牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-06-14 02:19
俺は17歳。ヲタクではあるが、一応友達も居たし、あんま不満な事はない。 ただ、やっぱヲタクは女子に嫌われるから、彼女が居なかった。 身近な女は母と妹くらいで、近親相姦とかエロゲでよくあるし、近親相姦まで行かなくても妹と恋愛とか出来るかな、なんて。ちょっと変なことを考えた。
妹は、15歳で中3。学年の中で下から6番目に頭が悪い。 本人も自覚しているが、頑張るどころか俺と同じくヲタク趣味に没頭して今日もゲームをしている。
そこで俺は、 「なぁ、佐奈(妹の名前。勿論偽名)。お前高校行けんの?」 と、妹が最近一番嫌がる話題を出してみた。
そうしたら、元々口が悪い妹が「ちっ」、とかあからさまに舌打ちしてきて。別に慣れてるし大丈夫なんだけど、と思ってたら妹は答える。
「私立の女子高なら入れるって言われたけど」 「あ、そうなのか」
高校行けると安心した直後、俺は考え直す。 私立の女子高って…。
「…金さえ払えば行けるトコじょねーか」 「うん。だってバカだから公立行けないって言われたんだもん」 「………勉強しろ」 「嫌だ。頭痛くなる」 「じゃあせめて宿題しろ」 「最終日に頑張るってば」 「…博物館行かなきゃ出来ない宿題あんだろ」 「あー…。あのクソジジィが出したやつか…。プリント10枚の」 「やれ。それは後回しにしてやれ」
とにかくなんとしてでも勉強させる様にする俺。 …しかし、これは兄貴の優しさではない。 宿題を手伝うという、部屋に入るための口実だ。
「だってさ、わかんない」
きた!これを待ってた俺は、遂に言った。
「教えてやるから。部屋で宿題広げて待ってろ」 「……まー、教わった方が楽か…。じゃあ待ってるから。あんま遅く来ると、死なすー!」 「おう、優姫が好きなんだな」 そう言うと、「ツンデレ最高!」とか言って妹は階段を上って行った。因みに、パンツ見えなかったのが悔しい。
そして一階に一人の俺は、こぼしたら嫌なもの…オレンジジュースをコップに注ぎ、二階へ向かった。
「なー、夕兄。国語は一応出来るからさ、英語教えてよ」 「ん。ピプリント見して」 「ほい」
そして。 伸びてきた腕を引っ張って、力強く抱きしめる。
「夕兄、暑いんだけど」
恥じいもしない佐奈。 予想していたエロエロな反応じゃない。
「チョイ待って」 「は?………」
妹は待ってってくれてる。 女は胸よりきっと、クリトリスとかの方が良いよな? そう思い、自分を信じてクリトリスら辺に手を当てる。 今度こそエッチな反応!そう期待してたのに。 佐奈は…。
「夕兄、氏ね」
………。やばい。
「何が?」 知らない振りをする。
「股触んなバカ。あたってるよ、手」
なんかあったってると思ったらしい佐奈。 これならいける。 確信した。
「佐奈、ベッドに寝て」 手を戻し、言うと、
「なんで?宿題は?」 「これからは、保健体育の宿題」 「保体の宿題はプールのための体力作りだけど…」
バカだ。体力がつく行為を今からしようとしてるのに。
「だから、セックス」 「エロゲのやりすぎ。…ふぅ、でさ、冗談はこれで終わりにして英語教えてよ」
可愛くない。しかも妹は元からエロ会話全開の女だったことを思い出す。
「エロゲみたいなことしよう。っていうか宿題やる気ねーんだから」 「?そうだけど…。…ねー。本気で言ってるってことないよね?セクロス」 「やる」
断言すれば、妹はため息をついて。 多分、また冗談やめろとか言うんだろうな、って思ったら。
「いいよ」
…………。 「え?」 「?するんでしょ。そっちから言ったんじゃん」 「……なんで?」 「何が?」 「普通拒むだろ」 「なんだ、マジで冗談だったのか。…もー、英語教えて」 「いや、そうじゃない、冗談じゃない!」
声が大きくなってしまった。 ……でも、佐奈は普通じゃない。女なのにエロゲが好きだし、妙な行動とるし…。
「じゃあ、セクロスしよう。一度やってみったかったんだ」 佐奈はゲームをやってみたっかったみたいに言う。
「…じゃあ、服脱いで」 俺も脱ごうとしたら、
「脱がない。着たままでする」 なんて言い出した。
「…初めてで、着たまま?」 「異論は認めない。着たままでしてみたい」
そして、俺はズボンとパンツだけ脱いで、佐奈はブラジャーとパンツだけを脱いだ。 俺は洋服をずり上げる。
「…あ。…意外とないな」 膨らみこそあるが、Bくらいで、少しガッカリ。
「なんかね、着るとおっきく見えるんだよ俺の胸」 「こんな時まで一人称俺かよ」 「癖だからしょうがない」 「…まぁ、いただきます」 胸の飾りに吸い付く。…が、反応がない。喘ぎ声もない。
「…赤ちゃんだね」 余裕で感想を言ってきた。
「……佐奈、もう下良い?」 「うん。だって俺感度悪いから感じないもん」 え。何、なんで佐奈は自分の感度知ってんの。
「佐奈、オナニーしたことあるの?」 訊くと、返事が返ってこない。しかし5秒後、
「…普通する」 確かに。俺もするからな。
「やってみて」 「無理」
なんか即答されてしまった。 恥じらいのない妹にも恥じらいが…!?と思ったら、
「シャワーでしかイったことないから」 「……マジで?指は?」 「痛かったし気持ち良くなかった。…夕兄の指は?」 「いやそれ指の問題じゃなくて愛液の問題だろ」 「ちゃんと濡れてた」 …本当に痛いのか?と思い、指を入れてみる。
「う…っ」 痛がらない。でも気持ち良さそうでもない。
「佐奈、どんなかんじ?」 「少佐の佐に奈良県の奈」 ふざけてるし。2ちゃんねるじゃねーか。
「痛くない?」 「痛くないけど変。なんか異物感がヤダ」 「…入れて良い?」 「ハァ!?なんで!?今の話からなんで!?」 「入れたいから」 「ふざけんなバカ!」
やばい。いつも通りの会話になってる。 そう思って、先だけ禁断の花園に入れてみた。いや、こするの方が正しいかも。
「……あのさ、本当に、優しくして…。怖いから…」
普段絶対泣かない佐奈が目に涙を溜まらせて、俺を見てる。 そして俺は、
「ん。了解」 嘘を吐いた。
そして俺だけがイって、妹は痛がってセックスが終わる。 最悪だ。 優しくしないで、俺だけイって、中に出して。
「……ごめん」 そもそも近親相姦のことから謝らなければいけないんだ。
「………次は、前戯してから、…しようね…」
あ。 前戯…。
「そうだな。忘れてた」 「氏ねこのバカ」 「お兄ちゃんにそういうこと言うなよ」 「近親相姦の時点で夕兄が悪い。俺は悪くない。警察にいったら逮捕されるのは夕兄だ」
正論だった。
「宿題やってやるから勘弁」 「……教えてもらう方がいいな…。だってその分話せるよ」 「………じゃあ、一回寝たら宿題な」 「そうだね。……あ、えっとね、夕兄…」 「何?」 「次、は、…前戯からやろうね」
…それって…。
「好きだぞ、佐奈」 「………、俺も…。ヤンデレになるくらい夕兄好きになる」 「それはやめろ!言葉様にはなんな!」 「冗談です」
普段と変わらない会話だけど、関係は変わった。 …こんな毎日が、続きますように。
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