牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-06-14 02:38
僕は、23歳の大学生で、休学していたのでまだ2年生です。 昔から、語が好きで、休学していたのもアメリカを放浪していたからです。
そのおかげもあって、英語はしゃべるのも含めて、問題ないレベルです。 とは言っても、英語が出来るくらいで就職が有利になる時代でもないので、すでに就職に関しては色々と調べて動いていました。
僕は、自分ではそこそこ整った顔だと思っていますが、いわゆる草食系なので、彼女もこの歳まで作ることが出来ませんでした。とは言っても、それほど強く欲しいと思っているわけではないので、毎日趣味などで楽しく過ごしていました。 趣味と言っても、アニメを見たり、フィギュアスケートを見たりするくらいですが、それで毎日充分楽しいです。
そんなある日、秋葉に買い物に行って、ちょっと外れの方にあるショップに向かう途中、いきなり英語で声をかけられました。 『あなたは、英語しゃべれるのかしら? 本当に、誰もしゃべれないって、信じられない!』 と、かなりイライラした感じで言われました。 振り返ると、ちょっと大きめのコロ付きのバッグを持った、小柄な金髪の白人さんがいました。 どう見てもまだ子供なんですが、恐ろしいほどの美しさで、射抜くような青い目で僕をじっと見つめていました。
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