知人に M という某有名サークルの代表がいて、ひょんなきっけから彼と知 り合った。要は私の先輩と M の先輩が仲が良くて、事あるたびに呼び出され 奴( M )も同様なポジションだった。 基本的に呑みやイベントに誘われれば断れない性質の俺なので、ほぼ呼び出し に関しては皆勤賞で、奴もそうだった。そうして、奴とは徐々に仲良くなって いった。
ある時、イベントに全体的に線が細いがスタイルの良い女性が現れた。顔はそ れほど美人ではないが、雰囲気がとても柔らかかった。 聞くと、それが M の彼女で M はベタ惚れらしいという情報を仕入れた。 M に呼ばれ、 M「よぉLOD、紹介するよ。俺の彼女の S。」 俺「あ、どうも。始めまして。入り口で綺麗なんで見とれちゃったよ。M の 彼女なんだぁ。」
S「始めましてぇ。M からよく話を聞いてます(微笑)」 その微笑に俺は、はっとした。 M「LOD。俺は S のこと超好きなんだけど、S がいまいちなんだよぉ。だからって、手出すなよ?」 俺「当たり前じゃーん。俺もお前の彼女に手を出すほど日照ってないよ(笑)」 S「わたし、別に M のこと嫌いじゃないよぉ。ちゃんと好きなのに信じてくれないの。LODさん。何とか言ってぇ。」 俺は、別に仲良いとは言え、M に義理立てするほどのものじゃないし、惚気 話聞いてるほど、暇じゃなかったので、適当に受け答えしてそこを離れようとした。 俺「愛し合う二人を前に、俺もちょっと食傷気味だから、席外すよ(笑)」 M「変な気を使うなよー。俺とお前の仲ジャン」 しらねー。と思いつつ。俺は「あははは、それじゃーねー」と言ってその場を去った。 まぁ、適当にイベントの時間を過ごして、俺も酒が入ったため酩酊状態だった。 先輩と店を出ようとすると、ちょうど S がいた。
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