誤解(主人の上司に)_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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誤解(主人の上司に)

15-06-14 11:49

バレンタインの朝、私は前夜に主人に縄で縛られていました。所謂、亀甲縛りでそれは主人がそんな恥ずかしい姿では私が浮気も男にも会えないだろうと言う濡れ衣からで、主人から今日は一日中、縄を取っては駄目だと命じられ股縄が食い込んで目覚めた朝でした

ラブレターを書いた翌朝の様に一夜開ければ恥ずかしい様なその場かぎりの盛り上がりから本気にはしていませんでしたが、ソフトに縛った縄が私の寝相が悪くて食い込んでいたのか?自身では後ろで結ばれた縄は解けませんでした

主人が起きてくる前に鏡に映し出される自身のそんな姿に複雑な心境でした。胸に食い込む縄に縄の痕、縄を緩め様と引き上げた縄が何処かで吊り上がって食い込んで擦れ吐息が洩れます

私が主人に縛られるのは今回が初めてではありません。縄の匂い、縄触りに慣れてしまったのでしょうか?夫婦の秘め事だから・・・私が主人に縛られる様な事は決してしていません

きっかけはメールです。あのメールさえなければ・・・それはアイと名乗るメールから始まります

そのメールには「裸写メ送ってよ」って言われてた件・・・先に送っておくねと全裸の淫らな女性の写メが添付されたメールでした

勿論、私の知らないアドレスに心当たりの無いメールで所謂、迷惑メールの様なものでしょうか?しかし、主人はそのメールを勝手に見るや私が写メと同じ様な事をしていると決め付け私を責めます

当然、完全な濡れ衣で主人から浮気の疑いをかけられ監視されたり暴力を受ける様な事はしていません

確かに主人以外の男性とメールのやり取りをしたり、食事や飲みに行った事はありますが、不貞と言われる事は断じてありません

しかし、一度出来てしまった溝は簡単には解けず、私は主人の目の前で写メの女性の様に全裸にされたり極太のバイブで自慰を強いられたり
・・・その後もアイと名乗るメールは一方的に送られてきて、私は主人に縄で縛られ写真を撮られた事も・・・

主人が責める様に確かにアイと名乗るメールは
無作為に?どうしてそんな事を?とも取れる謎の多いメールでした。しかし、私が言い訳や拒んだところで私に聞く耳を持たない主人には無意味です

私が暴れれば暴れる程に縄が増え、縄が体の柔肌に食い込んできます。私が抵抗せずに大人しく従ってさえいれば・・・夫婦だけの二人だけの秘密だと思っていました

バレンタインの朝も今日一日だけ・・・それで主人の気が収まるならと・・・主人の口癖じゃありませんが「誰でもやってる事だから・・・
やってても言う訳がないだろ?」そんな軽い気持ち?私が縄に慣らされていたのか?元々、私に性癖があったのか?M、ドMとか日常で意識する事もありませんし・・・それが・・・あの日は・・・


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