牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-06-14 12:29
GWは休みが取れず、可哀想な思いをさせたが、夏休みは1度だけ、海に連れて行った。 「受験生だから・・・」 最初はそう断ってたが、目は嬉しそうだった。 冬休みは流石に、受験直前って事で・・・ 正月に、「生まれてはじめて」と言う振袖を着せてやり、一緒に初詣。 腕を組んで参道を歩く姿は、今時珍しい、仲の良い父娘だった。
そして受験・・・ 見事に志望の公立にパスし、4月から女子高生となる娘。 「よし。合格したご褒美に、何か買ってやろう」と言うと・・・ 「物はいいから・・・春休みに、お父さんと一緒に旅行に行きたい。」と言った。
TDLとか、TDSとかを俺は言ったが、「温泉がいい」と若葉ちゃん。 熱海の温泉に、2泊3日の二人旅。 3日休むなんてね・・・ かなり職場にはムリを言った(汗) 何はともあれ、行けば勝ち(笑) 携帯の電源はオフにしたままね(爆)
手を繋いだり、腕を組んだりと、ずっとくっついてた二人。 この頃になるとようやくね・・・娘として受け入れてて、ドキドキ感もなくはないがね。 ところが宿で、「一緒にお風呂に入りたい」と言われた時は・・・
「あのね~・・・若葉ちゃんも年頃なんだから・・・それはね・・・」
軽くいなすが、「ダメですか?」と、例の上目遣いにね(汗) 結局貸切風呂に、入る事になったが・・・
臆す事無く、浴衣をスルリと脱いだ若葉ちゃん。 背を向け、ブラもショーツも脱ぎ去って・・・ 「じゃ、先に入ってますね」と、早々と浴場へ消えていった。 反面俺は・・・ モタモタと、そしてドキドキしながら・・・ 意を決し、タオルで前を隠して浴場へ行けば、若葉ちゃんは、露天の縁の岩に座って、こちらを見ていた。 何も隠さずに・・・ その姿は、絵画の人魚のようだった。 思わず立ち尽くす俺。
「お父さん・・・あたし・・・お父さんのお陰で、無事に中学も卒業出来たし、4月から高校生になります。」 「生んでくれた親よりも、お父さんに感謝しています。本当にありがとうございます。」 「少しだけ、大人に近付きました。来年、そして再来年と、若葉は少しづつ大人になります。あの・・・」 「毎年少しづつ、大人になる若葉をご覧下さい。これからもずっと、若葉をよろしくお願いします。」 そう言うと、自分の体をわざと見せるかのように胸を張り、手を後ろに回した。 俺はまだ、1年とちょっとしか若葉ちゃんと接してないのに、「生んだ親より感謝する」なんて・・・ 涙が溢れてきて、止まらなかった。 感涙に咽ぶ俺に若葉ちゃんは近付くと、胸に抱きついてきた。 若葉ちゃんもまた泣いていた。
「お父さん?」 若葉ちゃんから声をかけられ、その顔を見る。 若葉ちゃんは抱きついたまま、例の上目遣い。 ん?こりゃ、何かあるぞ?
「あの・・・お父さん?」 「なに?」 「あの・・・言いにくいんですけど・・・その・・・大きく・・・」
はっとして、若葉ちゃんから逃れ、股間を確認したら・・・ 俺とした事がね、こんな感動の場面で、いくら娘のおっぱいが体に当たってるとは言えね(汗) 自分自身に幻滅した。 慌ててお湯に浸かった俺。
若葉ちゃんは笑いを堪えながら、「お父さんったらもうっ・・・可愛いんだからっ」とからかう。 「ご、ごめん・・・」と謝る俺。 「あたしもお父さんに見せちゃったけど、代りに貴重な物を見せてもらいました。」 若葉ちゃんはそう言うとお湯に浸かり、俺にくっつくように身を寄せてきた。 「お父さん・・・大好きっ!」 そう言って、俺の頬にキスをした。 俺は黙って俯いていた。
照れ臭くて、何度も断ったが、若葉ちゃんに背中を流してもらった。 風呂から出る時は、背中も拭いてもらった。 情けない事に、その度にドキドキする俺。 部屋に戻る時も、若葉ちゃんは腕を絡めてきた。 石鹸とシャンプーと温泉の匂いが、かすかに漂ってきた。
旅館の仲居さんからも、「仲がいいんですね~」と羨ましがられる。 若葉ちゃんは、「あたし、お父さん大好きですから」と臆す事無く言う。 俺はただ照れるだけ・・・(汗)
その日の夜、若葉ちゃんと、狭い布団で一緒に寝た。 上目遣いにやられてね(汗) 俺に腕枕され、胸に顔を埋める。 「この格好・・・落ち着くんです・・・」と若葉ちゃん。 俺は落ち着かないけどね。 「お父さん?」 でた!例の上目遣い・・・ 「いい子いい子・・・してほしいな・・・」 それ位なら・・・ 俺は若葉ちゃんの頭をくしゃくしゃと撫でた。 「若葉は、本当にいい子だ・・・」と言いながら・・・
若葉ちゃんと、セックスする夢を見た。 俺は細い若葉ちゃんの体を、折れんばかりに抱きしめていた。 若葉ちゃんも、俺に抱きついていた。 そして気付いた時、俺は胸元が肌蹴、殆どショーツ1枚の若葉ちゃんを抱いていた。 俺自身の胸元も肌蹴ていた。 見ると若葉ちゃんは目を開け、俺を見ていた。 「ご、ごめん・・・」 俺は慌てて、若葉ちゃんから離れようとしたが、「まって!」と止められた。 「お父さん?」 「(でたっ!上目遣い!)な、なに?」 「どんな夢見てた?」 「えっ?」 「正直に言って!」 「・・・」 「突然あたしに抱きついてきて、好きだとか、愛してるとか・・・」 「お、俺・・・そんな事言った?」 「もしかしてお父さん・・・好きな女性がいますか?」 「はぁ?」 「あたしがいるから、その女性と一緒になれないとか・・・それならあたし・・・」 「ちょ、ちょっと待って・・・俺が見てた夢は・・・」 「えっ?違うの?じゃ、どんな?」 「いや・・・その・・・」 「何です?教えてよ。」 「いや・・・あのね・・・その・・・」 「もうっ!教えてよ。」 「だから・・・その・・・若葉とね・・・」 「えっ?あたし?何?どんな夢?」 「いや・・・その・・・抱き合う・・・」 キャハハハハと笑う若葉ちゃん。
「お、お父さんったら・・・もうっ・・・よりによって、あたしだなんて・・・キャハハハハ」 「そんなに笑わなくても・・・」 「昨日の温泉が、刺激強すぎた?」 「そうかも・・・女の子の裸見たの、久々だったし・・・」 「お父さん、かわいいっ!」 若葉ちゃんはそう言うと、俺の唇に唇を重ねた。
「あたしのファーストキス・・・お父さんにあげちゃった・・・」 「大好きっ!お父さんっ!」 そう言うと、胸を肌蹴たまま、俺にきつく抱きついてきた。 俺も少しだけ力を入れ、若葉ちゃんを抱きしめた。
「大好きだよ・・・」 若葉ちゃんはそう言うと、また俺にキスをした。 2度目のキスは1度目とは違い、長いキスだった。 俺は自制するのが精一杯だった。
4月になり、若葉ちゃんは高校生となった。 熱海の夜、自制心を失いそうになった俺だが、親子の関係は保ってた。 そんな時、早野から電話を受けた。 若葉を養女として以来、俺と早野の関係は遠ざかっていたのだが・・・
「あのさ・・・お前に相談があるんだけど・・・」 「どうしたんだ?金ならねぇぞ。」 「ばかっ!金なんかじゃねぇよ。木下に、大事な話しがあるんだ・・・」 「あー・・・分かったよ。じゃ18時に・・・」 俺は時間と場所を設定して、電話を切った。
某居酒屋の個室にて、早野と向き合って座る。 「あのさ、俺・・・アケミと別れたんだ。」 「ふ~ん・・・そっか・・・」 「娘もな・・・アケミが連れて行っちゃって・・・今俺、一人なんだ・・・」 「ふ~ん・・・それで?」 「今、すっごく寂しくてな・・・そしたらな・・・若葉の顔がちらついてな・・・」 「勝手なもんだ。若葉ちゃんをすてといてさ。」 「それでだ!お前に勝手は承知で頼みがあるんだが・・・若葉を返してくれねぇか?」 「馬鹿野郎っ!」 俺はグラスのビールを早野にぶちまけてた。そう、あの時のように。
「怒るお前の気持ちはよく分かる。若葉といた頃、俺は全然父親じゃなかった。でもさ・・・心入れ替えて父親するから・・・頼む!この通り!」 「ふざんけなっ!」 俺は席を立ち、早野を残して店を出た。
しかしその後、早野はしつこかった。 何度も何度も電話をしてきた。 そして・・・ とうとう早野はウチに来た。 若葉と俺が、くつろいでる時に。
「勝手な・・・」 若葉は震えながら、早野を睨みつけていた。
「あなたが・・・あたしにした事・・・理解してますか?」 「だから・・・ゴメン・・・申し訳なかった・・・」 「それだけじゃないっ!」 若葉が怒鳴った声俺は初めて聞いた。
「あたし、ずっと寂しくて・・・それで、あなたに認められたいと、あなたが望むことは何でも・・・」 「あなた、あたしに何をさせました?その汚いもん舐めさせたり、体触ったり・・・」
えっ?
「あたし、そんな事までしたのに、好きな人が出来たら、さっさと捨てられて・・・」 「それで別れたから?寂しいから?ふざけんなっ!」 若葉はそう言うと、早野を殴りつけた。
「帰って!帰ってよ!2度とあたしの前に来ないで!あたし・・・今、お父さんと、すっごく幸せなのっ!」 そう言うと早野を追い出し、鍵をかけた。 扉の前にしゃがみこむと、声をあげて泣き出した。 俺は黙って、若葉の頭をなでた。 若葉はずっと泣いていた。
「若葉は・・・お父さんの娘ですよね?」 「ああ、そうだよ。」 「ずっとここにいていいんですよね?」 「ああ」 「ここがあたしの家ですよね?」 「ああ」 「あたしは・・・木下若葉ですよね?」 「そうだとも!」
泣き止んだ若葉の問いに、俺はそう答えた。 若葉はまた泣きながら、「ありがとう・・・お父さん・・・」と言った。 外で何か音がした。 もしかしたら、まだ早野がいたのかもしれない。 俺と若葉はその日、本当の父娘になった。
5月16日、若葉16回目の誕生日。
仕事を早く切り上げ、ケーキを買って家に帰る。 若葉は家にいて、笑顔で俺を迎えてくれた。
「お父さん、お帰りっ!」 そして、頬にキス(それって普通じゃないよね・・・) 部屋を暗くして、ロウソクに火を灯す。 それを一息で消す若葉。 灯りをつけようと立ち上がると、いつのまに側に来たか、若葉が身を寄せる。 「大好き・・・お父さん・・・」 長い長いキス(汗) その後、若葉が作ったすき焼きを食べ、ケーキを食べて・・・ 「一緒にお風呂に入ろうっ!」と、あの上目遣い・・・(汗) 狭い風呂場に、身を寄せ合って入る。 「また一つ、若葉は大人になりました。ありがとう・・・お父さん。」 この言葉は、何回聞いても涙が出る。
翌年の5月16日は、若葉の為に某ホテルを予約した。
17才となった若葉にドレスを着せてやり、アダルトな雰囲気で祝う。 未成年の若葉に、シャンパンはまずかった・・・ 酔ってしまった為に、混浴と、あの感動の言葉はナシで(汗)
翌日、青い顔をしながら、「ありがとう・・・おとう・・・うぇっ・・・」じゃ、感動はないね(笑) そんな反省もあってか、18才の誕生日は自宅で、ノンアルコールで。 感動の言葉の後に、抱きついてきた若葉を抱きしめ、長いキス。 そしてとうとう・・・
布団に入ってからも、若葉は何度もキスをせがんだ。 「どうしたの?」と聞きたくなる位。 そして・・・ 俺の胸に顔を埋め、「お父さん・・・抱いて・・・」って。
「どうしたんだい?若葉?」 「だって・・・好きなんだもん・・・どうしようもない位、好きで好きで・・・誰よりも、お父さんの事が・・・」
俺の中で、何かがはじけた。 俺は若葉にキスをする。 首、肩、胸へと移行。
「お父さん・・・もう、お父さんなんてイヤ・・・お父さんって呼びたくない。何でお父さんなの?」 若葉はそんな事を言い続けた。
「若葉・・・俺も、若葉が好きだ。この世で一番、大切な女性だ。」 「う、嬉しいよ・・・お父さん・・・」
そして俺は、若葉の一番奥深い所に達した。 若葉の細い体を、折れんばかりに抱きしめて。 若葉もまた、俺にきつく抱きついてきた。
その後若葉は実質私の妻となったが、俺の勧めで大学だけは行く事に。 大学生との、2足のワラジは大変だろうと思うが、努力家の若葉ならいけると思う。
今ではもう、すっかり縁が切れた早野だが、俺は早野に感謝する。 よくぞ若葉に、生を与えたと・・・ 44歳となり、間違いなく俺は、若葉より先に鬼籍に入るだろう。 一人残った若葉が困らないように、手を尽くすつもり。 そして俺は、このちっぽけな生涯をかけて、若葉一人を愛するだろう。
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