牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
-
ホームページ
戻る
15-06-14 02:54
何日か経った日のこと。
いつものように二人でゆっくり愉しんだ後、身支度を整えて部屋を出ようとした時、青田さんが何気ない調子で言った。
「(俺)くんも、明日から部活は休みだよね」
確かに、翌日の金曜から期末試験前の部活休みが始まることになっていた。
「はい」
「あたし、明日の昼休みは先生の手伝いで駄目なんだけど、あさっての土曜の放課後さ」
「はい」
「してみようか」
「…え?」
「だから、最後までしてみようって」
「…青田さんと、ですか?」
「あたしとじゃ嫌?」
「とんでもないです。したいです。でも青田さん…いいんですか?」
青田さんは俺を真剣な目で見て、はっきりした口調で言った。
「うん。あたしも、(俺)くんとしたいんだ」
うそみたい。茫然としている俺に青田さんは言った。
「じゃああさって、いつもの時間にね。ちゃんと…準備しといてね」
翌日の金曜日の朝も、俺と青田さんは同じ電車に乗った。 ただ、いつもの触ったり触られたりはなかった。 なんというか、俺はもうそういうことをするべきじゃないと思ったし、青田さんもそう感じていたんだろうと思う。
ギチギチの混雑の中、俺と青田さんはただくっついて、軽く抱き合ったままでじっとしていた。
ぼーっとしたまま一日が終わり、部活もないので家に帰った。
うちの両親は自営業だったんでいつも帰りが遅くて、家にいるのは俺だけだった。 明日のために何を準備すればいいか考えた。 友達とキャンプに行った時のことを思い出し、洗濯してあるタオルケットを一枚、小さくたたんでバッグに詰めた。
秀ちゃんからもらったスキンの箱からコン●ームを一枚を取り出し、袋に書かれた説明を読みながら、なんか毒々しい色(どピンク)と匂いのコン●ームをつけてみた。 一枚目は失敗。二枚目も。三枚目でようやくコツをつかんだ。
自分のにコン●ームをつけてみると、ああ青田さんとするんだ、という実感がわいた。 なんだか嬉しくなって、両手を腰に当てて、コン●ームをつけたチ●コをちょっと振ってみたりした。
ものすごくドキキしていたが、一方で不安が膨らんできた。俺はちゃんとできるのか。
スコラだかGOROだかの「ベッドで彼女をリードする方法」みたいな記事をパラパラめくってみたりもしたが、小心者の俺は不安が抑えきれなかった。
そこで、夜10時ごろにまた秀ちゃんに会いに行った。
秀ちゃんはバイトから帰ったばっかりだった。
「おー。この間のアドバイスは役に立ったか?その後うまく行ってんのか」
「うん。…たぶん明日、する」
「すげえ!やったじゃねえか」 秀ちゃんにバシバシ背中を叩かれた。
「いやでも…俺、経験ないし、ちゃんとできるか不安でさ」
「あのな、うまくやろうとか、カッコつけようとかするなよ。絶対失敗するぞw」 秀ちゃんは笑いながら言った。
「…笑い事じゃないんだって」
「相手もおまえも本気でやりたいって思ってるんだろ?だったら難しく考えなくても自然とうまくいくもんだって。”人は流れに乗ればいい”ってシャアも言ってたろ」
※書いてなかったが、秀ちゃんは全話録画ビデオテープ所蔵の第一世代ガンダムオタク
秀ちゃんの調子に俺は脱力したが、少しだけ気が楽になった。
「…うん、あんがと。」
「ゆっくり、優しく、丁寧に、だぞ。うまく行ったらお祝いしてやるよ」
それから俺は家に帰り、念入りに体を洗って寝た。 引き出しの奥から、宝物である青田さんパンツを出してはみたが、緊張でオ●ニーできなかった。
土曜日の朝。 俺と青田さんはやはり同じ電車に乗り、やはり何もしなかった。 駅につくと青田さんは小さな声で「じゃ、あとでね」と言って降りていった。
土曜日なので授業は午前中で終わり、部活も休みなので昼過ぎには校内はガランとしていた。 俺は秀ちゃんアドバイスどおりトイレで歯を磨き、ドキドキしながら部室へ向かった。
青田さんは本を読みながら待っていた。俺が入っていくと顔を上げた。
「うっす」 青田さんが気軽に言った。 「…ちわ」 俺は緊張で声が出てない。 「…持ってきた?」 「大丈夫です」 ズボンのポケットを叩いた。
青田さんは椅子から立ち上がって、ひとつ伸びをした。
「考えたらさ、ここの床しか場所ないんだよね。何か敷くもの持ってくればよかった」 「…それも持って来ました」 バッグからタオルケットを出した。
テーブルを隅にどけて、壁際の使ってない段ボールを何枚か床に敷いて、 その上にタオルケットを広げた。 青田さんはちょっと笑って、
「やるねー、やっぱりいっつもそういうことばっかり考えてる変態は違うなー」 「…そんなことないです」 ちょっとムッとした声になった。
青田さんがうしろから抱きついてきた。
「冗談だよ。いろいろ考えてくれたんだね。ありがと」
青田さんはすいっと体を離すと、服を脱ぎ始めた。
スカートを腰で回してからジッパーを下ろし、脱いで椅子にかける。 ボウタイを取り、ブラウスも脱いで椅子にかけた。眼鏡も外してテーブルに置いた。
白いブラとパンティだけになった青田さんは、タオルケットの上にぺたんと座った。 髪止めのゴムを外し、軽く頭を振って、髪をほどいた。
下着姿は初めてだし、女の子座りの青田さんがかわいくて、俺が見とれていると、青田さんはちょっと恥ずかしそうに
「おい変態、じろじろ見てないで脱いじゃいなよ。制服シワになるよ」
と言った。
俺もズボンとシャツを脱いだ。こういう時、靴下はどうするべきなんだろう?と一瞬思ったが、それも脱いで、トランクス一枚になった。
青田さんと差し向かいで、タオルケットの上に座った。
目の前には、ほぼ裸の青田さん。緊張と興奮で心臓がバクバクする。
「(俺)くんってさ、クマさんみたいだよね、でっかくてw」
青田さんが笑った。 だが俺は緊張で笑えなかった。
「…あ、あの、青田さん」
「なに」
「本当にいいんですか、俺なんかと…」
青田さんはにこっと笑った。
「…最初はさ、(俺)くんのこと気持ち悪いチカン野郎の変態野郎だと思ったよ。 ちょっとからかってやろうって。でも(俺)くん…意外といいやつだったからさ。 まーいいかなって。うん、あたしも変態なんだよ」
それから青田さんは膝立ちになって、ととっと俺に抱きついてきた。 俺の顔を両手ではさんで、じっと俺の目を見てから、キスしてきた。
前にした軽いキスとは違った。 最初は俺の唇に触れるだけだった青田さんの唇が開き、温かい舌が俺の唇の間から入ってきた。 要領がわからないまま、俺も軽く舌を絡めた。 口の中で柔らかい別の生物がぬるぬる動き回っているみたいな、たまらない感触。
青田さんを抱きしめた。青田さんのおっぱいが俺の胸でふにゅっと潰れた。 夢中で青田さんの舌を味わい、青田さんの吐息を感じた。 俺は興奮し、キスしながら右手で青田さんのおっぱいを触った。 青田さんが唇を離してささやく。
「ブラの外し方、わかる?」
俺は青田さんの背中に手を回してブラのホックを外そうとしたが…持ち上げても引っ張っても外れない。
「ふふ、わかんないよね」
青田さんは背中に手を回してホックを外し、ブラを取った。ほろんとおっぱいが出た。
青田さんはそのままあお向けになって、両手を広げて、冗談っぽく言った。
「さー、おいで」
今にして思えば、俺の緊張をほぐそうとしてくれてたんだと思う。 俺はぎこちなく青田さんの身体に覆いかぶさった。
「重くないですか」
「だいじょうぶ」
「…あの、青田さん、俺、初めてで…」
「だーいじょうぶ、あたしも同じようなもんだから」 笑顔になった。
「二人で、ゆっくりしてみよう。ね」
しかし、哀しいかな童貞の俺は、なにからどう動けばいいかわからなかった。
そのとき秀ちゃんの言ったことが、オビ=ワン・ケノービの「理力を使うのだ」という声のように、俺の頭の中でエコーした。
「うまくやろうとか、カッコつけようとかするなー」
「ゆっくり、優しく、丁寧にー」
そうだ、試合のときにも先生から「いつもどおりにやりゃいいんだ」と言われた。 いつものように青田さんを気持よくしてあげればいいんだ、と悟た。
今度は俺から青田さんにキスした。 最初、鼻と鼻がぶつかって、青田さんが「ふふっ」と笑った。 自分の顔をギッ!と傾けてもう一度。 わずかに開いた青田さんの唇に舌を入れると、青田さんの舌がそれに応えてくれた。また夢中で青田さんの口と舌を味わう。 唇を離すと、青田さんが紅潮した顔で俺を見て、はぁっ、と息をついた。
ぎこちなく青田さんの首筋や耳や胸に唇を這わせてみる。 脇の下にもキスしてみたら「くすぐったい」と青田さんが笑った。 そうしているうち、少しずつだけど青田さんの息が荒くなってきた。
白いおっぱいをなめ、乳首を吸った。 右手の指の腹で乳首を優しくはさみ、転がした。
「…んんっ」
青田さんが小さく声を上げ始めた。
「青田さん、気持ちいいですか」
「…うん、気持ちいいよ」
青田さんは少し潤んだ目でそう言ってくれた。
そのまま体を下にずらし、パンツの股間に顔をうずめてみる。 清潔な洗濯物の匂いがした。 いつもどおりパンツの上から優しく青田さんに触った。 白いパンツに染みが広がっていく。 パンツを引っぱると、青田さんが少し腰を浮かせた。 そのまま足首まで引っぱって、脱がせた。
青田さんの両脚をぐいっと押し開き、股間に顔を埋め、いつものように舌と指で優しくいじった。 青田さんの声が大きくなり、青田さんは口を押さえて身をよじらせ始めた。 青田さんが一番感じるところを、舌と指でいつもよりしつこく攻めた。
「…あ…駄目…駄目…」
青田さんが俺の髪をぎゅっとつかんだ。 俺はちょっとだけ意地悪してやろうという気になり、指で小さな突起をくりくりしながら青田さんに訊いた。
「青田さん、駄目なんですか?気持よくないですか」
「…ふうっ…ふうっ…うっ…」
青田さんは返事をせず、口を押さえたまま小さくあえぎ続けていた。
「気持よくないなら、やめます」 指の動きを強めた。
「…うっ…うっ…ふうっ…」
「どうなんですか」
さらに指の動きを強くした。青田さんが荒い息で答えた。
「…うん、きもち…いい…やめ…ないで」
俺はまた舌を使い始めた。青田さんの太ももが、俺の頭を挟んできた。
舌を使いながら、人差指をゆっくり、青田さんの中に入れてみた。
「んあっ!」
青田さんの身体がぴくんと反応した。 中は濡れていて、温かくて、入り組んでいて、狭かった。 (…ここに入るのか…)と思いながら、ゆっくり指を回し、抜き差しした。
「…んっ…んっ」
青田さんの声が更に大きくなった。
やがて、上気した顔の青田さんが喘ぎながら、こっちを見て言った。
「俺くん、もう…いいよ」
いよいよだ。俺のはもうトランクスの中でカチンカチンだった。 俺は体を起こしてトランクスを脱ぎ、椅子にかけたズボンのポケットから スキンの箱を出した。 一枚取り出し、昨日の練習を思い出しながらつけようとするが、あせってうまくいかない。
青田さんが体を起こして、
「…てつだったげようか?」
と俺のモノをのぞき込んだ、その瞬間!
「わわっ!」
コン●ームをつけようとした手の刺激で、俺は上空45度の空中に発射してしまった!
「わあっ!」
危うく顔面に直撃をくらいかけた青田さんが、驚いて体を引いた。
「…」 眼をつぶって茫然とする俺。
あああああやっちまった…昨日オ●ニーしとくんだった…
「…っびっくりしたーw」
青田さんが笑った。おっぱいがふるふる揺れた。
「…すいません…」
俺はかっこ悪いやら情けないやらで、青田さんを見れなかった。 俺のも、しおしおと申し訳なさそうに縮んでしまった。
<続く>
続きを読む時に便利です→
[体験告白][エッチ体験][女子高生][上級生][満員電車][痴漢][お尻の感触][オナニー][手コキ][射精][乳揉み][乳首舐め][変態プレイ][指マン][クリトリス愛撫][ツンデレ][クンニ][フェラチオ][コンドーム]
|
Copyright © ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)All rights reserved.
コメント