独り虐めそして…(2)_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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独り虐めそして…(2)

15-06-14 11:43

昼間は平凡な専業主婦を演じ、夜は想像もつかない変態女へと変貌する自分の姿に和美は恍惚を感じながら自慰行為を楽しんでいた、しかしその行為も数週間が経つと更に刺激を求め和美の行動は大胆に成っていった、和美はいつも淡いピンク色のサマーコートを着て廊下に出たが、前ボタンを閉めず自らコートの前を広げエレベーターまで歩いた、そしてエレベーターに乗り込むとコートを脱ぎ捨て一階に降りるまでの間に自慰行為をし、コンビニに着くとトイレに入り自慰行為をする、そして買い物を終わらせマンションへと戻り部屋に入ると満たされなかった欲求を爆発させオナニーをして昇天するのであった、そして和美は妄想する、誰かに視られ逸れをネタに強請られ辱められる自分の姿を想像するのであった、しかしそ!
は現実に起こってしまった、ある日の深夜、和美はエレベーターでオナニーに耽っていた、何時ものマンネリ感が招いた災いであった、一階までノンストップで降りていたエレベーターが2階で突然停まり、和美の目の前で扉がスローモーションの様に開いた、和美はコートを拾う事さえ忘れその場にうずくまり霰も無い姿を隠そうとしたそれが何ら意味の成さない事であっても、エレベーターの前に立っていたのは若い女であった、和美は若い女の視線から逃れようと身体をうずくませ床に落としたコートを手で拾い身体に羽織った

「あの、早乙女さんですよね」

若い女が声を掛けた、和美は俯いたまま頷いた

「素敵なご趣味ですね、早乙女さんってお淑やかだと思ったのに」

若い女の言葉に和美は返す言葉などなかった

「何階ですか?」

和美は震える小声で

「8階」

そう言うのが精一杯であった

「えっ、8階、何時もの様にコンビニへは行かないんですか?」

若い女の言葉に和美は心臓が止まる思いがした

「知ってるんですよ、早乙女さんが毎晩何をしてることなんか」

若い女の言葉に和美は全身の力が抜け床にへたり込んでしまった、若い女はその姿を視て

「此から一緒に楽しみましょうね、変態女の和美さん」

この日から妄想が現実の世界へと変わったのであった


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