牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-06-14 04:10
翌日は小雨だった。雨の日の練習は中止かな?とも考えたが、少し期待して温泉へ向かった。 (先生、来るかなあ?)
実は雨は僕にとって好都合だった。雨の日にプールに入る人は、ほとんどいない。 しかも月明かりがないので暗い。ふだんからあまり人目を気にしなくていいプールだったが、雨なら美咲先生も、より気楽に泳げるはずだと思った。
4日目のこの日も、僕はかなり早めにプールに入り、一人でゆっくり泳いでいた。 天候のせいで、7時を過ぎると、辺りは結構暗くなっていた。
7時半頃、美咲先生が現れた。フェイスタオルを手に、プールサイドを歩いてきた。 いつもはサッとお湯に入ってしまうのに、この日の先生は、ちょっと大胆な印象だった。
「こんばんは、修先生、今日もご指導よろしくお願いします」 美咲先生はニッコリ笑って、プールサイドから僕に挨拶してくれた。
何も身につけていない美咲先生の伸びやかな肢体は、暗闇の中、神々しいまでの美しさを感じさせた。
先生の泳ぎはずいぶん上達しており、試験はもう心配なさそうに思えた。 二人で30分ほど泳ぎ、一段落した。
「あの、先生……」 「なに?」 「あの……、昨日の、女の子にも亀頭があるって話ですけど……」
僕は思いきって切り出してみたが、肝心なことがなかなか言えずにいた。
「クリトリスとか、女性器の話ね?」 「はい」 「それがどうしたの?」 「ええと……、保健の教科書で見たんですけど、断面図だけなので、よくわからなかったんです。 で、家の百科事典でも調べてみたんですけど……」
百科事典には、モノクロ線描の詳細な図が載っていた。その図は割と毛がびっしり生えていて、黒っぽくてグチャッとした印象だった。昨日チラッと見た、先生のその部分とは、あまりに違う感じだったのだ。
「あ、ちゃんと勉強してきたんだね?偉い偉い」 そう言って、美咲先生は僕の頭をなでた。 (くそっ!また子供扱いしてるな)
「あの……、それで……」
短い沈黙の後、美咲先生が思わぬことを言った。
「……見たいの?」
図星だった。胸がドキドキしてきた。
「はい」と言ったつもりだったが、声にならなかった。 僕はうなずくのが精一杯だっ。
「本で見てもよくわからないから、実物をみたいんでしょ?」
先生はいたずらっぽい笑みを浮かべて、そう言った。
「み、見せてくれるんですか!?」
僕はうわずった変な声になってしまった。
「何興奮してんの!修くんは!真面目に勉強したいんでしょ? そういうことなら、ちゃんと協力するよ。 水泳あんなに一生懸命教えてくれたんだから、私もちゃんと教えなきゃね」
予想外の返答に、僕はびっくりした。絶対断られると思っていたからだ。
「そのかわり、絶対に秘密だよ」 「はい!」 「私だって本当は恥ずかしいけど、もうおしりの穴まで見せ合った仲だもんね。 水泳の練習中も見てたんでしょ?私のおしりもあそこも」
美咲先生はいたずらっぽい表情で、僕をからかうように言った。
「はい、本当は見てました。暗くてよくわからなかったけど……」 「じゃあ、今日は明るいところで見せてあげるね」
僕たち二人は昨日のシャワー室へ入った。
美咲先生は丸椅子の上でしゃがんで、両膝をグッと広げた。 僕は正座して、先生の股間に顔を近づけた。 「ね、何が見えるか、言ってみて」
おへその下を目でたどっていくと、ほとんど縮れていない薄い毛が生えていた。 幼い頃見た自分の母親の「亀の子タワシ」とは、まるで違う。
美咲先生が普段着ている競泳水着は、 当時主流だったかなりのハイレグタイプらしかったが、 剃り跡らしいものは見えなかった。
そして、その下にはやや濃い肌色をした薄いくちびるが、スーッと縦に走っていた。 さらにその下には、可憐な肛門が見えていた。
肛門は控えめなしわがきれいに集まっていて、 その中心は、周囲よりほんの少し色素沈着していた。 肛門の右側1センチほどの位置に、5ミリほどの小さいほくろが見えた。 (美咲先生、こんなところにほくろがあるんだ……。自分でも見たことないかも……)
「修くん、わからないの?」
美咲先生の声に、僕は我に返った。
「先生、すごくきれいですね」 「えーっ!?「気持ち悪い」とか言われると思ったよ。修くんはお世辞が上手だね」 「いえ、本当にきれいだと思います」
(さわりたい……なめてみたい……) でも、そんなことはとても言えなかった。
「そんなふうに誉められると、なんだか恥ずかしくなっちゃうな」
美咲先生はそう言いながら、脚を下ろして膝を閉じてしまった。
「もうこれでおしまい!」
(えーっ!?そんなー!?) 「だって、修くん、じーっと見てばっかりで、答えないんだもん。勉強する気あるの?」
先生は恥ずかしさを隠すために、わざと怒っているようにも見えた。
「すみません、ちゃんと勉強します。もう一度お願いします」 「しようがないなあ。それにしても修くん、今日もすごく元気だね」
美咲先生は笑いながら僕の股間を指さした。
「またおへそにくっつきそうになってるよ」
美咲先生のあの部分を見せてもらった興奮で、 僕のちん○は小刻みにピクピクし続け、 皮をかぶった尖端からは、よだれがタラタラ流れ出ていた。
「あっ、これは……」 僕はなんとか興奮を静めようとしたが、なすすべがなく、うろたえてしまった。 「元気なのはしようがないよ。健康な証拠だから、大丈夫だよ」 美咲先生の言葉に、僕はホッとした。
「じゃあ、もう一度ね」 美咲先生は、丸椅子の上でしゃがんで、股を開いた。
「何が見える?」 「ええと……」
「これは?」 「陰毛です」 「ここはわかるよね?修くん、いつもジッと見てたから」 「……肛門です」
僕は恥ずかしさのあまり、耳がカーッと熱くなるのを感じた。
「じゃあ、これは?」
美咲先生は、まっすぐなたて割れを指さした。
「ええと、大陰唇です…か?」 「これは、小陰唇。大陰唇はその外側のところ」
(そうか、これが小陰唇なんだ……) 「こうして股広げても、ぴったり閉じているでしょう? お風呂のお湯なんかが身体に入ってこないようになってるんだよ」 (なるほどー)
(ところで、クリトリスってどこにあるんだろう?)
「ここ、少しとがっているでしょう?」
美咲先生は、小陰唇の上というか、前側の部分を指さした。 確かにそこは、鳥のくちばしのように、少しとがっていた。
「これがクリトリスですか?」 「ここは、陰核包皮っていうの。修くんのかぶってる皮と同じだよ」 「ということは、この中に……」 「そう、この中にクリトリスが包まれているの」
(見たい、見たい……、クリトリス、早く見たい) 僕は喉がカラカラになっていた。 そのとき、美咲先生は突然脚を下ろし、立ち上がってしまった。
「はい!じゃあ、これで今日の授業は終わり!」
(そんなー!まだクリトリス見てないじゃないか!)
皆様、ご支援ありがとうございます。
10年以上経つと、記憶もあやふやな部分が多いのですが、 なるべく詳細に思い出すようにがんばっています。 なるべくリアルに、忠実に再現しようとするあまり かなり冗長になってしまいました(汗
続きは今しばらくお待ち下さいませ。 できれば明日にはアップしたいと思います。
<続く>
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