私、こんな濡れる女に……3_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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私、こんな濡れる女に……3

15-06-14 11:54

この話はつづきです。はじめから読まれる方は「私、こんな濡れる女に……」へ

そもそも事の起こりは俺のギャンブルの借金からだった。勿論、こんな事は妻にも親にも言えなかったが至る所、俺の頼れる所は畜産をしていた親だけだった。とは言えそんな簡単に帰れる筈もなく和平さんにそれとなく連絡してみた

和平さんとは親父の所で大番頭をしている親父の左腕と言っても過言ではない男だった。勿論
、和平さんにも「いつも顔を見せないのに困った時だけ……」と良い返事は貰えなかった。が、和平は私一人が間に入って一肌脱いでもと妻の協力も……と話し出します

俺は和平にそんな簡単に妻に話せるなら苦労はしないと言うと、私に任せて貰えるならと話を続け、和平は「奥さんの顔を見れば親父さんも話を聞いて貰える」と言い、妻の協力がないと私も何の力にもなれないと説得されます

説得されたと言うか?俺に選択肢は無かった。和平の協力無くして俺が言う前に親父の耳に入って勘当されれば俺に一銭も入って来ないかもと思うと和平に従うしかなった。和平の提案は俺が驚くものだった。が、和平も高齢なジジィなのにまだ精力をもて余しているのか?と驚愕させた……これも日々家畜相手に健康的な生活を送っているからだろうか?と思わせた

それにしても和平の無茶振りだ!!仮にも妻が俺以外の男と寝る訳が無いし、言った所で「わかりました」と言う訳も抱かれる筈も無かった。
未来のそんな姿も想像も出来なかったし、和平に任せて俺は何も考えない方が良いと思った

何も知らない妻の未来はまだ気楽だった。あの日の前夜に俺は妻に遺産相続の話をした。未来はまだ健在なのに……と訝しがったが俺はそんな事を言ってるから亡くなってから揉め事になるんだと「明日、ちょっと顔を見せて親父の様子を見て来てくれよ」と和平の指示通りに妻に話す

妻はどうして私がと気が滅入り億劫だったが旦那の為と渋々外出した。電車に揺られローカル線に乗りました。車で来た事はあったが電車は初めてだった

電車も自動ドアでなければ駅も無人駅だったが未来は実家が畜産だからと何の疑問も持たずに駅に降り立った

そう、そんな事よりも未来は親父に会うとお洒落をして来ていて、親父に何て挨拶をしょうかと考えていた

しかしそこは、僻地でバスの本数も少なく駅には聞く人影もなく未来の想像以上の場所だった
。駅から10分程歩いた所で未来は初めて村人と会った。村人は「ああ……もうちょっと真っ直ぐ行った所を右に……」しかし、未来は村人と会ってから30分はハイヒールで未舗装の道を歩かされたでしょうか?帰って来て「何がちょっとよ!!こっちでちょっとと言えば5分よ」と怒っていました

妻の未来は実際には一時間は歩かされていたのでしょうか?そこに自動車が通ります。運転手は勿論、和平で未来は車に乗せて貰います「お久し振りです。助かりました、人も車も通らないからどうなるかと思っていました。もう足が棒の様で……」

和平は「……車で送るのは構わんが……息子に餌をやらなければいかんし……ちょっと寄り道になるが構わんかね?」と未来を乗せ和平の家に寄った

そして和平は妻に「車の中は冷えるから中で待つと良い」と自宅に招き入れた。一人になった妻の未来は畳の上で足を投げ出し足のマッサージをしていた

しかし、そこには和平の………


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