その叔父さんからはずっと連絡が無く、どうしているのかわからない。もう加奈さんを諦めてくれていればいいが、ねちっこい性格の男だから不満を抱えたままくすぶっているのだろう。もしかして僕から妹を取り返そうと企んでいるかもしれない。しかし、加奈さんはもう狂人ではないし、僕にぞっこんだから昔のような関係には戻れないはずだ。うまく調教してくれた事はありがたいけれど、あんたはもう十分いい思いをしてきたんだから他の女にしろと言いたい。 平穏な日々を送っている間も、両親、特に母さんとはあまり口を利かず、その陰湿な威圧感が気になって悩みもした。自分のした事が大変な罪だと思い知らされた。母さんは先方からの抗議を恐れる一!
で、強姦に対しては同性としてさすがに僕を許せずにいるのだろうと思った。けれどよく考えれば、憎い妹たちを強姦した人間を本当に嫌うだろうか?と疑うようになった。高校時代の妹が何者かに強姦されてもあまり同情せずにいたというし・・・。パソコンで強姦体験や事件などを好奇心から色々調べていると、妬ましい同性、憎い同性をわざと男に強姦させて喜ぶ女が少なくない事を知り、母さんは口では僕を非難しても、本心では妹たちをいい気味だと嘲笑っているんじゃないか?と思うようになった。そして、とんでもない事をしたと僕を責めたのは、そのせいで二人の人妻や夫から抗議されて慰謝料を要求されるのを恐れたからじゃないか?そんな事態を引き起こした僕を許せずにいるのでは?などと考えるのだった。!
憎悪ばかりでなく、妹が発狂すると、世間体!
あってその存在を隠し続けた薄情者だからきっとそうだと思った。『結局母さんも自分たちに火の粉が降りかからないのを一番願っているんだな』血が繋がっているだけに、僕と母さん、それに勝叔父さんと加奈叔母さんは皆人間として異常だと自嘲して思った。
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