娘が君のことを気に入っているのだが、どうかね? 4_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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娘が君のことを気に入っているのだが、どうかね? 4

15-06-14 02:08

【自宅で】

自宅のアパートにつき、まず、シャワーを浴びた。冷たいシャワーがほてった体に心地よい。ベッドに横たわるが寝付けない。窓の外、道向かいのファミリーレストランへは幸せそうな家族連れが出入りしている。
真帆と結婚して、幸せな家族を作るはずだった。

だけど、真帆に裏切られた。
やっぱり、社長の婿というのが上手すぎた話だったんだ。
会社を辞め、町を出よう。
待てよ、もし、真帆が脅迫されてレイプされていたのだったら………
・・・・(そのケースだった場合のみ)悪とは戦い、真帆を守らなくてはならない。それだけが引っかかった。
 
と、アパートの裏から排気音も高らかに車の音がして、すぐに去った。間もなく「ピンポーン」呼び鈴が鳴り、ドアを開けた。


 
【真帆登場】

「まほちゃんで~す」酔っぱらって足元もおぼつかない状態の真帆だった。
さっき、ホテルの窓越しに見えた水色のワンピースを着ていた。

「ケンちゃ~ん、お待たせ」(普段、ケンちゃんとは絶対に呼ばない)
「何しに来たんだよ、こんな夜中に」
「何しに来たとは何よ。ひどいなぁ。ケンちゃんの大好きなまほちゃんが会いに来たんだよ♪。ケンちゃん、電話した??、かけ直そうとしたけど、出なかったから様子見に来たのよ」
「同窓会は楽しかったか??、遅かったね」
 
「飲み過ぎて、ホテルの休憩室で休んで、女友達に送ってもらったの~っ」

よくもぬけぬけと!!





【真帆、白状する】

「ウソつくな、真帆!!、ふざけるのもいい加減にしろ」俺は声を荒げた。
「ケンちゃ~ん、怒っちゃだめよ。待ってたでしょ。今からハメさせて あ・げ・る」
真帆のテンションは最高だった。相当酔っているに違いない。
 
俺は真帆を殴りたくなったのをこらえ、震えながら言った。
 
「真帆、見ていたんだ。お前、スカイタワーホテルの3階客室で何していたんだ。」
「何のこと?」
「お前の匂い嗅いでいいか??、男の匂いか石けんの匂いがしたら只じゃ済まないから。渡会と何をしていたんだ???、顔に白いものが付いているぞ(これはウソ)」
 
真帆は、少しはっとしたが、
「ごめんなさーい」とおどけたよう謝った。
「しちゃったの~っ」
「…………」俺は唖然とした。

「渡会君に声かけられて、いっぱい呑まされて、同窓会が終わった後『休憩しながら、二人で同窓会の続きしよう』って誘われたの」
唖然としたまま何も言い返せない。

「部屋に入って、『真帆の太もも見せて。昔プールで見せてくれたよね』と言われて、懐かしくなっちゃって 太もも見せたら、アソコをさっと撫でられちゃった。酔っていたから気持ちよくって。ぞくぞくしちゃった」

「…………」
「『だめよ、私、結婚するのよ』と言ったら『結婚前の記念にボクとの思い出を作ろうよ』って誘われて、おっぱい触られて、気持ちよくなって……。酔っていたんだもん」

「それで、したのか。バックから」
「うん、ごめんなさい。でも、気持ちよかったよ。あなた以外のおち○ぽ、初めてだったから」呂律が回らない口調で答える。

「危険日に生で??」
「うん、でも、『中で出したい』というのは断って、外に出してもらったよ」
「それでもひどくないか??」
「大丈夫よ、シャワーでよく洗ったから。洗いっこしてたら、渡会君、また立ってきたから手で抜いてあげたんだよ。私、ケンのおかげで手コキは上手いんだから。ねえ、シャワー浴びてきれいにしてきたから、今からHしようよ。やっぱりケンのおち◎ぽの方がずっといいわ。欲しいよぉ~」

真帆はベッドに腰掛けたまま喋っている。今にもワンピースを脱ぎ出しそうな感じ。
 
レイプや無理矢理ではなかったようだ。が、俺の体の中で何かが弾けた。
 


【ケンの怒り】


「この大馬鹿女!!」

そう言うと、平手で3発、握り拳で1発、真帆を殴った。倒れたところを腹に蹴りを入れた。
口から血が出ている真帆はやっと気がついたみたいで
「ごめんなさい、ごめんなさい、許して」
 
「もういい、帰れ!!今、タクシー呼ぶから」俺は怒鳴った。で、タクシーを呼ぶ。

「お願い、説明させて、謝るから。ほんの遊び心なの」
「うるさい。いいから、靴を履け」

真帆を引きずるようにアパートの階段を下ろし、配車場所のファミレス駐車場へ。
真帆は、しゃがんで泣いていた。通行人がじろじろと見ている。
 
「○○にある農協倉庫の向かいの大きな家までお願いします。回りに他の家はないので、すぐ分かります。すみませんが この女がなんと言っても絶対に行き先は変更しないでください。行き先??、この女の自宅です。お金は先に渡します。おつりはチップと言うことで」

と、真帆をタクシーに押し込んだ後、そんなに遠くない距離ではあるが、運転手に5000円札を渡し、見送った。
 
深夜にもかかわらず、家族連れでにぎわうファミレスを尻目に、俺は思った。
真帆を殴ってしまった。結婚話は破談になり、会社もクビになるだろう。
今度は、どの町で暮らそうか。ポケットの中に手を入れると、理香からもらったメモがあった。
 


【真帆の父親】

自宅に帰って間もなく、真帆の父親、真一郎氏から電話があった。カンカンに怒っている。

「ケン君、真帆が泣きながら帰ってきた。口から血を出していて、君に殴られたと言っている。説明したまえ」

「お義父さん、本当に申し訳ありませんでした。殴った理由は真帆さんから聞いてください。今、私からは言いたくありません。社長さんには長い間大変お世話になりました。ご恩に報いることが出来なくて申し訳ありません。お嬢さんによろしくお伝え下さい」

「ケン!!、どういうことだ!!」
電話口で吠えている真一郎氏の話の途中で電話を切った。
 
電話線を引っこ抜き、携帯の電源は切ったままなのを確認し、睡眠導入剤(※)を服用して床につく。

あのフィルム、どうしようか。確か、現像装置を個室で使わせてくれる レンタルラボというのが東京にあるから、ネガをプリントしてきて、それを見せて慰謝料もらおうか。でも、撮影場所を追求されたら困るなぁ………(専門家が調べれば、誰が利用していた部屋から撮影したのかすぐに分かってしまう)
 
撮影場所といえば、再び理香の事を思い出した。
理香は、『愛してくれれば一緒になってもいい』と言ってくれた。理香と一緒に知らない町で暮らそうか………

でも、俺より経験人数多いなんて、ちょっと引くなぁ。ナンパされてついていくような女になってしまったし。でも抱き心地はよかったな。
……理香のちょっと太ってはいるが、むちむちの姿態を思い浮かべ、薬が効いてきた俺は寝入った。



【嵐の翌日、会社で】

翌朝、頭が割れるように痛かったが、今日は大切な商談がある。
営業部を出し抜いてのこの商談、まとまれば、怠け癖の多い営業部にカツを入れることができる。

製品部全体が固唾を飲んで見守る商談だった。夜更けまで資料を一緒に作るなど、今まで苦楽を共にしてきた同僚たちのことを思うと、俺が退職届を出すのはこの話がまとまってからか?、クビになってしまえば話は別だが・・・
というわけで、俺は重い足取りで会社に向かった。
商談がなければずる休みできたのに。

会社に着くと、真帆と社長は急用で休んでいるとのこと。特に変な噂も広がっておらず、少しほっとする。

商談相手を待っていると、JRの事故のため、2時間ぐらい遅れると先方から連絡があった。
暇になった俺は、机の整理を始めた。今までの仕事内容は分かりやすくまとめてファイルし直し、机の中もすっきりとまとめた。

「山本係長、いきなり机の中まとめてどうしたのですか?」
技術係の後輩が聞いてきた。

「商談が遅く始まるから、暇つぶししているんだ」……辞めることは商談がまとまってから言おうと思う。

「ふーん、手伝いますか??」
「ありがとう。じゃあ、あのファイルもきれいに並べ直そうか」

わいわいと突然始まった大掃除。楽しそうに働く仲間たちを捨てることになるのがいたたまれない。
 

午後の商談は無事にまとまり、機嫌良く応接室を出ると、事務員の女の子が廊下で待ちかまえていて「山本係長、すぐに社長室まで来てもらえますか」
キタ─────────────ッ

「後で行くと言ってよ。今忙しいから」
「すぐ連れてこないと、私が怒られます。お願いします」
ぺこりと頭を下げた女の子は俺の手を掴み、自分の脇に挟み込むと、引きずるようにして社長室へ。気が重かった。叫びながら逃げ出したかっ。
 

社長室には、社長の弟の勇二郎さんが居た。勇二郎さんは、市内で大工を営む職人で角刈りが似合うガテン系の男である。社長じゃなくてほっとする。

「ケン君、ついてきてくれないか」

その手には、デスクから持ち出されたと思われる俺のカバンが握られていた。勇二郎さんは、事務員の女の子に声を掛けると、タイムカード打刻も着替えも済んでいない俺をトラックに乗せた。
 
「ケン君、何があったかは兄貴から全部聞いた。本当に申し訳ない。身内としてお詫びするよ。兄貴も相当参っていて、まあ、話だけは聞いてやってくれないか」と勇二郎さん。

考えてみると、朝から社長や真帆の側から何も接触がない。ちょっと不気味だった。
カバンの中に手を突っ込み、潜ませた退職届と○○○にそっと手を当てる。
 
勇二郎さんのトラックが社長の家に着き、勇二郎さんの奥さんが迎えてくれた
「ケンちゃん、お仕事しているところごめんね」そう言いながら、客間に案内される。
俺は胸が爆発しそうだった。これからどんな展開が………
 
 
勇二郎さんが「おーい、兄貴、お連れしたぞ」と言いながら、襖(ふすま)を開けると
 
3人の男女が、土下座をしていた。

「ケンくん、この度の事は本当に申し訳なかった。真帆のことを許してやってほしい」

「ケンさん、真帆は心から反省しています。今回だけは許してあげてください」

「ケン・・・ごめんなさい、うっ、うっ」

俺は唖然として3人を見下ろしたまま「何ですか、これは??」
勇二郎さんは「ケン君、座ってくれないか」とふかふかの座布団をあてがう。真帆たち親子は座布団を当てていないのに。

俺と勇二郎さんが座り、しばらくして、3人は顔を上げた。
まず驚いたのが、真帆の父・真一郎氏の頭。丸坊主だった。
青ざめた顔をした真帆はロングからセミロングに。結婚式では、ヘアアレンジをするのを楽しみにしていたのに。
 
「こんなふしだらな娘の所に(婿に)来てくれ、とはおこがましいが、ケン君、真帆を許してやってくれ。この通りだ」

「本来なら真帆が丸坊主になるところですが、ケンさんとの結婚式を控えているので、主人が代わりに髪を切りました。親としてだらしない娘が本当に恥ずかしい。」
ひっく。真帆ママは泣き出してしまった。
 
勇二郎さんも「真帆さんもお父さんも、そこまでしてケン君にお詫びをしている。ケン君の要望や条件があったら何でも聞こう。だから、会社を辞めたりここを出ていくことは思いとどまってくれないか。そもそも結婚というのは家と家との結びつきでもあり、君のご両親とも挨拶も済んでいるし………(延々と説得された)………」

会社で俺がオフィスの大掃除をしたことも伝わっていて、俺に退職の考えがあることがわかっていたのだ。
 
「いきなりそんなこと言われても、結婚前の大切な時期にああいうことされたら、普通は破談ですよ。」
(自分のこと棚に上げてよく言うよ。それを見た後の事がバレたら、それこそ婚約解消だ・・・自分で苦笑するが、そんな様子はおくびにも出さない)

「真帆への愛情が冷めたのか。中部の姓が嫌なのか??。真帆を嫁にやる形でもいい」

「そうではありません、自分は、嫁とか婿とかいう結婚の形や今の姓にこだわっているわけでもないし、エンジニアとして生きていけるのなら、将来の社長なんてどうでもいいんです。ただ、愛のある結婚生活がしたかっただけなんです。昨日のことで、真帆さんが自分のこと、好いてくれているかどうか。信じられなくなったんです。地位と家柄だけの上っ面の結婚生活なんてしたくありません。」

「ううっ」
3人はうなだれて黙ってしまった。真帆はすすり上げている。
 
「ケンちゃん、ちょっと来てくれる??」
勇二郎さんの奥さんが俺を台所へ連れだし、ダイニングテーブルに向かい合って座った。

「私、真帆ちゃんに頼まれて……」

午前中、一緒に産婦人科に行ったという。そこで女医先生に事情を話し、局部の洗浄と緊急避妊薬の投薬をしてもらった。

局部洗浄の間、「ケンさん、ごめんなさい」と診察室の外まで聞こえるような大声でわんわん泣いて、「先生、もっときれいに洗ってください」と叫んでいたという。

さらに、緊急避妊薬はホルモンに作用するため、吐き気などの激しい副作用を伴うことがある。(他には 頭痛、胸の痛み、だるさ、下腹部の痛み、めまい)それらが真帆にも出てしまったが、耐えているという。
 
真帆が自宅に帰ると、丸坊主の父の姿を見て、再び号泣。美容院に走っていって、薬の副作用である吐き気に耐え、わんわん泣きながら、自分もカットしてもらったという。(さすがに、美容師が機転を利かせて、結婚式に支障のない長さで止めたらしいが)
 
勇二郎さんが台所に入ってきた。

「ケン、君の思っていること、何でも言って欲しい。ただ……」
「???」
「あのプライドの高い兄貴が丸坊主になり、家族の前で土下座したんだ。従業員200人の会社を一代で築き上げた男が、一人娘を嫁にやってもいいとも言った。相当な覚悟があると思ってくれ」
(それって脅迫???)
 
「真帆ちゃんは、昔から人が良すぎる子だった。まっすぐに育ちすぎたのよ。本当に何も知らないウブな子だから、だまされちゃったけど、でも、懲りたはずよ。あれだけ苦しい思いしながらケンちゃんのこと好きって言っているの。いい奥さんになるわよ」と奥さん。
「兄貴も真帆ちゃんも一途だからなぁ……」勇二郎さんはため息をついた。

<続く>

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