牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-06-14 12:51
私の妻は男性を私しか知りません。
処女のまま私と付き合い結婚したのです。
男性経験一人なんですね。
なかなか奥手なたちで、フェラチオも自ら進んでする事もありません。
しかし、まだ開発の余地があると垣間見れるのです。
あれは確か、最初にフェラチオを教えたのは処女喪失の2週間後、 彼女が21歳のときです。
ラブホテルのベッドがあまりにも柔らかかったので、床にバスマットを敷いて教えることにしました。
彼女はバスローブ姿でマットの上に跪いています。
期待しているけれどもちょっと怖いようで、緊張した笑顔です。
私は前を開いて、目の前に立ちました。
「大きすぎるよ」と、彼女。笑みが消えます。
私も若かったので、そのときすでにびんびんだったんです(笑)。
天井を向いているモノをじっと見つめています。
そして両手を私の腰にかけて、私の顔を見上げました。 私が目で合図をしてうなずくと、彼女は先っぽを口に含みました。
「ぺろぺろキャンディーみたいに、チュバチュバしてみて」 というと、唇で包むようにしながら、口から出し入れしています。
時々歯にあたります。
「手で袋を包んで。」
「筋を舌でなぞって。」
「先っぽを舐めて。」
そんな要求に健気に応えています。
「止めていいよ」
「気持ち良くないの」
そんなことないよ、といいながら抱きしめて、 彼女のバスローブを脱がします。
戸惑いながらも彼女の顔に笑顔が戻りました。
全裸になった彼女をもう一度抱きしめてキスをし、 バスローブの腰紐を手に取りました。
「なぜ目隠しをするの」
「フェラをするときは、たいてい暗がりの中だろう」
「そっか」
素直に目隠しをされている間に、私は鞄を手元に寄せました。
「はい、もう一度始めるよ」
全裸で跪いている彼女の口に、小指を入れました。
「ずいぶんちっちゃくなっちゃたねぇ~」
笑いながらも、さっき教えたとおりに口を動かしています。 その間に鞄を開け、中からロープを取り出しました。
「うまいうまい、もう逝きそうだから抜くね。」
「はあい」
よっぽ可笑しかったらしく、まだ笑っています。
「はい、本物」
ペニスを手のひらの上に乗せました。
「やっぱりちっちゃくなってるね。」
また腰に手を掛けて口に含んでいます。 両手が開いたので、ロープを伸ばし半分に折り、結び目を四つ作りました。
フェラチオにも慣れてきて、チュバチュバといやらしい音を出しながら上体を動かしています。 少し興奮しているらしく、顔がピンク色に染まっています。
私のほうも先ほどと同じぐらいにまで回復しました。 首の動きを牽制するようにうなじに手をやり、口から外しました。
彼女は少し息を切らしながら「どう?」と訊いてきます。
「とってもいいよ、最高だ。」抱きしめて、 耳元で「がんばったね」と言うと、無言でうなずきました。
しばらくそのまま抱きしめ、いつもセックスを始める前にそうするように、ディープキスを始めました。
激しく絡みつかせる舌使いで、求めてきていることがわかります。
口を外し、頬にもう一度キスをして、 ロープの輪を首に通しました。
「何をするの、怖い」
「大丈夫。痛くしないから、心配ないよ」
もう一度軽く抱いてロープワークに入ります。
胸の谷間に結び目が来ないように、首の後ろの輪の長さで調整します。
「ネックレスみたいだよ」と話し掛けましたが、返事はありません。
彼女はただ、軽くうなずくだけです。
それから足を少し広げさせ、股の下からロープを通し、靴の紐を編むように体を縄で包みました。 最後の結び目をつけるときにちょっときつめに引いたので、
「うっ、」と言う声を上げています。
「大丈夫?、痛くないでしょう。」やはりうなずくだけです。
半月前まで処女だった女の子が、 亀甲縛り姿で目の前に跪いています。
手足は完全に自由ですが、 心の中は縛られている気分でいっぱいなのでしょう。
紅潮した肌と荒い息遣いが物語っています。
「綺麗だよ」
「ありが、とう」少しうつむきながら応えます。
「もう一度、お願い」
再び咥えさせると、今度はゆっくりと、 丁寧に舐めています。
彼女にとってのペニスの存在意義が変わったかのようです。 愛しいものを愛撫するように、優しく扱ってくれます。
ふわふわとマシュマロの中で圧迫されたあとで、濡れた絵筆で塗られるような感じです。
危うく逝きそうになる寸前、 手をとってペニスを外しました。
彼女はすっかり興奮しているようです。
肩で息をしています。両手の指を組ませ、 手首をもう一本のロープで縛りました。
そのとき「ああっ」と言う喘ぎ声が漏れたことを覚えています。
天井にある吊り下げフックにロープを引っ掛けます。
彼女に「立っていいよ」と声を掛けます。
ちょっとよろめきながらも立ち上がりました。 ロープを引っ張ると組んだ両手が上にあがります。 ちょうどつり革の高さぐらいでロープを固定しました。 縄の間から突き出している形のよい乳房の先端には、 すでに硬くなっている乳首があります。
「綺麗だ、この姿が一番綺麗なんだよ」
そう耳元でささやきながら、両乳首をダイヤルのように回します。 口をぎゅっと結んで声を我慢していますが、 一瞬背中がぴんと伸びて、確かな反応を感じます。
股間に手をやると、もうすでにロープが湿っていました。 ロープを掻き分けて中に指をやると、 ぐっしょりと濡れています。
まだ我慢をしているので「声を出していいよ」と言うと、 「あ」と、遠慮がちに喘ぎます。
クリトリスの愛撫に入ると彼女の声はだんだん大きくなりました。
体の姿勢も尻を突き出すような形になり、手首を縛っているロープで吊られているような状態です。
しばらく続けると、彼女は声を出さなくなり、 荒い息遣いしか聞こえなくなりました。
その頃に手首が紫色に変色しているのに気づき、 手首のロープを外します。床にへたり込もうとする彼女を何とか支え、 ベッドに座らせます。亀甲縛りのロープを外すと、やっぱり縄の跡が出来ていました。
「やっぱり、痛かった?」と聞くとうなずきます。
泣き声も聞こえます。
目隠しを取った途端、彼女が抱きついてきました。
「私のこと、離さないでね、お願い、離さないでね。」
それからじっと抱きしめてあげました。
今でも抱擁するときは、常にこのときの延長線上のような気がしています。
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