牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-06-14 02:03
僕には幼馴染みがいる。ずっと好きだったのに、なにも気持ちを伝えられないまま、涼子は彼氏を作ってしまった。
僕はこの状況になって、やっと涼子を取り戻そうと心に決めた。 そんな中、涼子と先輩が目の前でキスをして、いやらしいことをするのを見せつけられてしまった……。
その日の夜、かなり遅い時間に涼子はまた窓から入ってきた。 『マー君、ごめんね! あんな事になっちゃって……』 本当に申し訳なさそうに謝ってくる涼子。僕は、胸が痛かった。涼子は、ついさっきまで先輩とセックスをしていたはずだ。そう思うと、嫉妬や後悔の念で押しつぶされそうになる。
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