牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-06-14 02:18
目の前で、彼女のさとみが親友の和也に抱かれている。 ベッド上で、和也が上になってさとみに覆いかぶさっている。さとみはTシャツを着たまま、下はスカートを穿いたまま、ショーツも脱がずにズラした状態で繋がっている。
「さとみちゃん、大丈夫? 痛くない?」 和也が、遠慮がちに聞く。 『大丈夫……布団、かぶせて……』 さとみが、顔を真っ赤にしてそう言う。和也は、慌てて布団をかぶる。二人の体が布団で覆われて、顔と首回りくらいしか見えなくなる。
「動いてもいい?」 和也が小さな声で聞く。 『……うん……』 さとみは、迷いながらと言う感じで答えた。うんと言った後、壁際のソファに座る僕をチラッと見たさとみ。戸惑いと不安いっぱいの顔だった。でも、僕と目があった瞬間、慌ててさとみは目をそらした。
そして、和也が腰を動かし始める。布団の腰のあたりが、モゾモゾと動き始めると、 『んっ、ん……ンッ! ぅ、ぅぅ……』 さとみの口からか細い吐息が漏れ始める。
さとみは、おととい20歳になったばかりの僕の恋人だ。僕の1つ下で、彼女が18歳の時からの付き合いだ。 スキーサークルに入って来た1年生のさとみに、僕が一目惚れをした。今時スノボではなく、スキーオンリーのサークルなので、それほど人も多くなく、競争相手もいなかったので、すぐに付き合い始めることが出来た。
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