妻、美優28歳_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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妻、美優28歳

15-06-14 11:47

妻、美優のスマホが鳴った。妻は画面を見ると岡田さんからと電話に出た。岡田とは会社の取引先の社長だった。妻の顔が見れない

「・・・はい、はい、お休みで出られません
はい、すみません・・・白ですか?清楚で上品な感じ・・・わかりました。あると思うので探してみます」と言いながら妻は困った表情で私の顔を窺った

私はまた強引な岡田さんが無茶な注文をと思いながらも・・・美優に何も言えなかった

そんな私に美優は・・・またぁ・・・と諦め顔で岡田の表示を見た時から電話に出たのですが「今から来い」と岡田は命令口調で言います

美優は私に聞こえない様に声を潜めて「夫が・
・・」と聞こえても良かった、でも聞こえても私が辛くなるだけだからと私から離れた

そんな妻に岡田は来る時の服装を指示していました。そして岡田は・・・美優を無視する様に
穴開きパンツに玩具を装着して来る様にと命令しています

美優はどうでも良かった、ただ早く切りたかったと、岡田に試されていたから・・・岡田も定休日で私がいるのはわかっていた筈、行かなければどうなるかは妻にも安易に想像が出来る
わかった上での命令だった

美優はなんて失礼な・・・何度思ったかわからない。しかし、無視も出来なかった。もう外出する時の姿を妄想している。そしてお客様に対応する様な口調で応え、あの時の事を思い出していた

あの時とは妻が28歳の時だった、美優は私を呼び出した「何?」それが私の反応だった結婚する前の話です

「大事な話があるの・・・実は親からお見合いの話があって・・・」喫茶店での光景です

正木(私)は花屋の店員で、美優はOLで美優の会社に観葉植物を入れていて知り合い付き合っていた

若気の至りと言うか?取り返しの出来ない汚点なので話したくはないのてすが、弁明が出来るなら女から好きと言われれば・・・まだ自信が無かったとしか・・・

それは、私からのプロポーズと言うものでもなく「するな」と言う否定的な言葉を期待して美優は待っていた

しかし、私は最悪な言葉を「親の顔を潰す訳にもいかないから、会うだけ会って断れば・・」
と言ってしまった。突然の事で兆しも無かった
。改めてプロポーズをして、両親に挨拶に行けば・・・ぐらいに思っていた

それからずっと後になって美優から聞いた
それは私が思っている様な美優の状態では無かった。それは、私が言う様にお見合いは簡単に断れる様な話ではなかった

お見合い相手は美優の父親の会社の親会社の専務で岡田だった。私よりずっと年齢も上で・・
私が知った時には、小さいながらも花壇と言う会社も経営しマンションも購入していました

勿論、知ったと言っても直接に岡田が出てきた訳ではなかった、全て後で思えばです。そういう意味では岡田は巧みでした


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