牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-06-14 01:19
54歳の会社員の俺は、24年前に3歳年下の元妻陽子と僅か3年半の結婚生活に終止符を打った。
結婚して2年、俺は親父を亡くし、陽子は一生懸命嫁としてやってくれたが、お袋がわがままを言い過ぎて陽子を困らせ、親父の四十九日が終わった後に流産した。
「孫も産めない役立たず。」 と罵られ、俺が仕事でいない間にアパートに訪ねてきて、陽子に息子を誑かしただの難癖をつけていた。
陽子は耐え切れず、泣きながら俺に別れを告げ、俺も、陽子をお袋から解放してあげたくて離婚に応じた。 まだ27歳だった陽子は150cm+αの小柄でお淑やかな美人、不幸が男を虜にするタイプで、離婚から2年で再婚した。
「全く尻軽な女だね。サッサと再婚しやがった。バカ女め!」 と、お袋は怒り狂った挙句、高血圧で倒れて、半年後に亡くなった。 律儀な陽子は元義母の葬儀に訪れ、涙を流す優しい女だった。
俺はお袋が亡くなった2年後、35歳で28歳の女と再婚した。 婚約者が少女買春で捕まるという経験の持ち主で、数年間男性不審だったが、お互いの知人の紹介で会った。
名前が洋子と聞いた時は戸惑ったが、年齢も考えて、試しに付き合ったら気が合って、交際1年で結婚した。 洋子も小柄だが元妻陽子より5cmくらいは背が高く、元妻陽子よりは細くなく、童顔の可愛いタイプでいかにも少女買春男に好かれそうな感じだった。
陽子と全く違うタイプの洋子は、何をするにも明るく前向きで、セックスもまるでスポーツでもするかのように明るく、性に後ろめたさや隠し事が全く無くて、結婚前、口説いた時も、
「そうね、結婚を前提とするなら、試しておくべきだよね。」 とアッサリ応じて、
「知ってるでしょ、前彼はロリコンだったの。それで暫く男の人を避けてたから、こういうことするの3年ぶりなんだ。あ、因みに私は初体験19歳、前彼が2人目、だからあなたは3人目の男性。今のうちに言っておくね。」
テキパキ脱いで、サッサとシャワーを浴びて、全裸を隠すこともなくベッドに座り俺を待ち、後ろから抱き着いて陽子より大きな乳房を揉んで、キスして、横になったら両膝を手で持って広げ、クンニを要求されたので遠慮なく恥ずかしい穴を拡げて、敏感な豆をレロッた。
「ああ~~ん、ああ~~ん」 と感じるままに喘ぎ、上手なフェラのあと、ゴム付き挿入にも、
「ああん、ああん、あん、あん、あ、あ、あ、あ…」 と実に素直にヨガていた。
そんな洋子との結婚生活も19年、一人娘も大学受験生になったつい先日、仕事で訪れた市役所で陽子に再会した。
「陽子…お袋の告別式以来だな。」 「ご無沙汰です。お元気でお過ごしですか?」 「ああ、今日はどうした?」 「ええ、母が亡くなったので、相続手続きに必要な母の改製原戸籍を取りに…亡くなったの一昨年なんだけど、つい…」 「そうか…」 「少し話せないか?」 「今は…午後なら空くけど、お仕事でしょ?」 「それなら、午後1時までここに来なかったら帰ってくれ。何とかする。」
俺は午後に休暇を取って、市役所へ向かった。 陽子を車に乗せて、街を離れた。 昔よくデートした桜並木の堤防の公園の駐車場で、24年前の事を詫びた。
「ううん…あなたは私を守るために自由にしてくれたの、わかってるから…」 「俺、お前の事、今も心の隅っこで愛してるんだ。やっぱりいつまでも忘れられないよ。」 「ありがとう。でも、もう、忘れて…私、夫が今年で定年になるから、夫の故郷についていくの。ここからは、だいぶ遠いところ…だから、相続もちゃんとしないとって思って…」 「最後に、もう一度抱かせてくれないか?俺、お前と、ちゃんとお別れ出来ていない気がするんだよ…」
懐かしい小柄な体、昔、一時は俺の物だった51歳の陽子の恥ずかしい穴は、他人の物になって22年、すっかり黒くなってしまっていたが、敏感な豆はピンクのままだった。
5分、10分、15分…いつまでも舐めていた。
「ああん…あ、ああ…相変わらず…あ…舐めるの好きね…ああ…」
最近に無くギンギンとそそり立つ俺を見て、
「まあ…若いのね、あなた…奥さん、幸せね。」
そういいながらする陽子の上品なフェラを懐かしもうかと思ったが、激しい吸引をされて、今の亭主の仕込みに妬けた。
「生で、いいかな…」 「ええ、良ければそのまま中に…」 「ホントか…」
生のまま元妻陽子の蕩けた穴に入れると、ヌプッと愛液を圧縮空気が通過する音がした。 24年ぶりの密着、小柄な細いからだが艶めかしく泳ぎ、洋子と違って、ヨガることを恥じて耐えていた。
「う、く、くく、うううう~~~~ううあ~~」
耐え切れずヨガり声をあげる陽子に、俺も耐え切れずドピュドピュと陽子の体内に精液を噴出した。 恥ずかしい穴を黒く囲むヒダに、俺の精液が溢れて流れた。
「これで私も、あなたと本当のサヨナラができる…」
陽子の呟きが聞こえた。
陽子を駅まで送った。
「もう、会えないと思うけど、だからこそもう忘れてね。大事な奥さん、いるんでしょ。」
俺の左薬指をチョンとつついて言った。
「ああ、お前もな。ダンナの故郷はどこかは聞かないよ。じゃあな、達者で暮らせよ。」 「ありがとう。さようなら…」
以前、元妻シリーズをこの板で読む時、陽子の事を思い出していたが、まさか、陽子が主人公の元妻シリーズを投稿することになろうとは思わなかった…
長文、失礼した。
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