女顔の悲劇 1_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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女顔の悲劇 1

15-06-14 01:36

僕は背も低く、男なのに女顔をしているので、昔からよくイジメのターゲットになっていた。と言っても、殴られたりといった暴力的なヤツではなく、性的なイジメの対象になることが多かった。

中学時代は、ヤンキーみたいな奴らのボス的なヤツに、目を付けられるというか気に入られてしまって、無理矢理口でさせられたり、逆に口でされたりした。
ホモじゃない僕は、ただただ気持ち悪くて吐きそうな日々だったけど、他の奴らからは一切イジメを受けなくなったので、だんだんとその環境に慣れてしまった。

それからは、開き直って早くイカせるために、テクニックを研究したり、視覚的に喜ばせて早くイカせようと、女性の下着を身につけてあげたりした。

男物の学生服がはだけて、ピンクのブラが見えたりするとたまらないようで、すぐにイッてくれて楽だった。でも、そいつもやり方がわからないのか、お尻に入れようとはしてこなかった。それだけは本当にありがたかった。

毎日のようにそいつとキスをしたり、口でしたりされたりしていたので、逆に女の子への憧れというか、彼女が欲しいという気持ちがすごく強くなった。


性のはけ口にされた3年間が終わり、高校に入ると、念願の彼女が出来た。可愛くもないし、スタイルがよいわけでもないけど、嬉しくて仕方なかった。





3ヶ月くらいでキスをして、やっとセックスが体験できると思っていた矢先に、中学の時のアイツが現われた。
「コイツ、俺のチンポくわえるの上手いんだぜw」
その一言で、やっと出来た彼女を失った。

違う高校なのに、そいつは毎日のように僕に会いにきて、図書館のトイレや、ショッピングモールのトイレ、色々なところでフェラをさせた。

そしてある日、そいつの家に呼ばれて、後ろの初めてまで奪われてしまった。色々とネットで研究していたみたいで、浣腸やシャワーを使ってお腹の中を綺麗にさせられて、女性モノの下着を身につけさせられた。

ベッドの上に寝かされて、後ろを奪われる恐怖に怯えていると、優しくキスをされた。舌が口の中を這い回り、嫌悪感がわき上がるが、
「のぞみ、好きだ、俺マジで好きだよ」
と、そいつにキスされながら言われると、不覚にもドキンとしてしまった。今までは、ただオナホがわりにされている感覚が強かったのに、こんな風に言われると、正直嫌な感じはしなかった。

女の子みたいな格好で、キスされながそんな風に言われて、嫌悪感以外の感情が目覚めていきそうだった。

そいつは、優しくキスをしながら僕の乳首をブラの上から触り始めた。今までも、嫌悪感を感じながらも、乳首を触られると気持ち良いと思ってしまっていた。
それが今は、いつものトイレとかじゃなく、ベッドの上で恋人同士みたいなシチュエーションで触られたからか、いつもの比じゃないくらい気持ち良かった。

ついつい、吐息を漏らしてしまうと、
「のぞみ、気持ち良いの!? 嬉しいな……」
と、そいつは嬉しそうに言った。そしてそのまま、ショーツの上からペニスをなぶられた。さっきからギンギンに勃起していたそれを握られて、また吐息が漏れてしまった。

僕のは体に見合って小さいので、勃起しても小さな女性モノのショーツからはみ出さない。それを、ショーツの上からまさぐられると、布の絡みつく感触なんかもたまらなく気持ち良かった。

「可愛い声出てるぜw 気持ち良いんだ?w」
そいつに言われて、興奮していた僕は、
「う、うん、気持ち良い……」
と、答えてしまった。その時の、嬉しそうなそいつの顔。一瞬、ドキッとしてしまった。

無理矢理口でされて、イカされたことも数え切れないくらいあるけど、射精しているのにたいして気持ち良くなかった。ただ嫌悪感と、逃げたい気持ちでいっぱいだったからだと思う。

それなのに、いまは凄く感じてしまっている……。
「可愛いぜ……好きだ……」
その言葉に、一瞬トキメキに似た感情を持ってしまった。そいつは、ショーツごと僕のペニスをくわえて来た。

そして、巧みに舐めて責めてくる。いつもとは違う気持ちよさに、また声が出てしまった。そして、ショーツをズラして直接舐め始めるそいつ。
「う、あ、あっ」
ついに声が出てしまった。

僕のその声に、嬉しそうに責め続けるそいつ。女の子の下着を身につけて、こんな風に責められている僕……気持ちまで女の子になりそうな気がした。

僕の小さなペニスを口でしながら、そいつは乳首まで触ってきた。自分でオナニーするときの、何倍も気持ち良いと思ってしまった。

「ダメ、ダメだよ、そんな、あぁ、出ちゃうっ! 出るッ! 雅治君! イッちゃうッ!」
僕は、そいつの名前を叫びながら、女の子のような声をあげてイッてしまった……。

僕のモノをゴクンと飲みながら、
「へへw いっぱい出たなw じゃあ、俺のも頼むわw」
と、雅治君が口の端を手の甲でぬぐいながら言ってきた。僕は言われるままに雅治君のズボンを脱がし、パンツも脱がせると、その大きくなったペニスを口にくわえた。

いつもみたいな嫌悪感もなく、自然に口にくわえていた僕……。
カチカチになったモノが口の中のあちこちに当たる感触と、雅治君の口から漏れる吐息に、変な気持ちになって行く……。

「もうダメだ、我慢できないって、入れるぞ! いいよな?」
雅治君が、目を血走らせて言う。僕はその勢いに、思わず首を縦に振ってしまった……。

ローションを手に取り、ベタベタに自分のペニスに塗りつけた雅治君。そして、覆いかぶさってきた。身長が180cm近くある雅治君にそうされると、身長が163cmしかない僕は、本当に女の子になったような気持ちになってしまった。

そして、もう入れられてもいいかな……雅治君がそんなに僕を好きって言ってくれるなら、入れてもらっても良いかな? と、覚悟してしまった。


そして、焦りながら雅治君がペニスを押し当ててきた。雅治君も初めてみたいで、全然違う場所に押し当てたりする。その慌てた感じが、可愛いと思ってしまった。

雅治君は、僕をイジメ続けてきた男だ。嫌がる僕にフェラさせたり、僕を無理矢理イカせたりしてきた男だ。
憎むべき相手なのに、可愛いと思っている僕がいる……。


僕は雅治君のペニスを手で掴むと、自分でアナルに導いた……。
「のぞみ、あぁ、好きだ、好きだ!」
僕のその行動に、雅治君は嬉しそうにそう言いながら、腰を押し込んできた。

ぐぐぐっ! っと、アナルに固いモノが押し込まれようとする感覚。座薬とかは入れたことがあるけど、それとは太さが全然違う。
僕が怖くて力を入れてしまっているからか、まったく入る気配もない。

すると、いきなり雅治君がキスをしてきた。荒々しく動く舌の感触に、ポォ?っとしてしまった。すると、ペニスがアナルに入ってきた。キスで力が抜けたのか、一気に入って来た。

初めての感触……その痛みと違和感に、
「あぁっ! い、痛いっ! ゆっくり、ゆっくりしてぇっ!」
と、叫んでいた。自分の口から出たのが信じられないくらい、女の子みたいな口調だった。

でも、興奮した雅治君は、そのまま一気に奥まで押し込んでしまった。僕は、あまりの痛さに涙が流れるのを感じていた。

雅治君は、僕の涙をそっと指でぬぐうと、優しくキスをしてくれた。痛みと違和感が大きかったけど、そんな風にされて、自分が完全に女になった気がした。

「のぞみ、動くぞ……」
僕の目を見つめながら、あえぐように言う雅治君。僕は、雅治君のことが好きと言う気持ちになっていた。

「うん……優しくして下さい……」
意識もしていないのに、女言葉になる僕。雅治君が、ゆっくりと腰を動かし始めた。

でも、不思議なもので痛みはほとんどなくなっていた。アナルを押し広げて中に入った瞬間は、本当に痛くて叫びそうだったのに、いったん入ってしまうと、違和感しか感じない。

雅治君のモノが出ていくときに、アレがもれ出てしまいそうな排泄感で、ついついお尻を締めてしまう。そして、中に入ってくると、何とも言えない違和感でいっぱいになる。


それを繰り返されると、排泄感が気持ち良いと思うようになってきてしまった。
「あっ! あ、あっ! ン、あっ!」
雅治君のモノが動くと、声がどうしても出てしまう。そして、必死で雅治君にしがみついてしまっている。

すると、雅治君が動きを変えた。突き上げるような感じの動きにされた途端、ペニスが僕のお腹の中の上側をこすり始めた。そして、あるポイントに触れた途端、
「あぁっ!! ひぃ、あっ!」
と、声が思いきり漏れてしまった。それくらい気持ち良いポイントがあって、後で知ったことだけど、そこは前立腺だった。

「そこ、気持ちいいのか!? もっと感じてくれ!」
雅治君がそこに重点的に当るように腰を動かし始めた。
違和感がすごく、排泄感も強いけど、そこの気持ち良いところを重点的にペニスでこすり上げられると、快感もどんどん強くなってきてしまった。

もう、声が全然我慢できずに、あえぎっぱなしになる僕。
「んっ! んっ! んんあっ! だめ、だめっ! んっ!」
自分が女の子になった気持ちがどんどん強くなる。雅治君は、僕のリアクションを見てさらに腰を強く振り始めた。

「もっと感じてくれよ! あぁ、のぞみ、可愛いよ……好きだ!」
雅治君がそう言いながら、僕にキスをしてきた。そしてキスをしたまま、でたらめに腰を振る雅治君。
キスされたまま腰を打ちつけられると、頭の中で何かがスパークするのを感じた。もう、気持ち良すぎて怖くなり、必死で雅治君にしがみつくだけだった。

女の子とキスしたのは、この前振られた彼女と二度しただけだ。それと比べて、いまされているキスは、頭が痺れそうな程気持ち良い……。

「のぞみ、ここ凄いぜw 感じてるんだ?」
雅治君に言われて下半身を見ると、僕の小さなペニスからダラダラと透明の液が流れ出ていた。
そして、ギュッと雅治君にペニスを握られると、僕はあっけなくイッてしまった……。

オナニーで出る精液の3倍くらいの量がとめどなく出続け、快感も3倍はありそうだった。
自分では記憶がないが、射精しながら女の子みたいに叫んでいたそうだ……。


「あぁ、イクっ! のぞみ、イクっ!」
雅治君が苦しげに言う。
「イ、イッてっ! 雅治君イッてっ! あぁっ! 好きっ! 好きっ!!」
僕は、思いきりそう叫んでいた。


こんな風に、高校3年間も雅治君のオナペットになることが確定した。でも、今回は中学の時と違い、自分の意思でそうなった。
そして、自分からも積極的に雅治君に抱いてもらう日々だった。
一度知ってしまったアナルの快感と、女の子として扱われる喜びに、狂った日々を過ごすことになった。

だが、進路を決める時期になると、このままではいけないと急に思い立った。雅治君のことは、すでに愛しているというレベルまで好きになっていたが、僕はそれをなげうち、極秘で受験した看護学部にも合格し、逃げるように上京した。


雅治君は、実家にも訪ねてきたりして僕の消息を探ったみたいだけど、両親には良く言い含めていたので、うまくあしらってくれたそうだ。
そして2年経ち、さとみさんに出会った。

医学部の4年生のさとみさんは、170cmと大柄で、少しはれぼったい一重まぶたの垢抜けない女性だった。今時? というような、野暮ったい眼鏡をかけていて、服装も垢抜けない感じだった。

さとみさんは、学食でいきなり声をかけてきた。キョドりながら、凄く緊張した感じで、
『よ、横座ってもいいですか?』
と言ってきた。僕は、こんなに空いてるのになぜ? と思いながらも、どうぞと答えて隣り合って座った。

異様なほど緊張しながら、色々と話しかけてきたさとみさん。2歳年上の彼女と、この日からよく一緒にランチをするようになった。


そして、2ヶ月ほどで付き合うようになり、さとみさんが僕に一目惚れしてくれていたことがわかった。

彼女にしてみれば、僕に声をかけたのは一世一代の大勝負だったらしいが、そのおかげで念願の彼女が出来た。

それからは、ゆっくりと交際を進めていき、3ヶ月も経ってから初キスをした。
緊張してガチガチになった彼女に顔を近づけると、目を閉じてキスを待つ顔になった。
そしてキスをすると、ガシッとしがみついてきた。
『のぞみくん、好きです……』
さとみさんは嬉しそうだった。

一緒にデートしていても、背の低い僕と背の高い彼女だと、ちょっとちぐはぐな感じもするけど、それも徐々に気にならなくなってきた。


今時の大学生らしくなく、真っ黒な髪の毛に、酒もタバコも当然のようにやらない二人。ある意味お似合いなのかも知れない。

図書館に行ったり、公園でさとみさんの作ったお弁当を食べたり、映画を見たり、派手ではないけど楽しい時間だった。


『のぞみくん、ずっと好きでいてね……』
ことあるごとにそう言ってくるさとみさんは、本当に可愛いと思う。僕など、顔こそ整っていて女顔だけど、男としては致命的なほど背が低いので、モテたことなどない。
心配性だなぁと思いながらも、そんな心配をしてくれるさとみさんが好きだ。

そして、1年ほど経ってやっと結ばれた。わかっていたけど、さとみさんは処女だった。僕も童貞だったけど、雅治君と女の子側での経験がたくさんあったので、スムーズだった。


さとみさんの中に挿入すると、
『ウゥッ! のぞみくん! ゆ、ゆっくり、お願い……』
と、痛そうな顔で言った。この時、雅治君との初体験を思いだしてしまった。痛みから、ゆっくり動いてと哀願する感覚。体験している僕にはよくわかった。


そして、僕は夢中で腰を振った。キスをしながら腰を動かすと、さとみさんがしがみついてきた。
「さとみさん、好きだっ! 好きだっ!」

僕は、雅治君に言われて嬉しかったことを、そっくりとさとみさんに言ってみた。
『のぞみくん! 好きっ! 好きっ!』
野暮ったい眼鏡の奥に、涙を浮かべた瞳が見える。幸せだった。やっとまともになれた……やっと男に戻れた……そんな気持ちだった。


そして、幸せな日々を過ごしていたが、僕もさとみさんも進路を考える時期になった。
僕は就職先を、さとみさんは臨床研修先を探していたが、さとみさんはある日嬉しそうに、研修先が決まった報告をしてきた。

決まるもなにも、この時期で決まるなんてどういうことなのかと思ったら、説明会で偶然にあの美容整形で有名な中○クリニックを中核とする、巨大病院グループの御曹司と知り合ったそうだ。

中○さんは、テレビとかでも見かけることがある有名人で、父親とは違い、美容整形の方ではなく、総合病院の方の院長をしている。その人と、さとみさんは知り合いになったそうだ。

本当に偶然から知り合ったそうだけど、なぜか気にかけてくれて、うちにおいでと言ってくれたそうだ。それだけじゃなく、僕の話も聞いて、僕も面倒を見てくれるという話になったそうだ。

あまりに良い話で、逆に騙されているのでは? と、不安に思ったが、実際にさとみさんにつれられて引き合わせてもらったら、本当に良い人だった。

中○さんは、180cm以上はありそうなガッシリした爽やかなイケメンで、凄くフレンドリーだった。

「始めまして! 本当に、整った顔してるんだね! このレベルは、オヤジの患者さんでもなかなかいないなぁ?」
なんて言ってきた。

「さとみちゃんも、可愛いし、お似合いのカップルだねぇ」
とも言ってきた。さとみさんは、顔を真っ赤にして照れながら否定していて、凄く可愛らしかった。
確かに、さとみさんは可愛いなんて言われたことはないみたいだし、僕も顔が可愛いとは思ったことはなかった。

「いや、そんな事ないよ。ちょっとしたメイクと、服とか……あとはコンタクトにしたらいいと思うよ」
なんてアドバイスまでくれた。

なぜか本当に中○さんは僕らをとても気に入ってくれたみたいで、食事なんかもごちそうになったりするようになった。

そして卒業して、本当に中○さんの病院に就職した。さとみさんも研修が始まり、同期がうらやむくらいの順調な滑り出しだった。

<続く>

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