はじまりは姉の入浴の覗き見 5 【近親相姦告白】_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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はじまりは姉の入浴の覗き見 5 【近親相姦告白】

15-06-14 03:12

再び場面は浴室へ。
「え?じゃ剥けてないってどういうこと?」
姉は真面目な顔でそんなことを聞いてくる。
なんだかあの夜に時間が巻き戻されたような奇妙な感覚に包まれた。

俺はやってみせたほうが早いと思って、チンポの皮をクイッと引っ張り上げた。
いや、結構二人とも真面目だったんだよ、コレ。今考えると笑えるけど。

「うわぁすごい、なにそれ」
姉が喜ぶ。すごい子供みたい。
「もう1回やって」
また剥いて、また被せる。
「うわぁー」
食い入る様にチンポを見つめる姉が「お姉ちゃんもやってみたい」ってそう言って、手を伸ばしてきた。
俺はなんかもうダメだって思った。姉にチンポ見せた時点で体に異変は感じてたんだ。



チンポの根元とか、玉袋というか玉そのもの、あとはケツの穴のちょと手前とか。
めちゃめちゃズキズキしてて、痛くなってた。それが何なのかわかんなかったけど。





姉にチンポをクイッと剥かれた。
「硬い…」
姉がチンポをクイッと戻そうとするが、姉に触られたことで更に一回り大きくなった気がしないでもない亀頭がそれを許さない。
「戻んない…」
って姉がつぶやいたとこまでは覚えてる。
それからクイッ、クイって何回もやられて、俺は放心状態。

当たり前だけど、俺は他人にチンポ触られるなんて、人生初めての経験だった。
その相手が全裸の姉とか、そんな状況に長時間耐えられなかったのか、次の瞬間には射精してた。



ただ、オナニーと違って、出ちゃうって感覚はまるでなかった。
姉にチンポ見せた時から変な気持ちにはなってて、今まで味わったことがない息苦しさ。
なんかもうダメだ、もうダメだ、っていう切迫感に襲われてて、必死に戦ってた。

その瞬間は、ズビュ!!!ってチンポそのものが飛んでったような気がして、
チンポかまたは精液が姉の頭上を大きく越えて飛んでいったのが見えた。

姉の目がテンになってた光景と、すぐさま尿道に手を当てて精液が姉に向かって飛ぶのを防いだのをハッキリ覚えてる。
あとは湯船にしゃがみこんでハァハァしてて、精液だらけの手のひらだけを浴槽の外側に出してた。

その時の俺には、恥ずかしい、ていう気持ちしかなかった。


姉は目の前で起こった現象が、どういうものなのかは理解していたみたいだけど、なぜそれが起こってしまったのかわからなかったみたいで、
「な、なんで!?」
って言ったあとは、黙ったままだった。
ようやく息が整った俺が見上げた姉は、人差し指と親指を開いたり閉じたりしてて、そのあいだには俺が放った精液が糸を引くように垂れ下がってた。

「軍曹のコレ…すごいネバネバ…」
そう呟く姉は、心なしか楽しそうに見えたけど、俺はそんな姉がどうしようもなく憎たらしかった。

というより、世界中すべてが敵に見えてた。そんな心境だった。


姉にチンポを見せるという行為は、俺の中ではちょっとしたイベントで、
どことなくワクワクしていた気がしないでもないのだが。
射精は、いくらなんでもソレはねーだろ、って受け入れられなかった。

俺は覗いている時に屋外で射精してしまった自分にも、結構なショックを感じていたし、まさか自分以外の誰かの前で射精することなどあるわけがないと、そう思っていた。
俺にとってそれは絶対に見られたくない姿だったし、よりによって姉に見られるだなんて。

姉という存在はエロの対象ではあったけど、それと同時に憧れの対象でもあった。
そして俺は精液というものは汚いもの、決して綺麗ではないもの、って当時思っていたので、それを姉に向かって放つなど、許されることではなかった。

ただ、おそらくその自分自身に対する怒りのような感情をうまく表現できなくて、その矛先は姉に向けられることになる。


姉の手を掴んでシャワーをぶっかける。
すごく乱暴に。姉も怯んでた。
自分の手は、湯船に突っ込んでゴシゴシ洗った。チンポも。
そのあと、浴槽の底にある栓を引っこ抜いて、俺は一目散に逃げた。

「待って」とか「待ってるって言ったのに」とか「私まだ髪流してない」とか。
そんな言葉が背後で響いてたけど、耳には入らなかった。

さっきまでの「待ってて」「待ってる」の関係は、一方的に破棄。
体を拭くのもそこそこに部屋へと駆け上がり、あとはふて寝した。

突然キレる中学生っていうのを、ものの見事に体現してたと思う。




姉が俺の様子を見に来たけど、狸寝入りで無視。
それからも何度か姉が俺の部屋に入ってくる気配は感じたけど、全部スルーした。

結局、夜中に目を覚まし、自分が姉にとった態度を反省することになるのだが。
数時間の睡眠を経て、俺の怒りはトーンダウンしてた。
むしろ自分が何に対してあんなに怒っていたのかすらわからない。

突然思い出して、足音を忍ばせ、浴室へ。
姉が持ち込んだローションってやつが置き去りにされてるのではないかと不安になったもので。
それと俺がブッ放した精液が浴槽の壁にまだ付着してるままなんじゃないかと恐ろしかった。
しかしその心配は杞憂に終わり、いつもと変わらぬ浴室だった。

そのいつもと変わらぬ浴室が、さっきまでは非日常的な出来事の舞台だったと思うと、俺はなんだかたまらなくなってしまって、部屋に戻って立て続けに2回オナニーした。



1回目は姉との入浴の記憶がそのまま脳内で再生された。
姉が脱いで裸になるシーン、姉の裸そのもの。
姉の手が俺のチンポに伸びてきて、触られ、姉の手に精液を付けたことが鮮明に思い出された。

2回目はもう完全なる妄想で、姉のおっぱいに精液がいっぱい付いてた。
始まりも終わりもなく、ただ精液をかけられてる姉が頭に浮かんだ。
その姿は決して俺が憧れてる姉ではなく、凄くエロい姉だったけど、なんか嫌じゃなかった。

オナニーどっちも気持ちよかったけど、でも、お風呂での射精に比べると物足りなかった。
生まれて初めて他者の手で導かれた射精は、言うまでもなく生まれてから一番気持ちの良い射精だったんだ。

明日絶対に姉に謝ろうって、なぜかオナニー後にそう思った。



翌朝、寝坊して、姉に起こされた。
目を覚ましてすぐに、姉の謝る姿が目に入った。
「軍曹、昨日はごめんね」
何に対しての謝罪なのかはさっぱりわからなかったけど、
俺も負けてはいられないという対抗心でメチャクチャ謝った。

「お、俺が悪い!あんな態度とるつもりなかったんだけど
 とにかく恥ずかしくてホントごめん姉ちゃん悪くない。
 悪いのは俺、謝らなくちゃいけないのも俺、ほんとにごめん!」
 
勢いで謝ってて、自分でも何が何だかわからなくなってた。
本当は、待ってるって言ったのに待ってなかった事を、謝りたかったんだと思う。
「どうしたのー軍曹!大丈夫だよー」
って姉は目を丸くしてた。

そうして1週間が過ぎ、姉との大冒険はクライマックスを迎える。






決戦は金曜日という歌を好んで聞いていた時期があったけど、俺の場合は土曜日で。
いつも通り午前中に部活を終えて午後からはオフ。
帰り際に、これから遊ぶ約束とか、待ち合わせ場所を相談してる仲間たち。
人気ゲームの続編の発売が間近ってことでテンションが上がってた、そんな時期だったかと思う。

俺は仲間の誘いを断った。
姉もそろそろ帰宅している頃だろうし、できるだけ姉と過ごす時間を増やしたい、というその一心で家路を急ぐ。

家には両親が不在のはずだった。
前日の夜に、オヤジが起業する際にお世話になった方が入院したとか、
そんな電話があったが、詳しい内容は覚えていない。
俺も姉も面識がない人だったし、とりあえず命に別状はないってことで、その日は両親だけが朝から出掛けていった。



高速に乗って行く、とか、夕方くらいには帰る、とか。
そんな話は耳にしてたから、俺は部活が終われば、姉とまた二人きりだってそう期待してた。

案の定、家には姉だけが待っていた。
その日の姉は、ほんのり化粧をしていて、もともと色白なのに更に白い顔をしてた。
「どうしたのその顔?」
「ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!」
「お母さんの化粧品いじったの?」
「自分のだもん。私だって化粧品くらい持ってるもん」
「え?どっか出掛ける予定あるの!?」
「ない」

姉はやっぱりそういうお年頃だったようで、ときどき化粧とかしていたようです。
ただ俺と二人きりの時に化粧なんて、ちょっとは俺のこと意識してるのかなって、
そんな風に自分勝手な解釈でもしたのか、当時の俺はなんだか嬉しかった。




両親が不在というのはあまりなく、その隙をついてその前の週に姉と一緒にお風呂に入って、あんなことになった。
そしてまた姉と二人きり、というこの状況に俺がドキドキしていなかったはずはない。

しかしながら、前の週はお風呂に入ってもおかしくはない時間帯だった、
というのが前提としてあり、この日はまだ昼下がりのホンワカしたムード。

「汗かいたからシャワーでも浴びようかな」
なんて言ってみたり、
「化粧落としたほうがいいよ、変だし」
とか失礼なことを言ってみたり。
また一緒にお風呂に入りたいってことをアピールすべく、孤軍奮闘していた気がする。




ただ、俺は単なるスケベ心でそう思っていたわけでもない。
一方的に破棄した「待ってて」「待ってる」の関係を修復して、
姉と一緒にお風呂に入って一緒に出てくるっていう、そんな単純な事をやり直したがっている健気な弟の気持ちの方がむしろ強かったように思える。

まぁ、スケベ弟49%、健気な弟51%の黄金ブレンドでしたが。

俺達は子供部屋としてそれぞれ自室を与えられていたけど、互いに部屋を行き来することはあまりなくて、姉が部屋に篭ってしまうと俺にはそこに立ち入る理由がなかった。

姉ができるだけ居間に居るようにと、たいして面白くもないバラエティー番組の再放送をさも面白い番組であるかのようにゲラゲラ笑って過ごすという虚しい時間が過ぎていった。
姉はそんな俺を完全スルーで、気ままに過ごしていた。



夕方くらいには帰るという両親が、実際には何時に帰るのかということが気になり始めた頃、両親からちょうど電話があり、もうすぐコチラに向かって発つ、という連絡。
高速道路の混み具合もあるけど、2~3時間で帰り着くってことで、俺はガッカリ。
姉が「お米といでおくから、軍曹はお風呂掃除して」って言い出したときは辺りは薄暗くなってて、もはや両親が帰るのを待つだけの雰囲気に、俺はすっかり諦めモードだった。

風呂掃除を終えしばらくして、汲んでたお湯を止めに戻った。
ちょっと熱いかなぁなんて考えながら浴室から1歩足を踏み出したときにそれは起こった。
足が濡れてたから滑った、みたいな感覚で体が傾いて目の前の光景が奇妙に歪んだ。
と、同時に姉の悲鳴。家全体が揺れていた。
地震だ!って思ったときには、立っていられなくなり、どこからかガラスが割れるような音が聞こえてきたかと思ったら、急に目の前が真っ暗になった。停電だった。


なんとか姉のもとに這って行って、この揺れ方は尋常じゃない!って思った頃に揺れがおさまったものの、その代わり姉の体がガタガタ震えだして半端なく動揺してたので、思わず抱きしめた。
腰が抜けたようになっている姉をなんとか起こして、引き摺るようにしてソファーに座らせて、俺は外の様子を見に行った。

同じように近所のおっさん連中も何人か外に出てきてて、遠くに見える信号も消えているのが目に入った。
辺りは夜の闇が迫ってて、それ以上に得体の知れない何か真っ黒なものが襲ってきたかのような、そんな気さえした。

家に戻ると姉はだいぶ落ち着いてて、両親の心配をしてた。
電話はもちろん不通。姉は当時すでに携帯電話を所持しており、そちらも繋がらないってことだった。
俺はラジオ付きの懐中電灯があったのを思い出して、それを探し出しスイッチON。
「〇〇地方で強い地震がありました。各地の震度は~です」
という放送を受信したけど、まだ情報は錯綜しているらしくて混乱を極めていた。



30分くらい過ぎた頃だろうか。
電話は繋がらないのにメールだけは出来るということが判明し、両親の無事も確認。
受信にかなり時間差があったり、送信不可能だったりと、手間はかかったけど。

ただ道路状況の混乱で立ち往生しているという内容で、帰り着けるかどうかすら不明。
(実際のところ両親は山崩れや土砂崩れで、外部から孤立した陸の孤島状態の所に行ってた)
とりあえずお互い無事だってことに安心して、俺も姉もホッとしてた。

デカい地震が起きた。その話はこのくらいにしておこうかと思う。

とにかくメチャクチャ寒かった。
翌日わかることなんだけど、一部ガラスが割れてて、外気が家の中にビュービュー入ってきてた。
ただ気温が冷たいってことではなくて、心細いってのもあったのかと思う。
俺と姉は、毛布にくるまって身を寄せ合うようにしてソファーで過ごしていた。



思ったよりも姉は明るくて、寒くないかって俺を何度も気遣ってくれた。
俺も姉を心配させないように努めて明るく振舞って、密着状態でちょっとハァハァする余裕があった。
なんか姉はスゲーくっついてきて、ノーブラだと思われたその胸が、俺の腕にプニプニ当たってた。
暗闇がそうさせるのか、会話は耳元のすごく近くで行われ、隣を向くとすぐそこに姉の唇。
姉とのその距離感に慌てて顔を引っ込めるなんて、そんなことを繰り返してた。

俺は体温が平熱時でも高いのか、大人になった今でもそんなことをよく女性に言われる。
「軍曹あったかいなー」
この時の姉も、そんな感じで無遠慮なほどに俺にしがみついてた。
地震に動揺してた姉をさっき抱きしめた経緯もあってか、俺もちょっと偉そうに姉を抱いてたw
体はすでに俺の方がデカかったから、その光景は意外とサマになってたかもしれない。


ただ中身は中学生なんで、
「裸で抱き合うとあったかいらしいよね」
とかわけのわからないことを口走る。

「は?バカじゃないの軍曹。こんなときにそんなスケベなこと考えて」

俺は姉から飛び退いて距離を取り、ソファーの端っこから慌てて釈明。
「ちょ、ちょっと、冬山で遭難したとかそんな時にそうやって暖をとったとか、本に載ってたんだって」
これは本当。スケベなことを考えてたのも本当だけど。
さすがに今の状況がスケベ優先ではないってことは俺にもわかってた。
だから姉にいくらくっつかれても勃起もしなかったし。


「わかったから、こっち戻ってきて」
姉にそう促され、また元通りに2人で毛布にくるまった。
「軍曹いてくれてよかったぁ。お姉ちゃん一人のときだったらヤバかったよぅ」
そう言って姉は今までで一番の強さで俺に抱きついてきて、耳と頬のあいだくらいのところにチューしたんだ。

え?今の何?なんなの一体?俺は何をされたの?
その一瞬の出来事に俺は全く反応できなくて、ただ姉に抱きつかれているだけだった。

それから2人で懐中電灯片手に冷蔵庫を漁って、調理なしで食べられるものをとりあえず食べた。






「おおーい天使ちゃーん、軍曹くーん!」
停電の影響か、玄関のチャイムも鳴らなかった。その声は玄関の扉をノックする音と共に聞こえた。
姉と2人で顔を見合わせ、一体誰なの!?みたいな不安な気持ちがよぎった。
玄関先まで行ってみると、うちの両親とも親しくしてる3軒隣くらいのおっちゃんが来てた。

話を聞いてみたら、朝出掛けていくうちの両親と言葉を交わしたらしく、
今近所の様子を見回っていたら、まだうちの両親の車がないことに気付いたらしい。
もしかして子供二人だけで不安な想いをしてるのでは?と思い訪ねてきたと。

「よかったらオジサンとこに来ないか?」
おっちゃんの家には俺よりいくつか年下の小学生がいてコイツが結構面白いやつで、俺はこの緊急事態にも関わらず、ソイツと一緒なら楽しめるぞ的なことを思ってしまった。
それにおっちゃんの話では、近所の公民館みたいな施設で夜を明かす人達もいるらしく、俺は当然ながら姉もおっちゃんの提案を受け入れるのだろうと考えてた。

「いえ、私たちはココに居ます。両親とも連絡取れたし、大丈夫です(キリッ」



おっちゃんは何本かローソクを持ってきてくれて、何かあったらすぐ来なさいって言い残して帰った。
そのローソクが灯され、少しはマシになった環境の中、俺達は毛布にくるまっていた。
部屋の中は、倒れた観葉植物とか、棚から落ちてきた雑多なものが散らばってて、改めてさっきの揺れがけっこうな規模のものだったことを知った。

「断っちゃった…。おじさん気わるくしたかな…」
姉が何度もため息混じりにそう言うので、
「大丈夫だよ、あのおっちゃんそんな気にしてないよ」
って、俺も何度も励ましてた。
ただ、なんで断ったのかはこの時点でちょっとわかんなくて、うーん…って疑問に思ってた。

「でも軍曹あっちに行きたかったでしょ?」
不安そうに俺を見つめる姉の目。俺は空気を読んで次の言葉を口にする。
「いや、俺はここでいい。姉ちゃんと一緒にここにいるほうがいい」

そこでちょっとだけ思った。もしかして姉も俺と二人だけで居たいのではないかと。




「あ、軍曹またスケベなこと考えた、今」
「ちょ、ちょっとなにそれ、か、考えてないってば」
スケベなことっていうよりも、なんか胸がトキメクようなドキドキ感を味わってた。
なんでしょうかこれは。この時の気持ちは上手く表現できない。

「一緒お風呂入ろう」
「へ?」
なんだよそれ、姉ちゃんの方がスケベなこと考えてるじゃ…
「今日はお父さんたちの部屋で一緒に寝よ、その前にお風呂であったまろう」

姉のそのセリフは、妙に説得力があって。
たぶん寝れないだろうけど、何もすることもなく、おそらくもう寝るしかない。
そして、こんな状況で今夜俺たち二人が別々に寝るってほうが、なんだか不自然な気もしてきて。
ひどく寒かったし体も冷えてて、寝る前にお風呂で温まろうってのは決しておかしくないと思った。

もちろん、お風呂に一緒に入るという事をすでに経験してたからこその発想だとは思うけど。


「お風呂ぬるくなってないか見てきて」
姉のその言葉に素直に従い、懐中電灯片手に浴室へ。
大丈夫。多少ぬるくはなっていただろうけど、それ以上に指先が冷えていたせいか逆に熱く感じた。
しかも、姉と一緒にお風呂…です。
ここでぬるくてダメだったなんて、俺が言うはずがない。

とりあえず姉と裸でココに来るべき。
もし本当にお湯が冷めてしまっていてダメだったという結果になるとしても、
それはそれで一緒にココを出ていくべき。
俺が求めていた姉と一緒にお風呂に入って一緒に出てくるという、千載一遇のチャンスの到来。

余談だけど、うちの給湯システムの関係で、実は停電してもしばらくは熱湯が出る。
たぶん姉はそれも理解した上でお風呂で温まろうって言ったのかもしれない。



浴室から戻ると、姉は既にタオルとかの準備をしてて、
俺の「大丈夫けっこうまだ熱かった」という結果報告などあまり意味がないようにも思えた。
そして、俺が先日使うことが出来なかったアレを思い出して姉に問うと、
「持ってきたよ」
って言って、(コレでしょ?)って感じで小瓶を目の前で振ってみせた。

暗かったということもあってか、恥ずかしがる素振りもないまま、二人とも一気に裸になった。
浴室は停電で換気扇が回らないまま閉め切られていたせいか部屋よりも暖かく感じられ、裸でも全然平気。

髪の毛は乾かすのが大変なのでシャンプーはしないと予め決めてあり、
体を温めるっていうのが目的だった二人は、いきなり湯船に飛び込んだ。
溢れ出るお湯を「もったいないwもったいないw」って言いながら二人で笑った。



つい先日も一緒にお風呂に入り、さっきまで毛布の中でくっついていた二人だったからなのか、湯船の中でも結構大胆で、俺が後ろから姉を抱っこするような感じで入浴してた。
ただ、俺の両手はその置き場に困って湯の中をブラブラ彷徨ってたのだけど、
途中から姉が俺の両手を引き寄せて自分のへその前あたりに置いて、その上から指を重ねてくれた。

抱っこされてジッとしてる姉は、俺が思ってたよりも小さくて、
俺の腕が包んでいるウエスト周りがこんなにも細いってことを初めて知った。
生まれて初めて触れた「女」の体に興奮どころか萎縮したのか、俺は勃起しなかった。
おそらく地震の影響もあったかと思うけど。

それでも体は火照ってきて。
それは姉も同様だったのか、体は洗おうかってことで、どちらからともなく洗い場へ。
姉は俺に椅子を譲り、それから俺の背後に回ってさっき「もったいない」って
洗面器に汲んでおいたお湯を背中にかけてくれた。


姉が体を洗ってくれるのかな、くらいに思っていたら、
「よし、軍曹、ヌルヌルになれっw」
って姉が俺の背中に例の小瓶からジェル状のものをぶっかけた。
「ヒィイイ!!!」
そのあまりの冷たさに俺は悲鳴を上げるのだけど、それが浴室にメチャ反響して二人とも身をすくめた。
姉が人差し指を口元に当て「シー」ってリアクション、俺も唇を真一文字に結んでチャックするような素振りで対応して、このへんから俺達はけっこう楽しくなってきてた。
裸でも思ったより寒くなかったし、怖い目に遭って逆にテンションが上がったかのようだった。

姉はローションがヌルヌルであるということを知ってはいただろうけど、
当然ながら実際に使うのは初めてで、最初は俺の背中に塗りたくって「わぁヌルヌル」とか言うだけだった。
俺もくすぐったいだけで「なんか変だ」とか言ってた気がする。


姉に正面を向くように促される。
勃起もしてないし、俺にはその姉の指示に抗う必要はなかった。
振り向くとそこにはなぜか浴室の床に正座している姉が。
「ちょっとw なんで正座してんのw」
俺のその問いかけには姉は答えてくれず、その代わり
「あ、勃ってない…」
と呟いて、俺のチンポを見つめてた。

この時の俺の気持ちは勃起してないってことを勝ち誇ってた。
「ま、まぁね。そんな簡単にいつでもビンビンになると思ったら大間違いですー」
みたいな悪態をついて、姉を挑発するかのような雰囲気だったかもしれない。



「洗ってあげたい…んだけど触ったら…アレだ…よね?」
姉が恐る恐る俺に尋ねてくる。
おそらく頭の中では先日俺が射精した光景を思い出していることだろう。
俺も忌々しい記憶が蘇るが、勃起すらしてない今のこの状態からいきなり射精ってのは考えにくく、正座する姉の姿もなんだか可笑しくて、
「洗ってw」
って冗談っぽくお願いしてみた。

ワザとなのか勘違いなのか、姉は小瓶からローションを手のひらに足すと、
その手で俺のチンポをムギュって掴んだ。
柔らかい状態のチンポの感触を確かめるようにそうしたあとに、ローション塗ったくてた。

冷たい!って思ったのは一瞬で、そのあとは姉の手のひらの温もりが心地よかった。

<続く>

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