牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
五十歳近くになって、気づいたのは友達がいないことだった。それは子供の時からそうだった。先祖代々の土地持ちで、手広く事業をしていた父親は金融業も営んでいた。子供の頃、父親の部屋からは女性のすすり泣きや喘ぎ声がよく聞こえてきた。 「許して・・・・・・」「返しますから・・・・・・」借金を背負った女性達を父親は金の力でオモチャにしていた。俺の母親は俺が五歳の時にガンで死んだ。父親にとっては好都合だったのかもしれない。自由に女性達をオモチャにできるのだから。「金は力だ。力のない者は何もできない」が口癖だった父親は、俺に金儲けの仕方を叩きこんだ。幼稚園も小学校も家に帰ってから友達と遊んだことはない。金融だの法律だの経営だの徹底的に仕込まれた。八歳の時だったと思う。日曜日の朝、父親がドライブに連れて行ってくれた。連れて行かれたのはボロアパートの前だった。「金返せボケ!!!」「ドア開けな壊してまうぞコラ!!!」アパートの一室の前で叫んでいる男達は時折、家にも来ていた男達である。父親が俺を連れて、男達に近づき、男達は父親に頭を下げていなくなった。「ここは山本君の家だ」俺の同級生の家だった。俺は父親に促されてドアをノックした。ドアが開き、山本君が怯えた顔をのぞかせた。父親は山本君と山本君の妹、それに俺を運転手に預けて、遊園地に連れて行くように言った。遊園地では山本君と山本君の妹がすごくはしゃいでいたのを覚えている。それよりも父親のことが気になった。授業参観で見た山本君のお母さんは子供心にも綺麗な人だった。山本君にはお父さんがいない。父親が山本君のお母さんに何かをするのは間違いないと思った。俺は運転手に山本君達を任せて、勉強があると嘘をついて遊園地から帰った。遊園地の最寄り駅から電車で三十分。自宅の最寄り駅から自宅まで十分。急いで家に帰ると御勝手からこっそりと家に入り、父親の部屋に静かに近づいた。部屋の扉がいつも通り少し開いていた。「本当に、本当に利息をまけてくれるんですね?」荒い息とともに女性の声がして、俺は部屋の中を覗いた。正面に両手を縛られて、素っ裸で天井の梁に吊り下げられている山本君のお母さん。大きなオッパイが揺れ、脂ののった腹が波打ち、体を隠そうとするかのようにくねらせていた。「私を満足させれば今月の利息はいりませんよ」山本君のお母さんの前に床に腰を下ろした父親がいた。素っ裸で両手を縛られて吊り下げられていた山本君のお母さんは、父親の言葉に顔を上げて目を閉じた。「アキコは男に飢えてるの・・・・・・夫が死んで三年セックスしてません。だから、アキコを抱いて・・・・・・」(山本君のお母さんの名前はアキコなんだ)変な感想を持ったのを覚えている。それとアキコさんの裸と父親の後頭部。「そんなお上品な言葉で私が喜ぶと思いますか?」「わからないんですどう言えばいいのか。こんな格好にされて・・・・・抱かれる覚悟はできていたのに・・・・・恥ずかしくて・・・・・」アキコさんはまっ赤な顔をうつむけた。父親は立ち上がると、アキコさんの耳元で何かを囁いた。途端にアキコさんは顔を上げて、「言えません!そんなこと言えません!」と叫んだ。「じゃあ利息を払ってもらいましょう」父親はアキコさんの両手の繩をほどこうとした。「待ってください、待って・・・・・・」「言うんですか言わないんですか?」「言います・・・・・・」アキコさんのその一言まで五分くらい時間がかかったかもしれない。再び父親はアキコさんの前に腰を下ろした。「アキコはチンポに飢えてるの。粗チンの旦那では満足できず、マンズリばかりしていたの・・・・・・」アキコさんが悔しそうに泣いているのはわかった。「お願い、アキコの飢えたマンコに大きくって太くって、固いチンポを入れて。チンポでアキコのマンコをズブズブして」(この人もやっぱり言うんだな)それはもっと幼い時から何度も何度も見た光景だった。色んな女性が父親に恥ずかしいことを言わされて、狂っていく姿を。父親は立ち上がると浴衣を脱いだ。「うそ・・・・・・」父親はゆっくりとアキコさんに近づいた。「無理無理、入らない入らない・・・・・・」ズブッという音がした気がする。「痛い!入れないで、お願い!痛い!痛いの、お願い入れないで!」父親は根元まで入れてもすぐには動かない。アキコさんと唇を重ねたり、首筋に舌を這わせたり、耳を甘噛みしたり、大きなオッパイをゆっくりと揉み上げながらその頂点を指で転がしたり。そのうちにアキコさんから吐息が漏れ、ゆっくりと腰を振りだした。「イクッ、イクッ、イキます!」絶叫するアキコさんを見ながら、俺は心のどこかで女性を見下していた。この年になって、誰かに俺の異常さとなぜ異常なのか言い訳がしたくなり、投稿しました。また投稿させてください。金融業を営んでいた父親は借金を盾に女性達をオモチャにしていました。その様子を幼い頃から見続けた私は女性を蔑むようになりました。また、父親から金融や法律、経営を幼い頃から叩きこまれた私は子供でありながら、同級生を「ガキ」と蔑むところもあり、同級生も先生もなんとなく私から距離を置いていました。小学校五年生になった時、新しい担任の先生は転任してきたばかりの女性でした。当時人気があったアイドルに似ていたことから、「マコ先生」とあだ名をつけて同級生は呼んでいました。八重歯が可愛い笑顔の先生。けれど私は女性というだけで、先生を蔑んでいました。先生はやたらと私に声をかけてきて、何かと私を構いました。そんな先生が鬱陶しく、私は逃げていました。ある日、とある事情で宿題をしなかった私は放課後に居残って宿題をするように先生に言われました。職員室前の公衆電話から父親にそのことを伝えると、「わかった。担任の先生の名前は?」とだけ聞かれました。放課後の教室で先生と二人っきりで宿題をしていると、先生がやたらと話しかけてきます私にとっては鬱陶しい限りです。「お母さんは?」「五歳の時に死にました」先生の問いにそう答えると、先生は静かになりました。私は宿題が終わり、ノートから顔をあげて、「先生終わりました」と告げると、先生は涙を流していました。今でも本当に今でもわからないのですが、突然、私の目から涙が流れたのです。先生は私に近づき、私を抱きしめると、「えらいね、えらいね」と言いました。慟哭というのでしょうか、私は声を上げて泣きました。抱きしめられた先生の胸に顔を埋めて、先生の胸から花のような香りがしたのをはっきりと覚えています。翌日から私は変わりました。先生から逃げなくなり、休み時間には父親から読めと渡されていた本も読まず、同級生に話しかけ、同級生と遊ぶようになりました。それでも授業が終われば速攻で帰り、父親や父親の秘書から金融、法律、経営などを叩き込まれる日は続いていました。一番の変化は学校へ行くのが楽しくなったことです。でもそんな私と対象的にマコ先生から笑顔が減り、私に話しかけることもなくなっていきました。そして、夏休みを迎えました。毎年夏休みになると、父親に連れられて別荘に行きました。一番近い隣の家まで歩いて二十分はかかる別荘は私にとって刑務所のような所でした。朝から晩まで徹底的に父親や父親の秘書から、普段の金融、法律、経営はもとより靴の選び方、テーブルマナー、酒の飲み方など大人の勉強をさせられます。「夜は部屋から出るな」その年の夏休み、父親が初めてそう命じました。そう言われると出たくなるのが人情です。けれども、父親が恐ろしかったので私は言いつけを守りました。でも、夏休みもあと一週間で終わりという夜、私は部屋を出ました。部屋を出ると廊下の灯かりを頼りに私は進み、階段まで来ました。階段の灯かりもついており、私は一階へ、その先の地下へと続く階段の灯かりに導かれるように私は地下に降りました。地下の廊下の突き当たりに扉が少し開いた部屋があります。私は部屋に近づき、中を覗きました。「お、お願いです。もう、もう許してください・・・・・・」「許しを乞う言葉を忘れたか」父親の声でした。今まで聞いたこともない冷たい声でした。「ごめんなさい。私は淫乱、変態のメス豚でありながら、偉そうなことを言いました。どうか許してください」ハァハァという吐息という吐息とともに聞こえた声に、俺は心臓が止まりそうになった。「お願いです。イカせてください。我慢できないんです。イカせて、イカせて・・・・・・」「お前の名前はなんだった?」「私はマコ先生ではありません。マンコ先生です」「先生?マンコに電コケをくわえ、マン汁を垂らしているお前が先生?」「ああ、ごめんなさい。私の名前はマン汁マンコ。イキたいだけのマン汁マンコです!!」裸の父親の後姿。その向こうにおそらくマコ先生がいる。俺からマコ先生は見えなかったが、先生の姿は今までの女性達の姿から想像はついた。素っ裸で四這いでケツを高く掲げて、マンコに動いていない電動コケシ(バイブ)を突っ込まれて、与えられない動きを求めて、気も狂わんばかりだろう。「どうすればイケるんだ?」「マンコのコケシを動かして!!!」「動かすのか」「ちがう!抜かないで!!抜いちゃいやぁーーー」父親は腕を伸ばして先生のマンコからバイブを抜いたのだろう、先生の悲しそうな吐息が漏れた。「どうして・・・・・・」「電コケより、もっといいものをやる」父親が大きな声で俺の名を呼んだ。「入ってこい」催眠術にでもかかったように俺は部屋の中に入った。父親は俺の姿を確かめると、「見るがいい」と言って、横にのいた。素っ裸で犬の首輪をつけられて、首輪から伸びた鎖を父親の右手に握られている女性。顔を伏せて荒い息を吐き、ケツを高く持ち上げて、白い肌を晒している女性。「これがおまえが惚れた女だ」父親は女性の髪を左手で掴むと、女性の顔を俺に向けた。焦点の合わない目で正面を向いた女性は紛れもなく、マコ先生だった。「マン汁マンコ。しっかり前を見ろ」先生の目が俺と合った。「イヤァ!!!!!!!」絶叫する先生。固まる俺。「ちゃんとご挨拶しろ」鎖を引っ張る父親。「許して!!!お願い許して!!!」叫ぶ先生。「許せるものか。マン汁マンコ。おまえは俺の後継者を破滅させようとしたのだからな!」底響きするような父親の言葉に、俺は先生のことよりも、父親が俺を愛してくれていると感じた。奇妙なことだが、後継者と言われて父親に生まれて初めて認められた気がした。「おまえも女の扱いを覚えろ」俺は先生の前に立った。泣きながら震えている先生の前に。「借金女、おまえの借金はいくらだ?」泣いて震えるだけの先生に俺は言い放った。答えない先生。俺は右手で髪をつかみ、先生の顔を上げると左手で先生の頬に思いっきりビンタをくれてやった。「答えろ!!」「・・・二千万です」「男に使ったのか」「違います。父の連帯保証人になっていて」俺は幼い頃から、父親の女の扱いを散々見てきた。どんなに取り乱した女もビンタをされると正気に戻ると知っていた。「さて、二千万の利息分俺を満足させてもらおうか」「お願い、やめて、こんなことやめて、あなたはまだ子供なのよ」「その子供の前でイカせてとおねだりしたのは誰だ?あー!?」俺は髪を掴んだ右手に力をこめた。苦しそうに先生が呻いた。「オヤジに習った挨拶をしろ!!しろよ!!」教え子に怒鳴られた先生。どれほど惨めだっただろう。どれほど悔しかっただろう。そして、その惨めさを受け入れた時、先生は静かに決然と言った。「私は淫乱、変態メス豚マン汁マンコです。チンポが好きで好きでたまらない、汚いメス豚です。汚いマンコ、汚いケツの穴を使って利息を払わせていただきます」先生の目から涙があふれた。気づくと俺も涙を流していた。涙の理由はわからなかった。「マン汁マンコ。おねだりのポーズ」俺は父親の真似をして、先生に命じた。先生は四つん這いから体を起こし、あおむけに寝ると、両手で膝の裏を持ち足をM字に開いた。「汚いマンコをいじってください」「汚いものは触りたくない」「お願いします。汚くて臭いマンコですがいじってほしいんです」俺は父親がいつもするように、マンコに顔を近づけた。「臭い臭い。マン汁とザーメンの匂いで吐きそうだ。掃除してやる」俺はそばにあった父親が使う道具の中から、豚毛の歯ブラシを取り、先生のビラビラを撫でると先生が吐息を漏らした。「掃除しやすいようにマンコを広げろ」と言うと、先生は両手でビラビラをぐいっと広げた。マンコの頂点に突起がある。父親がクリトリスと言っていたものだろう。これに触れると女はおかしくなっていくことを俺は知っていた。クリトリスを豚毛でやさしく撫で続けた。「あ、あ、あ、あ」先生の吐息が荒くなっていく。「お願い、我慢できないの」「なにが我慢できない?」「意地悪言わないで、お願い」悶える先生の乳首を俺はひねった。貧乳が揺れて、「痛い。お願い、許して」「何が我慢できないか言え!」「マンコです!マン汁マンコのマンコがイキたくって我慢できません!」「イカせて欲しかったったら、どうすればいいかわかるな」父親の口調をそっくり真似た。先生は顔を横にそむけたが、起きあがり、俺の浴衣の前を広げてパンツを脱がせた。先生が驚きに目を見張り、息を呑んだ。その時はわからなかったが、大きくなって知ったのは俺は生まれてすぐにチンポの皮を切り取られていた。父親が大金を払って、医者に生まれたての赤ん坊の包茎手術をさせていたのだ。俺のチンポに舌をはわせ、むしゃぶりつく先生。はちきれそうに勃起した俺は口からチンポを抜くと、マンコに突入した。「イクの、イッちゃうの、先生、イッちゃうの」先生の叫びに俺は腰を止めて、先生の耳元でささやいた。先生は一瞬顔をひきつらせたが、「イカせてください。子供におねだりする飢えたメス豚。みじめなメス豚をイカせてください」「イクの!!イッちゃうの!!!」俺はメス豚のマンコに精液を吐きだした。こうして、俺は父親の後継者としての一歩を踏み出し、懺悔したいことだらけの人生を歩き始めた。 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