牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-06-14 03:29
小学6年の時からずっと俺が家庭教師をしていたまさみと結婚して、子供も二人作り、幸せそのものの毎日だった。 まさみはもうすぐ30歳になるが、俺には今でもキラキラ輝いて見える。
そんな幸福な毎日だったが、俺の会社での先輩に、まさみが女の子を紹介すると言う事になり、少し歯車が狂ってしまった。
先輩の長田さんはもうすぐ40になるのに、童貞ということが発覚し、しかもデートすらまともにしたことがないことがわかった。
そして、俺のちょっとした優越感もあり、まさみが長田さんにデートのレクチャーをすることになった、、、
言い出したのは俺なのに、二人がデートしている時間は、後悔と焦燥感とで絶望的な気持ちだった。
そして、デートの練習をした日の夜、まさみが真剣な顔で泣きそうになりながら話しかけてきたときは、生きた心地がしなかった。
だけど、よくよく話を聞くと、ただ手を繋いで歩いただけだった、、、
安心しながらも嫉妬が渦巻き、そのまままさみとセックスをしたが、しながら色々聞くと、少しは”他の男の人としたらどんなんだろう?”と、思ったと言われた、、、
この話をしたときに、俺は嫉妬が凄かったが、興奮したのは間違いない。 そして、まさみもどういう思考でそうなったかわからないが、興奮していた、、、
そして馬鹿な俺は、嫁と長田さんを、またデートの練習をさせることにした。 『良いの?今度は、手だけじゃすまないかもよw』 と、イタズラっぽく言ってきたまさみに対して 「どうぞどうぞw 出来るモノならねw」 なんて言ってしまった俺、、、
『あ〜〜っ!! 馬鹿にしてるっ! 知らないよっ!』 まさみは、ちょっとムキになってそう言った。
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