安心したのだが、どうやらお仕置きはまだ終わりではないらしい。

「今日はもう完全に勃たなくなるまで、お尻をぶってあげます」

言うと舞夜先生は再び、僕のお尻を持ち上げてぴしゃりぴしゃりとやり始めた。
発射したばかりで最初は縮こまっていた性器は、お尻を数分も叩かれているうちにまたムクムクと起き上がってくる。
自分でも信じられなかった。
文菜先生以外の女性にお尻をぶたれて、こんなにも快感を得ていることを。
決して、信じたくはなかった。


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