牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
僕が会社の同僚二人にお持ち帰りされた時の事を書きます。二年前になります。当時、僕は20歳。高卒で就職した工場でラインに付いて流れ作業をしていました。モテた記憶も全くない20年間でした。 ラインの職場仲間でビアガーデンに行った時に、ラインの同僚二人にやたら飲まされました。その二人も高卒で就職した同期でした。一人は僕と同い年で、顔は平均的でしたが身体はナカナカのもので、もう一人は定時制の高卒でしたので歳は僕より一つ上で、入社当時から少し濃い系の化粧をしていて、エロいという印象が強く、お水系の顔も美人だと思います。痩せていて胸は大きい方ではなく、小さくもない、ただセクシーに見せるのが上手みたいで、僕は見とれてガン見した事が何度もありました。それに気付くと僕にいたずらっ子みたいな表情で、「にっ」と笑いかけてくる子でした。初めの子を「あゆみ」一つ歳上の子を「まゆみ」と呼びます。もちろん仮名ですが、実際の名前も二人は似ていて片方は名前に「子」が付き、一方は付かないという違いでした。職場では生産ラインでコンベアに煽られて組み立て作業をしているので話は不可能ですし、休憩時間は女子はトイレに集まるみたいで話せませんし、もっとも話せる機会があっても恥ずかしさが先立って話せません。僕は気が弱く、特に女子にはマトモに話した事もない位でした。ただ性欲だけは強く、AVを見たり女子の普段の姿を撮影した写真を見たりして、それをオカズにしてました。慰安旅行の時のあゆみゃまゆみの写真をネタにした事もあります。そのビアガーデンでは何故か同じテーブルに誘導され、僕とあゆみ、まゆみの三人が同じ丸テーブルに付きました。僕は無口だし、あゆみたちは職場ではいつもツルんでいて他の人たちとほとんど話さないので、これ幸いと他の人たちと区切られ、僕たち三人だけ放っておかれたような状態でした。僕にとっては他の人たちと話を合わせたりしなくていいので良かったのですが、あゆみが「トッちゃんとは、あまりってか、話した事ないよね?」と言われ、生まれて初めて「トッちゃん」と呼ばれました。僕の名前はありふれた「としお」で、「としちゃん」とか「トシくん」と呼ばれた事はありましたが「トッちゃん」は新鮮な感じがして、なんとなく以前から親しかったような錯覚すらしました。「うん、直接、話をするのは初めて・・・かな?」「うわっ、初めて声が聞いた気がする」と、まゆみが言いました。「よろしくね、まゆみです」と手を差し出したので、思わず僕も手を出して握手してしまいました。その時、まゆみに少し強く少し長く手を握られてしまい、恥ずかしくなりました。まゆみが「あ、赤くなってる?照れてる?酔ってきた?」と僕をからかいました。「ちょっと恥ずかしいかも?」と僕は答えましたが「そうだね、まだ飲んでないし」と、あゆみに笑われてしまいました。以後、からかわれながらツマミにされながら、二人のペースで飲みすぎてしまいました。僕にとって楽しい時間はアッという間に過ぎてしまい、職場の集いは解散になりました。話の大半は僕の素行調査みたいで、彼女はいるのか?付き合った事はあるのか?風俗に行った事があるのか?など聞かれました。全て「ない」と答えましたが、オナッてるのか?と聞かれた時だけ「はい」と答えました。そしたら二人に「可哀想かも?」と言われたところまでは記憶があり、その後も何かしら聞かれたり言われたりしましたが記憶にありません。解散して電車で帰るつもりで歩いていたら二人に挟まれました。右にまゆみ、左にあゆみという並びで「どこ行くの?帰るつもりだった?」と聞かれ、ドギマギしてると「今夜は私んちに泊まるって約束したじゃん。覚えてないの?」とまゆみに言われました。そう言えば、なんとなくそんな会話をしたようなしてないような・・・。電車に乗るつもりで歩いて駅前に行き、二人に引っ張られタクシーに乗せられ、まゆみのアパートに行きました。まゆみは働きながら定時制高校に通っていたので、貯金があったから・・・という事で、真新しいアパートに住んでいました。二階の角部屋で女の子らしいパステルカラーの部屋でした。低いテーブルがあって床にクッションを置いて三人で飲みはじめました。まゆみがお風呂の準備をしたりツマミになるようなモノを作ったりして、あゆみが僕と話していました。「私から入るよ」とまゆみが言い、浴室に入りました。服を脱ぐ音と気配がして、何気に振り向くと白い肌が見えました。見えましたが酔いのせいか焦点が合わなかったので、一瞬僕の動きがフリーズしてしまい、端から見るとガン見状態でした。「やっぱ、気になる?」とあゆみに言われ、オドオドしながら「いや、そんな事は・・・」と言うと、後を引き継いで「あるよね?」と言われてしまいました。まゆみはシャワーだけで済ませたようで、髪も濡れてなく化粧もそのままで、バスタオルを巻いただけの姿で戻ってきました。次はあゆみかな・・・僕は帰るタイミングを探していました。「じゃ、トッちゃん行ってらっしゃい」と言われ、えっ俺?みたいに思っていたら、早く早く・・・と急かされ、僕もシャワーを浴びました。浴びている途中で、あゆみが入ってきました。もちろんマッパです。間近で見てしまい、チンチンが反応してしまいました。「可愛い~っ、立ってる~っ」と言いながら、あゆみは僕のチンチンを軽く握りサワサワと撫でました。チンチンを撫でられ、心地良い感覚に包まれていたらまゆみも入ってきました。「初めて触られたんだよね」と言われ、頷くと「じゃ、私が咥えたげる。でも、まだ出さないでよ」と、まゆみに初めてのフェラをされながらあゆみの顔が僕に近づき、僕とあゆみの唇が重なりました、キスです。えっ、キスってんなに吸うの?ってくらい吸われてて、口を開いた瞬間にあゆみの舌が入ってきました。人間の舌って、こんなに長くて動くものなの?って思いました。当然、三人ともマッパですから僕は二人の身体を、特に股間を見たかったのですが、遠慮した訳でもなく怖かったわけでもないんだけど、見れませんでした。あゆみが「もう出ない?のぼせたのかな?私も欲しくなっちゃった」と言い出し、まゆみも「そうだね」って返しました。僕は立ったままで二人に拭き上げてもらいました。二人して拭き上げながら胸を押し付けたり、脚を拭きながらチロチロと亀頭を舌先で刺激するから勃起しっ放しで、「こっちは元気あるね、持ち主はビビり気味だけど」とからかわれました。まゆみが使っているセミダブルのベッドに連れて行かれ、僕が「(使って)いいの?」と聞くと、二人同時に「どこでするの?」と言われました。「まずは初めての儀式だね。みんな、正座しよう」と言われました。三人が三角形に位置したところに座り、まゆみが「これからトッちゃんの童貞をいただきます。よろしくお願いします」と頭を下げると、あゆみも手を着いて頭を下げました。僕も頭を下げ「よろしくお願いします。僕なんかの為にありがとうございます」と御礼を言いました。マジマジと観察するように見られ、「大きい方かな?大きいよね。頭んとこも大きい。引くとき引っ掛かって気持ちよさそう・・・」とか「反ってるから判りにくいけど長いよ、これ。やっぱ、デカイ、デカイよ」とか言われながら観察され、僕は恥ずかしいだけ。恥ずかしいのに気持ちよくてジッとしてたらあゆみが頭んとこを触り始め、指先で静かに割れ目をなぞったりして、軽く痺れるような快感が集中して頭デッカチ状態。「ねぇ、オナニーさ、どのくらいの頻度でやってるの?」「ほぼ毎日っす」「やだぁ、敬語?マジやめてよ、友だちなんだからさ」「友だちっすか?」「だから敬語やめてよ、そしたら全部、経験させたげるから」「毎日、自分でセンズリしてる。少ない時で二回、多い時は五、六回出してる」「五、六回?ヤバくない・・・?」「・・・駄目・・・?」と不安になりました。まゆみが「じゃ、今からオナニー禁止ね。もったいないから。毎日、代わりバンコにエッチしたげるから。マジ、トッちゃんのチンコ、気に入ったし」と言い出しました。あゆみが「じゃ、初めての始めは私?まゆみの方がいい?」と僕のチンコを握ったまま、聞きました。僕が答える前にまゆみが「初めてだから、私の方が良いんじゃないかな?今日は中出しオーケーだし、生でいいし」とあゆみの顔を見ながら言いました。「私だって、そういう事情なら生で中出し、大丈夫だよ」と言いながら、あゆみは僕のチンコを擦り始めました。あゆみとまゆみは僕に関係なく相談し、マンコにチンコを入れる初はまゆみ、マンコを舐めながら指を入れる初はあゆみ、フェラは改めてまゆみ、フェラ口出しはあゆみ、みたいに担当を決めました。まゆみが「トッちゃんは最初はナニがよろしくて?」と聞くので、「入れてみたい・・・いいですか、いや、いい?」と答えました。あゆみやまゆみの気が変わらない内に事実を作りたかったのです、フェラはさっきしてもらってるし。まゆみが「体位はいかが?」と言うので「バック・・・後背位で、思い切り突きたい・・・」正直な気持ちでした。「最初から思い切り突かないでよ。トッちゃんのデカイし、私のが準備オーケーになったらいいけど・・・そんときは言うから」と僕に背中を向けると四つん這いの姿勢になってくれ、アナルと濡れたマンコが開き気味の股間に見えました。僕が初めて見る妖艶過ぎる光景で、僕のチンコはギンギンに張り切っていて痛いくらいでした。先っぽの穴からは透明なゼリーがとろけたような液が顔を覗かせていました。その先っぽをまゆみの穴にあてがい、「いい?」と聞くと「ゆっくりちょうだい」と言われ、本当にゆっくり入れていきました。亀頭を摩擦するような抵抗とヌチャヌチャする膣の中の潤滑液が、僕が夢見ていたものでした。入りきる前に、まゆみが「当たってるんだけど・・・」と言いながら、お尻を僕の下腹部に寄せてきました。僕は更に進め、僕のチンコの先端に行き止まりみたいな壁を感じました。壁は固くはなく、押せば柔軟に対応してくれるみたいに感じました。僕のチンコの先っぽから竿をまゆみの膣の内壁が締め付け、まとわりつきました。「動いていいよ」僕は腰を前後に動かしました。あゆみが「ほれ、どうだ。逝け、早く逝け」と言いながら、僕の腰を文字通りに後押しします。リズムが判ってきて、三拍子のリズムかラテンのリズムで突いていると、チンコの先から痺れるようなとろけるような快感に包まれました。その時、まゆみが深い溜め息をつき、「あ、気持ちいい・・・マジ逝かされそう・・・初めてのトッちゃんに逝かされるぅ・・・!」と言うと、その後も喘ぎ始め卑猥な声を出しました。「あ、あん、ヤダ、逝くっ、逝きそう・・・あん、ふん、ふん、ふう、ん」その声は僕の動きに連動して聞こえました。それが面白くて、僕はリズムを維持したり崩したりしながらまゆみを突つきました。気持ちいい感覚のままで僕のチンコが膨張し、射精の気配を感じました。まゆみに中に出してもいいか聞く前に「ドピュッ」と先発し、止めようもないまま二発め、三発め・・・と出してしまいました。「ゴメン」と言うと、まゆみは四つん這いでお尻を高く掲げたまま顔を枕に押し付けていました。見ると枕の角を咥えていて、唇の端から白く泡立ったヨダレが伝っていました。まゆみを見ると、呼吸をしてないみたいな感じで少し怖くなり、まゆみを揺すると、しばらくして「んあ~っ」と大きく息を吸いました。「生きてる?」と聞くと「バカっ・・・本当に初めて?初めての人に逝かされちゃったよ・・・。出た?出せた?良かった、逝けたんだね」と言われました。まゆみのにっこり笑顔も見れました。「じゃ、私も逝きたい」と、あゆみがまゆみの隣で同じ体位をとってお尻を突き上げて僕を待っていて、僕を振り返り見つめています。昨日までの二十年と少々の人生と今日1日それも、ほんの数時間と比較して、こんなに幸せな気分を味わっていいのだろうか・・・と思いました。二人は僕を最初から学ばせたという自負があるらしく、また僕も初めてを指導してもらったという恩も感じていましたし、二人の竹を割ったような性格と面倒見の良さから離れられなくなり、しかも正直に言うと、どちらがという事ではなく、二人とも愛していました。優先順位も何もなく二人を同じように愛してしまいました。二人は僕という男を、都合のいい、決して二人を傷付けたり嫌な気分にさせたりしないであろうと思い、確保しようとしたようでしたが、決して拒否しないし金をせびる訳でもなく、SM的な行為を求める訳でもない僕と肌を合わせる内に好きになっていてくれたようで(決して、愛してるみたいな言葉は言ってくれませんが)、その後も関係は続きました。あゆみかまゆみのどちらかと僕と二人で恋人みたいなデートをしたり、あゆみとまゆみ、それに僕の三人で旅行に行ったり、普通の恋人みたいな事も時々しました。僕が童貞を脱出できてから、本当にオナニーをしなくなりました。五年ほどそんな生活をして、僕はまゆみと結婚しました。まゆみが二十代で子供が欲しいと希望したからですが、あゆみとの関係も継続していましたし、三人で・・・という事もありました。まゆみが妊娠する前に、あゆみが妊娠しました。あゆみは年齢にこだわりはなかったのですが、やはり子供(それも女の子)が欲しくて、僕は二人と避妊しない関係をしていました。僕は、まゆみと書類上は離婚してすぐにあゆみと結婚(婚姻届を出した)しました。この時、まゆみは僕の姓のまま。住まいも変わらず・・・で、僕のアパート(名前だけはマンションになっている)に三人で住んでいます。あゆみが当時妊娠四ヶ月になり、お腹が膨らみ始めた頃にまゆみの生理が止まりました。僕は書類上、あゆみと離婚して(あゆみも僕の姓を名乗ってます)、すぐにまゆみと再婚復縁しました。端から見ると夫婦と妹、または姉が同居しているように思われていました。まゆみのお腹も目立つようになると、近所の人は「おかしい」「何か違う」と気付いたみたいで、僕の事は「旦那さん」とか「ご主人」と呼ぶのに、あゆみは「あゆみさん」まゆみは「まゆみさん」と呼びます。僕たちにはその理由が判っているので笑って暮らしていました。ある日、近くの派出所いわゆる交番から巡査が生活状況の調査とやらで訪問を受け、三人が住み二人が大きなお腹を抱えた妊婦である事に興味があったらしく、念入りに訊かれて日頃より話していた通りに「元妻と現妻で二人とも身籠っているので働けず、ここにいる」と繰り返し説明しても、警察官ご自身の倫理では理解できないようで、「現妻、元妻ということは不倫とは異なるという解釈で宜しいですか?」などと回りくどい言い方をするし、「妻という言葉を恋人に置き換えると、現恋人と元恋人になりますが両者に精神的な葛藤みたいなものは存在しない・・・という事でしょうか?」とか「お二人のお腹の中のお子さまのお父さんは同じ方だとおっしゃるんですね?それは羨ましい・・・いえ、気になさらずに」などと三時間近くに及ぶ聞き取り調査を終えて、なお理解不能みたいな顔で自転車に乗り、帰って行ったそうです。そんなこんなで、僕は半分諦めていた結婚を二人の女性としたばかりか、普通は経験しないであろう離婚、再婚、離婚、復縁などを繰り返した訳で、しかもあゆみの子は女の子で、少し遅れて生まれたまゆみの子は男の子、僕は二児の父親になれました。あゆみの実家やまゆみの実家に子供を連れて行く機会も増えましたが、あゆみとまゆみ、僕とその子供を連れて行くので始めは怪訝そうな素振りと言動で些か面倒臭く思っていましたが、双方の実家は歩み寄ってくれて、あゆみもまゆみも同じ我が娘、その子は我が孫みたいに扱ってくれています。私の実家も基本的には同じですが、僕だけが「人の道を外した大馬鹿者で、あゆみさんとまゆみさんには耐え難い迷惑と屈辱を与えてしまって申し訳ない」というスタンスで接していますので、嫁姑の確執などありません。結果オーライですかね・・・。一度出産を経験すると産みの苦しみはあるものの、可愛い子供の存在が嬉しいらしく、もう一人欲しいとか言い出している今日この頃です。 ←クリックでランダムの記事が表示されます
なし
Copyright © ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)All rights reserved.
コメント