叔母も、自分からは僕に逢いに来られない。そうした、他の三人とは中途半端なまま芳美との約束の日となり、その朝母さんには、ちょっと〇〇山へ一人でハイキングに行ってくると嘘をついて帽子にリュック姿で家を出た。自然公園の〇〇山へは以前にも何回か遊びに行った事があるので母さんも変に思わず、「早く帰っといでよ」と言う程度だった。僕は電車で最寄り駅まで行き、改札口を通って駅から出ると辺りをきょろきょろ見た。すると、一台のシルバーの車から女性が降りて近付いてきた。芳美だ。「やあ」「久しぶりです」彼女は白のTシャツに同じく白のパンツという格好で、胸の盛り上がりを見てぐっと来た。「待った?」「いえ」僕は助手席に座った。「今日は暑いな」「そうですね」すぐに車が動き出した。!
夏の日差しは強いが、晴天が広がっていて行楽気分満点だ。芳美は離婚騒動に悩んでいる様には見えず、むしろこれから僕と二人きりで遊べるのを楽しみにしている感じだ。僕もせっかくの休日を台無しにはしたくないので、あえて夫婦関係については聞かなかった。 やがて△△自然公園に着き、駐車場から山のハイキングコースを一緒に歩き始めた。芳美もリュックを背負い、水色の帽子を被っていてこれまでにはないアウトドア的姿が新鮮だった。人が見たら母子か姉と弟という感じなのかな?あえてラブホテルへは直行せず、健全な?デートを選んだのは僕たちにもそれだけ心の余裕が出来たのだろうか?人目もある自然に囲まれた中でのデートではどろどろした欲情は湧かず!
、ほんわかな恋愛気分に浸れるのだった。そ!
でも、辺りに人がいない道を並んで歩いていると、揺れる巨乳が気になり、つい芳美の胸に手をやってしまう。「いけません。見られますよ」芳美はまるで子供をたしなめるように僕に注意する。彼女は性奴隷になる事を認めていたはずなのに、冷静な時にはやはり、はるか年上女性としての意識が出てしまうのだろう。それが不満ではあったが・・・。 道に沿って渓流が流れ、清涼感を与える。「ちょっと下りて休もうか?」「ええ」僕たちは日陰の渓流の方へ下りていき、岩の上に腰を下した。目の前では清流がさわやかな音をたてて絶えず流れ、水に手を入れると冷たくて気持ちいい。「ああ・・」芳美も水に手を入れた。「気持ちいいですね?」「うん」休んでいると、一!
匹の蝶がひらひらと渓流の上を飛んでいる。「中学生の時、よく蝶々を捕まえにここへ来たんだ」「そうなんですか」「今は、芳美という蝶々を捕まえたけど」「まあ」彼女は笑って僕を見た。それからしばらく二人共黙っていた後芳美が、「他の蝶々も捕まえてるのよね?」と皮肉を言った。僕は芳美をちらっと見た。「ふふ」「誰が一番好きなんですか?」「・・・」「私でしょ?」芳美は僕の手を取って聞いた。「そうだよ」彼女は満足そうだ。
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