狂女_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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狂女

15-06-14 11:49

夜の公園の出来事から十日ぐらい経っても、加奈さん以外の被害者側から抗議や苦情は無く、どうやら最悪の事態にはならずに済みそうだった。それでも母さんは僕を許せない様子で、三人一緒に夕飯を取っている時に父さんが、「おまえは最低の男だな」と言うと母さんは、「色気違い。勝に似たんだよ」と切って捨てるのだった。何も言い返せなかった。「あいつはどうしようもないからな」叔父の愚劣な血を濃厚に受け継いでしまっているのが情けなく、僕は砂を噛むようにして飯を飲み込んだ。両親は、人妻と女高生への暴行が大問題にならずに済みそうだと判断しているのか、その行為を責めながらも、僕と叔母との肉体関係をより非難した。こんな事が近所に知られたらここには住めないとか、又やったら勘当するぞ、!
魔など散々に言われ、とても食べる気がしなくなって居間から出ていった。                         責められて当然だが、加奈叔母さんを諦める気はなかった。『近親相姦でもいいじゃないか』開き直って自室の椅子の背にもたれた。『今どうしとるかなあ・・・?』気になっても、叔母さんには携帯電話が無いので直接掛けられないし、住んでいる祖父母の家に掛ける勇気なんか無かった。向こうから掛けてこないのは、両親に強く止められているからとか、電話番号がわからないからとか色々推測した。何とも歯がゆい思いだった。まさか叔父さんが手を出してはいないだろうが・・・。このままそれっきりになるんじゃないか・・・と不安がよぎりもした。他の女たちの事も思った。特に芳美か!
らは全く情報が無い為気になっており、迷っ!
末、電話をする事にした。呼び出し音が続いた後、〈久し振りです、ご主人様〉と愛奴が出た。「連絡が無かったな」〈すみません〉「あれからどうしとる?」〈実は、離婚騒動になって・・・〉「別れるのか?」〈いえ、まだ・・・。でも、あなたに会いたいです〉少し間があった後、「下着は替えたのか?」と聞いた。〈はい、むれちゃうので。ごめんなさい〉「そうか・・・」〈でも、洗わずにちゃんととってあります〉「よし」彼女は僕と二人きりで逢いたいと言い出し、僕も逢いたかったのだが、旦那の存在が不気味で怖く、逢う勇気は無かった。ここで探偵に不倫現場を抑えられたりしたらアウトだ。〈あなた、そういうところは大人なのね〉芳美は感心しているのか皮肉っているのか、笑みが浮かぶ口調で言った。「!
セックスも大人だぞ。とにかく、そっちで冷え切ってしまえば別れる事になるさ」〈冷たい言い方ね。自分は泥をかぶりたくないんでしょ?本当に悪魔なんだから・・・。でも、それがいいのよねえ・・・〉「智子とどっちが先に別れるか。別れた方から抱いてやる」〈ああ・・・ご主人様・・・〉「今、どんな格好でいるんだ?」〈半袖のブラウスにタイトスカートです〉「じゃあ、立って下着姿になってみろ」〈ちょっと待って下さい。別な部屋で脱ぎます〉しばらく無言の後、〈なりました〉と言う。「下着はどんな色だ?」〈両方共黒です。上は透け透けで、下は紐パン。ご主人様に選んで戴いた物です〉「じゃあブラジャーをゆっくりはずせ」〈はい〉再び会話が途切れた。芳美が裸になるところを見られないのは残念だ!
、電話を通して愛奴に命令していくのも一興だ。〈!
外しました〉「乳を揉め」〈はい〉すぐに甘くセクシーな声が聞こえ、それは段々大きくなっていった。〈ああん、ああん・・・〉乳房を揉む彼女の姿が目に浮かぶ。〈ああ、ご主人様・・・〉「パンティの紐を解け」〈はい〉少しの間があってから、〈真っ裸になりました〉と伝える。「じゃあ、跪いてこう心の中で誓え。【私は早く離婚して雄一様だけの者になります】とな」〈わかりました〉心の中なので聞こえてこないが、芳美が一心にその言葉を誓っているのが感じられた。これからもこうやって相手に改めて性奴隷を誓わせればいい。やがて、〈これでよろしいでしょうか?〉と芳美が聞いた。「ああ、おまえは可愛い奴隷だ。離婚したら飼育してやるからな」〈はい!〉


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