牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-06-14 04:06
「ケイジ先生 今度のお休みに皆で温泉行きませんか?」 帰り際ロッカールームで着替えを済ませて荷物を纏めていると 院内に数人居る助手の友子ちゃんが声をかけて来る。
友子ちゃんと数人いる助手の人たちは皆年齢が近く 友子ちゃんが24歳私が26歳でもっとも年齢が近い 結構な飲み会好きというか何かと集まりを企画したり 皆で旅行したりするのが好きで私も何度か誘われて行った事が有る。
「助手の皆とあと私の友達に友達の彼氏ほか数名なんですけど」 「勝也君たちも来るの?」 「はいw来ますよw今度は負けないって息巻いてましたよw」
勝也君は友子ちゃんの友達の彼氏で 前回皆で温泉旅行に行った時に卓球勝負でやたらと盛り上がってしまい 下手糞の2人つまり私と彼で最下位を争ったのだ。
「はははwそれは断るとまずいねw」 「そうですw断ると勝也君可愛そうですよw最下位決定ですからw」
「解ったよ参加するよwまたスケジュール細かく決まったらメールして」 「解りましたwいっておきます。」 そう言いながら手荷物を持って部屋をでる。
「よ・・った・・」 出ようとする私の後ろで友子ちゃんがポツリと何かを言ったようなきがした。 「ん、何か言った?」 「いえwお疲れ様でした。」
少し変だとは思ったがその時は余り気にせずに 「うん、じゃあお疲れ様w」 といって院を後にした。
「えーーいいなぁああケイジクンばっかり!!」
ゆうに今度の連休どこか連れて行って! とせがまれたので職場の誘いで温泉へ行くからダメだと言ったところ 大声でゆうが言い放った台詞である。
ゆうが箸と茶碗を持ちながらほっぺをプーと膨らませている。 (こういう子供っぽい所も同居しているのがゆうの魅力かもしれない) 「仕方ないじゃなぁい、お仕事のお付き合いなんだからぁw」と さえ子さんがノホホーンとした感じで助け舟。
それでもさえ子さんの方は見もしないで 「私も連れてってよー温泉」 と大好物のハンバーグもそっちのけで矢のように催促して来る。
「ゆう!わがまま言わないの!」 あんまりに五月蝿いのでとうとう堪忍袋の緒が切れたのか さえ子さんにキツ目に言われて少しトーンが落ちる。
しかし 「えー・・ぶつぶつ・・お・・せん・・おん・・せん」 と念仏のように繰り返しながら恨めしそうに私を見る・・
2人で家を出て私のマンションへ行く間も 後ろからブツブツ言いながら付いてくる。
私は (仕方が無いな・・部屋に確か貰いもののケーキあるからアレでとりあえずお茶を濁して・・)などと、どうやったらゆうの機嫌が直るか考えていた。
そうこうしてる間に部屋に到着 靴を脱いでるゆうに背中を向けたまま 「ゆう冷蔵庫にケーキが有るから・・ソレでも食べて機嫌を直し・・」 「ゆう?!」
グスッ・・グスッ・・ 私はびっくり仰天した・・ ゆうがベソをかいてるではないか・・ 「ゆう・・」 「だって・・ケイジくん遊んでくれないんだもん・・」 「せっ・・かく・・お、おやすみ・・ひぐっ・・」 「ゆう・・すっご・く楽しみ・・して・・たのに・・」
私は本当に驚いていた。 ゆうは余り泣くような子ではない。 悔しい時も悲しい時もグッと堪えてしまうタイプの子だ。 少なくとも今まではそう思っていた。 だからこうやってゆうが泣く所を見て私は完全にテンパってしまった。
おずおずとゆうが抱きついてくる。 「俺はずーっとお前のそばに居るよ・・」 優しく抱きしめて頭をなでながらあやす様に優しくいう。
「うーーー!」 と胸に顔を埋めるようにうなりながら頭を振っていやいやで答える・・ 「今度また連れて行ってあげるから・・」 「うーーーーー!うーー!!!」 「ゆう・・」 「うーーーーーーーーーー!!」
(仕方が無いな・・) 私は友子ちゃんに断りの電話を入れようと いい訳を考えていた。
「構いませんよwよかったら連れてきてくださいw」
友子ちゃんに断りの電話を入れてこれまた「えーなんでー」と 友子ちゃんにまでしつこく食い下がられ言い訳に困った挙句 親戚の子が遊んでくれとごねるからだと答えたら 友子ちゃんが逆転ホームラーン!とばかりに言い放った台詞である。
その後も迷惑になるとか何とか色々電話口で言ってみたものの その会話を後ろから見てて悟ったのだろう・・ 「私が彼女なのイヤなんだ・・」とボソッと聞こえてきた所でやめにした。
かくして一度言った手前引き下がれない私は 結局ゆうをつれて温泉旅行に参加する事になったのである。
「やったーw!!」 参加できると知ったゆうはさっき泣いてたのが嘘のように 満面の笑みである。 そそくさと台所からケーキを持ってきてパクパク食べだした。 (全く現金な・・・女って奴は・・・)
「ゆう、一応言っておくけど」 「解ってるよ私達のことは秘密だよねwソレくらい解ってるよ」 「うん・・」
ゆうが私の受け持ちだったのは短い間だったし 友子ちゃんたちとは余り面識は無いアレから大分経っているし ゆうは見た目も大分大人びた。 子供の患者は多いから誰もおぼえちゃ居ないだろう。
「温泉旅行の間だけは親戚の妹でいてあげるわっw」
そういいながら最後に取っておいたイチゴを食べながら 大きな目がクリクリとしてやったりの表情を浮かべていた。
「始めましてイサワユウです。」 ダークグリーンのスーツワンピースに 黒のコートジャケットを着た少女は これまた可愛らしい旅行鞄を持って何食わぬ顔で私の姓を名乗った。
「キャーー可愛いいい」 「おおっびしょうじょーーー」
思わぬゲストの登場に旅行メンバーは偉くハイテンションだった。 「ケイジ先生にこんな可愛い姪っ子が居るなんてねぇw」 「ゆうちゃん本当に可愛いわねwタレントさん?w」 もはや行きのワゴン車内はユウの話題で持ちきりで 男性陣は勿論女性陣もこぞってユウに構いたがった。
「確かにこの子相手じゃ私達との約束なんてどうでも良く成っちゃうかもねぇーねぇwケ・イ・ジ先生w」 「・・・・」答えようが無い・・ 「ユウちゃんは凄い可愛いからもてるでしょ?」 「そんな事ないですよw」 「またまたーケイジ先生も兄として心配じゃないですか?」 「うるさいなぁ・・お、おれに振らないでくれ!」 「なに焦ってるんですかw」 「もしかして、もうゆうちゃん彼氏居るの?w」
男の一人が悪ふざけで聞く 「はいw居ますw」 「おおおおおお」 車内から大歓声 (こ、コレは予想以上に地獄だ・・・)
その後も影で気を揉む私を置いて 「えええっど、どこまでいったのw」 「かっこいい?」 「やっぱりジャニーズ系?」 等とユウの記者会見は続いたのでした。
「ケイジ先生ゆうちゃんに手を出したらダメですよw」 と冗談交じりの一言に私はコーラを噴出しそうになってしまった。
そんなこんなで楽しい旅行のOP 多分メンバーの中でコレから起こることを思い 色んな意味で一番ドキドキしている私
心配する私をよそにワゴン内はもうスッカリ和気藹々 ゆうも打ち解けて友子ちゃんたち女の子メンバーと楽しそうに話をしている。 (そういえばゆうは学校で友達とかと上手く行ってるのかな?) ゆうはプライベートは殆ど私にべったりなので 嬉しい反面密かに心配している点ではあった。
そんなわけでワゴンは3時間ほど走り温泉街に到着 今回のホテルは結構立派な木造建築の建物でもう100年以上前から お湯屋として繁盛してる老舗中の老舗らしい。
古風な玄関から内装まで歴史を感じる重圧な木材の存在感 長く、ぐるりと中庭を囲む木の廊下・・ 中庭は玉石が敷き詰められ小さい池がある ドドドド・・と遠くで滝の音がして滝や噴水の近くのように 湿り気を帯びた風が長い廊下や庭を吹き抜ける。
「いい所だね友子ちゃん」 「でしょwケイジ先生こういうところ好きですか?」 「うん、こういう渋いたたずまいは大好きだね落ち着く」 「なんかこうココで座って座禅でも組みたくなるよ」 「ケイジ先生爺むさいですよ」 「そう?」
そうやって 友子ちゃんと2人で笑っていると 「お兄ちゃん!」 ゆうが突然声をかけてきた。 いつも「お兄ちゃん」だなんて呼ばれないので 一瞬自分が呼ばれているのが解らなかった。
「勝也さんが部屋割りするから集まってだって・・」 「お、おお今行く」 (なんか機嫌悪いな・・・) 部屋割りは人数の多いフリーの女性陣が広間 二組のカップルと唯一独り者の私が個室。
ゆうは友子ちんたちと一緒に広間になった。 (流石に一緒に寝るわけに行かないからな・・) ゆうも別段気にして無い風で楽しそうに友子ちゃんたちと ペチャクチャおしゃべりしながら荷物を運んでいった。
温泉旅館にきたらやる事は一つしかない!
私はご存知綺麗好きです。 家のキッチンのグラスなんて綺麗に磨き上げて並べて有ります。 早速私はお風呂に入ることに。 準備をしていると友子ちゃん達がきて
「先生お昼は皆自由時間になってますから」 「夕食は7時からだそうです。それまでは自由行動です。」 「私達はコレから皆で滝を見に行ってそのまま温泉街を回るんですけど」 「俺は早速温泉入ってみるよ」 「さっきからヒノキのいいにおいがしてるんだw」 「・・そうですかwじゃあ夕食のあとでまたw」 「おうw」 「ゆう友子ちゃんたちに迷惑かけるなよ」 「解ってるよおにいちゃん」
他人相手に外面を張ったのが気に入らないのか 素直に返事はしてても目が機嫌の悪さをかもし出していた。 (さっきから妙に機嫌がわるいな・・)
と、思いつつさして気にも止めずに露天風呂を目指した。 風呂場は落ち着いたたたずまいの露天風呂で ヒノキ風呂 濁りゆ サウナもあった。 特に滝と温泉街を見渡せる景色は絶景で更に裏手の山の紅葉も見事だった。
お風呂でさっぱりした後コーヒー牛乳片手に部屋に戻り 着替えを済ませてフラフラと付近を散策する事にした。 温泉街をふらついていると友子ちゃん達に遭遇
「あケイジ先生、お風呂どうでしたか?」 「いやーよかったよw景色も最高でくつろいだw」 「夜は夜景が綺麗だそうですよw」 「へー楽しみだな」 「お兄ちゃん」
またも友子ちゃんと話し込んでいると さっきまで黙っていたゆうが間に入るように話しかけてきた。 友子ちゃんも行き成りなのでちょっとびっくりしていた。
「ん、ゆうどうした?」 「コレ買ったの!」 「キーホルダーかw熊?」 「うんw」 「あーさっき悩んでいた奴ねw」 と友子ちゃん達が意味深なニュアンスでくすくすしている。 「悩んでたって?言えば買ってやったのに、小遣い大丈夫か?」
「大丈夫だよw」 ゆうの機嫌はどうやら直ったようだ。 「もう一つは彼氏にあげるんだよねーw」 と友子ちゃんたち 「!!」
ソレを聞いて一瞬びくっとなる私 ゆうはそんな私の反応が面白いのか目をクリクリさせて上目つかいで見ている。
「そ、そうかw」 (こいつ・・楽しんでやがるな・・) 「ケイジ先生も心配が耐えませんねぇw」
さてブラブラしてるとカップル組みも合流して そろそろいい時間という事で旅館に戻る。 ちょうど夕食の支度が整ったようで大広間での宴会がスタート 料理は山海の珍味、季節物から地域の名物まで 実に色々と盛りだくさんだった。
コレだけ大人が揃うと酒も進む 飲みつつ旅館の感想やら何やらで盛り上がる そうこうするうちにいい時間に成ったということで 女性陣は数名連れ立って酔い覚ましもかねて露天風呂へ ゆうもそのメンバーに連れ立って行ったようだ。
残されたメンバーで宴会は続き友子ちゃんがいつの間にか隣に座って お酌しつつ此方も返杯して色々と話していた。 「ケイジ先生は彼女作らないんですか?w」 「うーんw」まさか居るともいえず
居るといえばどんな奴かも言わなきゃ行けない流れなので 「欲しいんだけどねw中々縁が無くてねw」 と無難に返す僕に勝也君が 「うそだーw友子ちゃんとかそばに居るのに手出さないでしょw」
「本当は居るんじゃないですかぁ?」 「ちょっとー勝也くん!」 友子ちゃんが慌てて制すようにいう 「友子ちゃんはケイジ先生好きなのねー」 と酔った女の子達が支援のつもりか話しに加わってくる。
「ちょ!ちょっとみんな!酔っ払ってるでしょ!!」 しっかり者の友子ちゃんが珍しく顔を赤らめて慌てている。 「酔ってるでしょってw」 「ねぇw」
酔っ払い組みが顔をあわせて笑い出す。 「さっきから散々目の前で飲んでるんだからw」 「ねーw」 「ねーww」 と酔っ払いはどうでもいい事でやたらと面白いらしく その後もなにかと隣の人間に「ねーw」 と言っては「ねーーーww」と返す可笑しなやり取りを始めてしまった。 私も突然の告白?めいた話にどうして良い物かわからず とりあえずそのノリにあわせて誤魔化していた。
そうこうしているとお風呂組みが戻ってきて ゆうはいい時間だからという事で寝ることに成った。 「えー・・ゆうももっと起きてるよ!」 とダダをこねそうに成ったが 「周りがこんなだぞ・・大人しく寝とけ・・頼む」と 酔っ払いでグダグダな連中を指差したら しぶしぶ自分の寝床に行ってくれた。
その後は友子ちゃんと2人で協力して 酔っ払いたちを指定の部屋にぶりこんで後片付け カップル組はもう二人の世界らしくいつの間にか居なくなっていた。 「もーみんな自由すぎる!」 と友子ちゃん
「仕方が無いよw旅行だからって妙に集団行動って年でもないしさ」 「さて、俺も一つお風呂入ってねちゃうかな!」 「友子ちゃんも風呂はいって寝ちゃいなw」 「明日は卓球大会だぜw」 「あ、はい・・」 友子ちゃんはちょっと浮かない表情を見せ 何か言いかけたがそう返事をして部屋に入っていった。
部屋で歯を磨いた後、風呂行きの支度をしていると コンコンと扉がノックされたので開けると友子ちゃんだった。
「あの先生・・」 「ん?なに?なんかあった?」 何だろうと思っている私に友子ちゃんが実に大胆なことを言った。
「あの、ここ・・こ、混浴のお風呂が有るんですけど・・一緒にはいりませんか?」
混浴の所が確り裏返っていたが確かに混浴と聞き取って私は驚いた。 「えええっ!!」 思わず大声を上げそうになった。
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