牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
妻の浮気した相手は34歳独身者。きっかけはご近所の仲良しさん達とのホームパーティー。たまには旦那連中も呼ぼうとなったらしく急遽参加。3組の夫婦と、主催夫妻(場所提供夫妻)の友人単独男性2人と単独女性一人。 単独男性Aとは以前より面識は有ったらしく、パーティーではAと妻は良く話していました。なんとなくに怪しさを感じたもののその場は和やかに。会も進み皆、大いに酔う中で比較的お酒は強い私は一人冷静。大きなロングソファーに4人で腰掛けている妻とAと他夫妻。Aの手が妻の腰にさり気なく周っており、他人に判らぬように小さく小さく拒んでいる妻。お酒の勢いも手伝い少々調子に乗っている程度だと思い、気付かぬフリをする私。私は、決してもてる方ではないですが、当日は何故か話題の中心が僕になりチヤホヤされる場面も有りました。その状況に妻も嫉妬ではないにしろ面白くない様子。そんな状況下、腰の下のほうに手が回っているにも拘らず、いつの間にか妻が拒まなくなっていたようでした。更に場は盛り上がっており、Aの数々の失恋話に話しは移行。そこで、参加女性の一人がポツリ。”M子(妻)のアドバイスが悪かったんじゃなかったの”と一言。妻は一瞬顔つきが変わりました。もちろんそこを見逃さなかった私。盛り上がる話の内容から妻はAから相談を受けていたらしい事が発覚。その後、皆大胆になりTシャツ一枚や下着が浮いているような薄手の服装で酒を飲み続けるメンバー。Aの目線は妻の大きめな胸元や太ももをチラチラ見始めます。僕は僕で奥様方からお酌を頂き、両サイドに女性がいる状態。妻と私は何処と無くお互いを見せ付けるような偶然にも配置になる。しかも妻の目は完全に酔っ払らっている感じです。気のせいか、妻はAに胸元や太ももをわざと見せ付けるような体勢になります。AはAで、私に一度だけ奥さんに膝枕してもらってもいいですかっ!?と調子に乗る始末。周りは、寂しい男なんだからそのぐらい多めに見てやれーとノリノリ。単独女性が私に、”だったらHさん(私)は私の膝枕で寝る?”と言われる始末。Aは妻の膝に手を伸ばし、いつの間にか爆睡。妻も拒むでもなくそのままにしております。途中、1組の夫婦が帰り我々もと申し出るが主催者夫妻にもう少し飲んでけ、泊まって行けとしつこく引き止められ妻も満更ではなさそうなので結局酔うつぶれそのまま、雑魚寝する事に。皆、相当飲んでおり気が付くと其々ダイニングで完全に寝入っている様子。私も少々寝入っていた様です。私の隣には単独女性がいびきをかいており、その隣にはもう一人の単独男性が。もちろん二人とも熟睡状態。主催者夫妻は隣の部屋で寝ている模様。その奥のソファーの陰でモゾモゾ動く気配あり。妻とAです。ソファーの下より覗き見るが背中を向けて何やら拒んでいる様子。妻は、絶対にダメ!!と小さな小さな声でもがいてる。二人とも服を着ている様であったがAの片手は後ろから抱きかかえる様に胸に伸びているのが確認できます。何故その場ですぐに飛び出さなかったのか不思議ですがついそのまま寝たフリをしてしまった私。その後30分位はたったでしょうか・・・。拒み続けていた妻もいつしか無言に。妻も起き上がって場所を変えるなり私の横に来るなりすれば良さそうな物、もがき拒む割には移動しない様子。その後、後ろから羽交い絞めにされている体勢のまま、首を後ろに回され、アゴをつかまれ、唇を奪われてしまいました。私は硬直状態のままです。その後、チラチラと私の事を確認しては唇を重ねていきます。最初はしっかり口を閉じていた妻もうっすらと唇を開き始めています。Aの片手はTシャツの上から妻の胸を鷲掴みしており激しく後ろから揉んでいます。妻は胸を掴んでいる手を形ばかりに払おうとしてますが、息は乱れている様子であり気持ちはすでに受け入れているような弱々しい抵抗。次第に妻の力が抜けたのでしょうか、Aが体勢を入れ替え妻に覆いかぶさっていくのが伺える。チラッと二人して私の寝具合を確認したかと思うと、Aは舌を伸ばしはじめ、妻の口の中にゆっくりと舌が消えていきます。妻も受け入れたようで口元からはツツーと唾液が流れている様子。口をお互いに大きく大きくあけ、貪るようにお互いの舌を吸い上げてはじめ、唾液は入り混じってそれだけで女の全てを奪われている様な激しいキスです。もちろん私は愕然としうつ伏せのまま覗き見るのみで我ながら情けない。その後、お互いの口をゆっくり離し、小さな声で何やら話しています。“今回だけで私を忘れてくれる?”と妻“ウン”とA“決して連絡してこないで”と妻“判った”とA此処から先は何かコソコソと話していたが旨く聞き取れず・・・。“じゃー、一回だけだけど受精してあげようか?”と妻がはっきり言いました。もーどうにかなりそうなのをこらえつつ妙に興奮している自分がいます。そして男と女の交じり合いが始まりました。Aは妻の下着を取り払うとうつぶせの下半身に顔をうずめ、妻は腰を浮かしています。どの位舐め回していたのでしょうか。うつぶせに寝たままの体勢でスカートをめくり上げ、後ろから挿入をしました。妻はジッと目をつぶっているようですが表情は良く見えませんでした。時折、い吐息が漏れるも腕で口元を押さえ懸命に声を押し殺しているのでしょう。お尻を押しつぶすように深々と出し入れをする度に妻の体は揺れています。やがてAが“んんっ”とうめいて動きが止まったので絶頂を迎えた様子。お互いに深いため息が洩れて二人は重なったまましばらく動きません。妻が”感じたわよ、でもこれでおしまい”とトイレに立ち、しばらくして戻ってきて私の近くで横になりました。Aはそのまま家に帰った様子で立ち上がったきり戻って来ませんでした。翌朝、何事も無かったように友人に挨拶を交わしていましたが、妻はすぐにシャワーを借りておりました。自宅に帰り、さりげなく”楽しかった?”と聞くと妻は”ウーン別に・・・。飲みすぎちゃうから、もーいいかな”と・・・。それからホームパーティーの話しは出ておりませんが如何なものでしょう。その後の妻を信じ、気付かない振りを通し、通常と変わらず生活しております。 ←クリックでランダムの記事が表示されます
なし
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