友人のご主人と 1_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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友人のご主人と 1

15-06-14 01:19

私は、地方都市に住んでいる48歳の女性です。名前は、瞳といいます。子供はすでに独立し、今は一人暮らしです。主人とは、子供が小学生の時に離婚しました。

子供に手がかからなくなった今の私の楽しみは、マラソン大会参加です。
きっかけは、スポーツクラブで知り合った私より少し年下の由紀子さんという女性から誘われたからです。

由紀子さんは、35歳ぐらいから走りはじめ、今ではフルマラソンを4時間以内で走るほどの本格派です。私も3年ほど前から大会に参加するようになり、今では、毎月あちこちの大会を走るほどマラソンにはまっています。

以前は、由紀子さんと二人で大会に参加していたのですが、最近では由紀子さんのご主人、正幸さんもマラソンを始め、3人で大会に参加するようになりました。

ご主人の年齢は、私より2つ上だったと思います。そのご主人は、今まで大会には参加していなかったのですが、ほぼ毎日ジョギングをして、大会に出場しても由紀子さんより早いタイムでゴールするのですからビックリです。
高校生の時、陸上部で長距離を走っていたそうで、ブランクはあったとしてもさすがです。


その出来事がおきたのは、去年の11月下旬。街路樹の枯葉もほとんど舞い落ちた冬間近のころでした。

私達の住む町から、車で2時間ほどの所にある海沿いの町でのハーフマラソンの大会に参加する日の朝、いつものように自宅で二人を待っていると由紀子さんから電話がかかってきました。





「おはようございます。細田です。由紀子です。瞳さん、ごめんなさい。私、熱が出ちゃって、今日、無理みたい。悪いけど、主人と二人で行ってくれない?」
「えっ~、そんな~。困るわ・・・・」
「ごめんなさい。もう主人、瞳さんの家に向かったから。ごめんね!!」

そんなことで、ご主人と二人で参加することになってしまったのです。早朝から夕暮れまで二人で過ごすのですから、知らない人ではないにしろ不安でいっぱいでした。

そしてご主人の車の助手席で、今までに参加した大会のことや今日のコースのことなど話しながら会場近くの駐車場についたのは8時頃でした。いつもは、助手席には由紀子さん、私は後ろの座席にですので、いつもと違う感覚で何だか落ち着きませんでした。

スタート時間が10時ですので、時間は十分あります。まず、受付を済ませ、ゼッケンと参加賞のTシャツを受け取り車戻りました。

「まだ時間ありますね。着替えてから軽くアップでもしましょうか。」
細田さんが言いました。
「はい。そうですね。」
「あっ、そうか。僕、車の外にいますから、着替えてください。」
「でも、寒いから中にいてください。私、後ろで着替えますから大丈夫です。おばさんの体なんか見たくないでしょう?」
「あれ、瞳さん、僕が熟女趣味なの知らなかったんですか?特に瞳さんみたいなスリムな熟女がね・・・。」

私、そんなこと言われてドキッとしてしまいました。

「もう・・・、バカなこと言わないでくださいよ。由紀子さんに言っちゃいますよ。」
「あっ、はっ、はっ・・・、それはまずいね。言わないでね。」
「こんなこと話せません。細田さん、紳士だと思っていたのに、見方変えなきゃ。」
「あっ、そうなんだ。でもその方が気楽でいいや。」

でも、こんな会話で、私は二人の距離感が少し近くなったような気がしました。

そして、私は、車の後ろの座席に移動しました。細田家の車はミニバンなので、着替えるには十分のスペースがあります。まず、受付で渡されたゼッケンをTシャツに付けました。それから、ウインドブレーカーの上着を脱ぎ、その下のトレーナーも脱ぎ、素早く、Tシャツに着替えました。
ランニングパンツは、家からはいてきましたので、これで着替えは終わりです。ほっとして前をみると、車のバックミラーに細田さんの目が映っていたような気がしたのです。

えっ、まさか・・・。
「着替え終わりましたよ。」
気まずい雰囲気になるのもいやでしたので、私は何事もなかったように言いました。

「あっ、そうですか。じゃ、僕も着替えさせてもらいますよ。」
そう言うと、細田さんは運転席から外に出て、後ろの座席に移動して来ました。私は、助手席に移動して、着替えるのを待ちました。

後部座席から着替えの音が聞こえます。私は、着替えている様子を想像してしまいました。細田さんも私の着替えを想像していたのかもしれません。もしかしたら、バックミラーで見ていたのかしら・・・。ブラジャーと胸の谷間が見られていたのでしょうか・・・。

「軽くアップしましょうか。」
後ろから声をかけられ、はっと我に返りました。
「あっ、はい。そうですね。」

そして、10時。号砲とともにスタート。
私は、1時間55分で、2時間切りの目標達成。ゴール地点では、細田さんが待っていてくれました。

「お疲れ様!!目標達成だね。」
「ありがとうございます。お疲れ様でした。どうでした?」
「1時間31分だったよ。まずまずかな。」
「さすが、早いですね。賞状もらえるんじゃないですか?」
「だめだめ。もっと早い人が何人もいるから。」

それから、車に戻り由紀子さんの携帯に結果報告。まだ辛そうでした。

「なるべく早く帰るからね。」
私がそう言うと

「せっかく海の近くまで行ったんだから、おいしいお魚でも食べてゆっくり帰って来てください。」
由紀子さんは、気を使ってそう答えてくれました。

そして、私は、着替えるため車の後ろの座席に移動しました。さすがに全身汗だくです。Tシャツを脱ぎ、ブラジャーを取り、タオルで汗を拭います。そして着替えのブラジャーを付け、トレーナーを着ました。

次に、汗で湿ったパンティーを脱ぎ、タオルで下半身の汗を拭いました。それから着替え用のパンティーをはきました。着替え始めから終わるまで、後ろ座席の中央、細田さんが座っている運転席前のバックミラーから見えるかもしれない位置で・・・。
ちょっとしたいたずら心だったんです。

「着替え終わりましたよ。」
「あっ、う、うん・・・、じゃ、僕も着替えます。」

明らかに、細田さん、様子が変でした。私って悪趣味かしら・・・。瞳さんみたいな熟女でスリムな女が好みなんて言うから・・・。

その店は、国道沿いで海が見える所にありました。

「いい店、ご存知なんですね。」
「うん。ネットで調べておいたからね。美味しい魚ときたら、美味しい日本酒がほしいところなんだけれど、車だから仕方ないね。」

二人でお刺身の盛り合わせと焼き魚と煮魚と蟹汁をいただきました。海のない地域に住んでいる人にとっては、新鮮な海の幸が何よりのごちそうなのです。その時は、由紀子さんのことなど忘れていました。ごめんね・・・。

海の幸を堪能し、料理屋を出たのは、もう午後の2時半を回った頃でした。

「瞳さん、せっかくだから、少し海岸線をドライブしましょうか。」
「いいんですか?早く帰らなくても。」
「早く帰っても、熱が下がるわけでもないからいいですよ。それに食べる物は、何かあるだろうから。」

海岸線を走っても、冬の海は夏のようなにぎわいはなく、そこにはグレーのどんよりとした世界が広がっていました。でも、塩の香りと波音がマラソンの疲労が残る体に心地良かったのを覚えています。

「細田さん、運転つかれませんか?」
「大丈夫だけど、もうちょっと行くと公園があったと思うから、そこで車を駐めて海でも眺めましょうか。」

10分ほど走ると海岸線のすぐ近くに公園があり、そこの駐車場に車を駐めました。駐車場には海岸にすぐに出られる通路があり、二人で砂浜を歩きました。
「誰もいませんね。」
「そうだね。僕ら以外はね。夏は、賑わっているんだろうけど。」

しばらく、今日のマラソンの話などして砂浜を歩きました。
でもその時私は、違うことを考えていたのです。
着替えている時、細田さんに見られていたのかしら・・・。
私、あの時たしかに挑発していたかも・・・。
離婚してから、男性と関係を持ったことはあるけれど、最後は、4年前だったかしら・・・。
私、細田さんと・・・。そんなのだめ・・・。

「細田さん、寒くないですか?体、冷えてきましたね」。
「そうだね。もう薄暗くなってきたしね。車に戻りましょうか。」

駐車場に戻ると、そこに駐っているのは、私達の車だけでした。

そして、私が助手席に、細田さんが運転席に座りました。
そのまま車を出すのかなと思っていたのですが、細田さんが小声で話はじめました。

「瞳さんに謝らなければならないことがあるんです。」
「えっ、何ですか?」
「実は、見てしまったんです。」
「何をですか?」
「瞳さん、気付いていなかったですか?でも、正直に言いますよ。胸ですよ。裸のおっぱい見てしまったんです。」

「えっ、やだっ・・・、本当ですか?」

私は、細田さんの顔をみながら少し怒ったような表情で答えました。
しばらく沈黙がつづいたように思います。

「瞳さん、もう我慢できないよ!!」

細田さんは、興奮を抑えられない表情で私の体を引き寄せ、そして両腕で強く抱きしめました。

「だっ、だめよ・・・。」

次の言葉を発する間もなく、唇を合わされました。
「いっ、いやっ・・・。」

私の言葉は、細田さんの唇にさえぎられ、さらに舌を私の口の中に差し込んできたのです。

「アッ、ウッ・・・。由紀子さんが・・・。」
「大丈夫だよ・・・、二人だけの秘密にしておけば。」
「だめよ・・・、そんなこと・・・。」

確かに、海岸を二人で歩いている時は、変な想像をしていた私なのですが、それが現実になるとは・・・。
何とか、止めてもらわなければ・・・。

「ねえ、キスだけにして、お願い・・・。」

パニック状態の私の口からやっとの思いで出てきたのはそんな言葉でした。

「うん・・・。分かったよ。キスならいいんだね。」

私は、キスを受け入れるつもりで言ったのではなかったのですが・・・。

私が、拒絶していないと判断した細田さんは、助手席の背もたれを倒し、私におおいかぶさってきたのです。

「アッ、だめよ・・・。」

強く抱きしめられ、激しく、時には優しいキスが続きます。
あっ、どうしよう。私、感じている。
そして私も舌をからめ返していったのです。

キスだけと言ったのですが・・・。
気が付くと、細田さんの手が、わたしのトレーナーの裾から滑り込み、ブラジャーをとらえていたのです。

「だっ、だめっ・・・。胸はだめよ・・・。」
「そんなこと言ってもだめだよ。着替える時にわざと胸を見せて、僕を挑発してたじゃないか。」
「そんな事してないわ!!だめよ・・・。」

確かにあの時、細田さんを挑発していました。こうなることを求めていたのかも・・・。

そして、ブラジャーのホックが外され、乳房を直接さわられてしまいました。
「アッ、だめっ・・・、こまるわ・・・。」
でも、感じてしまう。どうしよう・・・。

「けっこう大きいんだね。」
「いっ、いやっ・・・、見ないで!!」

トレーナーがまくり上げられ、細田さんの目に乳房がさらされている。恥ずかしい。
さらに乳首を吸われ・・・。
その時私は、今が現実なのか夢なのか判断できないような、もうろうとした状態でした。
しばらくすると、駐車場に一台の車が入って来ました。

「あっ、車が入って来たわ!もう、終わりにして・・・、お願い!」

思わず私は我に返り、フロントガラスに背中を向け両腕で乳房を隠しました。

「さっきの車の人に見られたかしら。」

駐車場から車を出した後、しばらく沈黙が続いていましたが、何となく気まずい雰囲気に耐えられず私がつぶやきました。

「シートを倒していたから大丈夫だと思うよ。」
「そうね。それに知らない人ですしね。」

その後、何を話したのかよく覚えていないのですが、一時間ほど走った所で、私は由紀子さんに電話をしました。

「由紀子さん、佐々木です。瞳です。大丈夫?後、一時間位で着くと思うから待っていてね。何か、食べる物、買って行こうか?」
「瞳さん、ありがとう。適当に食べているから。それに薬も飲んだから大丈夫だと思うよ。」
「じゃ、待っていてね。あっ、それと今日は、ご主人ひとり占めにしちゃってごめんなさいね。あと少しでお返ししますから。」

そして細田さんに家まで送ってもらい、その日は別れました。

<続く>

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