牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-06-14 02:02
狂おしい表情で、ピクピクと身体を跳ねる妻の姿態は今、思い出しても興奮の極致です。
32歳になった妻、由美と結婚したのは、今から11年前…今で言う合コンで知り合い、私の一目惚れから強引とも思える電話攻勢をかけて結婚までこぎつけたのです。
166cm・51キロ・バスト87cm・ウエスト61cm・ヒップ88cmすべて由美の自己申告ですが、色白の妻です。 処女ではありませんでしたが、まだまだ未開発だった妻を、時間をかけて育てる楽しさに、私は没頭し溺愛しました。 5年もたった頃、処女でなかった事を聞くと、二日間も口をきいてもらえず、野暮な事を聞いてしまったと反省したのですが……
『何でそんなこと聞くの…処女でなきゃ嫌だったの?私…汚い?』 「そんなことないよ…ごめん…そんなつもりで聞いた訳じゃないよ…ごめんな…お前のことが好きで…お前の初めての男になりたかったから…そう思っただけだよ…」
『……そんなこと……仕方ないじゃない…あなたと会ってなかったんだから…』 「…そうだよなぁ…」
由美を刺激しない様に…早くこの話しを打ち切りにして、いつもの妻に戻って貰おうと必死でした。
『一人よ…』
「ン?!……何が?…」 『…だから…一人!…結婚する前に付き合った人…』
「あぁ……ひと…り…」
えぇ?!…しゃべるの?いいよ…私はうろたえました。
『私、お風呂に入って来る…隠しごとしたくないから…あとで話す…』
そう言い残すと、由美は居間を後にしたのです。 残された私は落ち着きませんでした…聞かなきゃよかった…参ったなぁ… 寝室のベッド脇のスタンドを点け寝室は暗くしました… ひとりかぁ…どんな奴だ!…由美の……あの白い乳房を揉んだ奴は!…ピンクの亀裂に突き立てた奴は…
『起きてる?』
我に返るとパジャマ姿の由美が立っていました…
「…起きてるよ……」 『ウン……』
起きてるいる私を確かめると、由美は化粧水をつけ始めました。 私に背中を向けたまま…
『…貴方に出会う3ヶ月前に別れたの…』 「…そぅ……でも…もういいよ…話さなくて…結婚前の事だし…俺だって色々なかった訳じゃないし…」
聞きたくない様な…聞きたい様な……それより…なによりも由美を刺激したくない気持ちが強かった様に思います。
『年上の人…』 「……」
『相手の人にとっては不倫…』 「えっ?!…家庭持ちか?!…なんで?!…それって、相手だけじゃなくて、お前だって不倫じゃないか…」
『そぅよねぇ…』 「年上って、いくつ上だったの?……結婚してるの、知らなかったのか?…」
ゆっくり立ち上がった妻は私のそばに身体を横たえました。
『知ってたわ…騙された訳じゃない……私…ファザコンかなぁ…』
ファザコン?由美の両親は由美が小学校に上がる前に離婚して、母子家庭で育ちました。
「年上って、お父さん位の男だったのか?」 『43歳だった……課長補佐だったけど、年下の課長に叱られてばかりで…でも…私達には優しかった』
私は少し苛立ちました… 別れた男を優しかった?!
「同情して、付き合ったのか!なんだそれ!」 『同情じゃないわよ!私が好きになったのよ!』
またしても険悪な雰囲気になってしまいました… こうなったら私も後に引けなくなり…
「じゃぁ、何で別れた!捨てられたのか?!」
つい強い口調で詰問してしまったのです。
『…………』
眼を閉じたまま由美は黙ってしまいました。
「…お前が優しいなんて言うから……別れた男を今でも優しかったなんて言われると…正直、おもしろくないよ…」 『ウン…ごめんなさい……こんな風に話すつもりじゃなかったんだけど…』
素直に謝られると、私の胸は苦しくなってきました。
「…いいよ…俺がつまらない事を聞いたんだから……やきもち妬いたんだ……」 『クス…』
由美が小さく笑いました。
「何だよ、笑うことないだろ?俺だってやきもちくらい妬くよ……お前のこのオッパイだって触ったんだし…」
そういいながら私は妻のパジャマに手をすべり込ませ、小さな乳首を指先でコリコリと摘みました… ピクン!と身体を震わせた妻は、私の手を両手で押さえ動きを止めました。
『…でも、うれしい…あなたがやきもち妬いてくれて…』 「そりゃぁ妬くさ…お前が他の男にやられたんだから…」
『…いやらしい言い方…』 「いやらしい事されたくせに…」
私は妻を抱きしめ軽くキスをしました…
『そんなにしてないわ…』
私の胸に顔をうずめて小さく言いました…
「何回くらいやらせたんだ?」
私は冷静を装いながら聞く事に集中しました。
『……五回くらいかなぁ』
由美は指先で私の胸毛をさわりながら、私の気持ちを推しはかっている様にも思えました…
「どこで?」 『…ホテル…』
「…ラブホ?」 『…最初は……普通のホテルだった…私…お酒に酔ってたし…』
私は抱きしめていた手を下にずらすと、妻のパジャマのズボン中に入れました… 妻の丸い尻をなで、時に強く、わしずかみました…
「…痛かった?…」 『…ゥン……』
胸を針で刺された様な痛みを感じながら聞いていました…
「…そぅ……そぅかぁ……よろこんだろぅなぁ…そいつ…」 『ェッ?…なに?…』
「42歳で処女の女を抱けたんだから…」
黒い怒りを胸に覚えながら感情を押し殺していました…
『…そんなこと…うれしいものなの?…』 「…その女の人生で最初の男になれたんだから…女の方にしたって初めての男は忘れないだろう?…」
『……そんな風に考えた事もなかった……でも…好きな人と…とは思ってたわ…』
「思い出すことある?」 『…全然ないことはないけど……でも…なんか霧の向こう側の出来事みたいで、はっきりとは思い出せないわ……だって12年も前のことよ・・・』
「今、会ったらどう?」 『全然平気…会いたいとも思わないし、偶然会ったとしても普通に話せると思うわ…』
「冷たいなぁ女って…男は一度抱いた女はいつまでも自分の女だと思うんだよ…勘違いとはわかってるけどな…オッパイの横に小さなほくろがあるとか、逝く時は足の指が反り返るとかさ…」 『馬鹿みたい!そんなこと思うのはあなただけよ』
「わかんねぇぞぉ…今、会ったらまたお前にやらせてくれ・・なんて言うかも知れないぞぉ…」
尻を撫でていた手を前に回し、亀裂に指先をあてがいました…
『…馬鹿!そんなこと言うはずないでしょ!』 「口で言わなくても眼でさ…お前も結婚してエッチも上手くなったし、逝くことも覚えたし…三十させ頃って言うしさ…」
私はわざと卑猥な言葉で雰囲気を出そうとしました…
『…三十させ頃ってなに?…』 「三十代の女が一番男が悦ぶ体だってこと…エッチにも馴れて、体も熟れてきてさ…こんな女として最高な時期に男にさせないのは、もったいない」
『してるじゃない…』 「…俺だけじゃぁもったいない…いやらしい体してるよ、お前…男ならこんな体してる女と一度はやりてぇと思う体だよ…」
『…もぅ……変なことばかり言わないで…いやらしい気持ちになっちゃう…』」
近頃の由美の体は、硬さが取れ、全身が軟らかく、すべすべとした肌になってきました…
「由美……口でして…」
私はパジャマを脱ぎ捨て裸になりました。
『…ゥン…』
起き上がった由美は、硬く勃起したペニスを握り締めました。
「由美も脱いで…」 『…ゥン…』
ベッド脇のスタンドの灯を小さくすると、薄暗い中に由美の白い裸身が浮かびます……たっぷりとした乳房が動きと共に揺れ、小さな乳首の回り…乳輪のツブツブまで愛おしい… やがて勃起したペニスが、柔らかな唇に包まれ、温かさが伝わってきました…
「こんなことも…してあげたの?…」 『…………………ゥン……』
「…大きかった?…」 『…わかんないョ……覚えてないもの…』
「…口に含んだ感じは?」 『……そんなこと……』
「由美が…その男に…想像すると…嫉妬して硬くなる……」 『…想像しちゃだめ……』
「由美……舐めてもらった?…」 『…………ゥン……』
由美は懸命にペニスをしゃぶってくれました…
「…由美…お尻を…」
いつもの様に由美は白い尻を私の顔の上に持ってきました… 薄明かりの中…私の眼の前には複雑に絡まった肉壁が小さく口を拡げ、ピンク色の唇が蜜で光っています…
両手で双球を撫で回し、少し力を入れて割ると…薄茶に色づいた肛門が顔出します… 毎夜、見ているはずの由美の恥部……私にとっては、かけがえのない宝物なのです…
舌先で肉芽を探すと比較的大きなしこりがわかります… 肉芽を舌先で舐めはじめると、由美の尻は何度も跳ね…
『ぁァァ・・・』
首をのけ反らせ小さく声を出すのですが、手に握り締めた私の勃起した陰茎を離しません…
「…由美……初めての男と会って来いよ…」 『……イヤ……会ってどうするのょ……』
「…会って……会って……もう一度、やらせてやれ…」 『…イヤ・・そんなこと…』
「あの頃のお前より…今のお前の体は最高にいいょ…やらせてやれよ……」 『…ソンナコト…言わないで…ねぇ…もう…もう…入れて…』
私は、ここぞとばかり肉芽を舐め、指先を秘肉に差し込みました。
「五回もやらせたんだからもう一度くらいやらせてやれよ…今ならお前だって、楽しめるょ…」 『…私……あなたがいい…あなたとしかしたくない…ねぇ…もっと…もっとして…』
悶える由美は私の指先に翻弄され尻を振り、勃起をくわえ、快感を全身で表すのです。 私達夫婦の卑猥な旅は、こうした伏線がきっかけでした。
結局、妻由美と初めての男との復活劇はありませんでしたが、毎夜の睦言が由美の意識の中に、他の男と寝る事を、覚醒させたのは間違いありません。
ある日、家に帰ると夕刊紙と共に、エロDVDのチラシが入ってました。妻の由美は、買い物に出かけた様です。 シャワーを浴び、パジャマに着替えた私は、先程のチラシを見るとはなしに見ていたところに…
『ただいまぁ…帰ってたんだぁ……』
「買い物?」 『そう…ちょっと今日は残業頼まれちゃって…お風呂入ったの?』
ベージュのフレアースカートに黒いセーターが似合っています…
「シャワーだけ浴びた」
『そう…私は寝る前に入るわ……なに見てるの?』 「これって本当かなぁ…買ったらボカシが入ってたりして…」
『なに?…いやらしいDVDじゃない…』 「見たことある?」
『ないわよ…偽物じゃないの?…こんなの堂々と売ってるはずないじゃない…』 「…そうだよなぁ…でも、ちょっと面白そうだなぁ…五枚だけ買ってみるかなぁ……」
『やめなさいよ…変な事になるといやよ…』
そう言うと由美はキッチンに向かいました。 携帯で書かれてある電話番号にかけると、男が出て、住所、名前を言い五枚のDVDを頼むと、2時間後に届けるとのこと… なんだ、簡単じゃないか…内心ホッとしました。
「頼んじゃった」
キッチンに立つ由美の後ろから、両手を前に回して、両乳房を揉みました…
『注文したのぉ…ぁッ!やめてよぉ…じゃましないの…ご飯遅くなっちゃう…』 「すごいのが届くかも知れないぞぉ」
私は由美の言葉に構わず、乳房からお尻を撫で回しました…
『まだ見てもいないのに、なにそんなに興奮してるのよ…』
ひとしきり由美の身体を撫で回したあと、食事になり、いつもの様に会社での愚痴を聞いてやり、私は洗い物、由美はお風呂へと向かいました。 ピンポーン!! 来た!!…私は急いで五千円札を握り締め、ドァーを開けると若い男が立っていました…… 国松さんですか?
「そうです」
よけいな言葉は一切交わさず、商品を受け取りお金を渡すと、すぐにドァを閉めました… 案外、簡単だった… 早速、見ることにしたのですが……映し出された画面は、私の想像を超えたものでした。
『わッ!!なにそれ!!』
パジャマ姿に束ねた髪をタオルでふきながら由美が、覗き込む様に立っていました…
「…ボカシ無しの本物だったよ…ちょっと凄過ぎ…」 『……………げっ!…』
そこには、白人と黒人二人の男に、口と性器を攻められている日本女性が映し出されていました…
「…外人のって、でかいなァ……」 『……なんか気味悪い…』
「…やっぱり、全部は口に入り切らないなぁ…」 『無理よ…げっ!ってなっちゃうよ……こんなの良くないわよ…』
女は時々、白人の長い陰茎を口から外し、黒人の激しい突き上げに顔を歪めています…
『女の人、苦しそう…』 「違うだろう…気持ちいい顔だよ……それにしても、太いチ〇ポだなぁ…あんなのにやられたら、たまんないだろうなぁ……」
いつの間にか、由美は私のそばに座り込んでいました…
『良くないわよ…痛いんじゃない?……あぁ・・これはいいかも知れない…』
今度はソファーに座った白人に、女が跨がり長い陰茎を挿入し、正面に大きく足を拡げて…黒人の頭で見えませんが、肉芽をなめあげている様です…
「…こんなのやられたら…女はたまんないだろうなぁ…」 『…………………』
私は座り込む由美の後ろにまわり、抱き込みました… パジャマの下から両手を入れ、乳房を揉みました…
「凄いなぁ…」 『……ゥン………』
硬くしこった乳首を軽く摘むと、由美の体はピクン!と反応し、身体中の力が抜けるのがわかります… 私は左手を由美のパジャマのズボンに入れ陰部を触ってみました…… 由美のそこは、もうたっぷりと蜜を吐き、私の指先は抵抗なく亀裂に分け入りました…
『……何だかいやらしい…こんなの見ながら、触られるって…』
私は耳元で…
「由美にはもっといやらしくなって欲しいよ…特に夜はね…」 『…私…あなたと結婚してすごくエッチになったわょ……もっと?…』
「もっといやらしくなって欲しいよ……できれば……由美の最初の男に……」 『…だめよ……できないョ…』
「今の由美なら…その男とやっても逝けると思うょ」
由美は最初の男と五回のセックスをしたが一度も逝く経験はありませんでした。
『…あなたがいいの…』
クチュ・クチュと小さな音をたてて由美の秘肉をいじりながら…
「由美をあんなにしてみたい…淫乱由美に…」 『…きて…ネェ…もう…』
由美はそう言うと、パジャマの上から陰茎を握り締めました…
『…かたい…ネェ…もう……して…』
五枚のDVDはすべて男二人に女一人の3Pもの… これは私達夫婦、特に由美の意識に変化をもたらし、徐々に閨の睦言を豊かにさせたのですが… 大きく動いたのは一年前…
<続く>
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