牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
-
ホームページ
戻る
15-06-14 05:30
スペック 俺: 25歳 173cm58kgガリ 地元の工務店営業 彼女とは付き合って1年ほど 彼女:ユキエ 27歳 160cm 細身でCカップくらい 教師3年目(それ以前は講師) 兄が結婚して実家に嫁がおり、地元だけどアパート暮らし 性格は落ち着きが無いというか子供っぽいというか、そんな感じ 凄く感じやすい体質で、一回のセックスで何回かイク
彼女が勤めていた高校は、底辺というわけではないがなかなかのバカ高校。 ド底辺高校だとどんな大人も敵って感じの不良どもばかりらしいが、ただのバカ高校だと、基本的に立場をわきまえない行動を天然で行う奴が多いらしい。
彼女が初担任になったクラスも同じで、5月になる前には先生と呼ばれなくなり「ユキちゃん」と呼ぶようになり、 5月終わりごろには男子生徒から 「ユキちゃん、夏になったら海行こうよ」「ちょっと一回ヤらせてよw」 など、言われるようになっていた。
当然「バカなこと言ってないで夏休みは宿題しなさい!」って返してたらしく、そのうち男子生徒からそんなこと言われなくなっていった。
異変が起きたのは夏休み前の7月初旬。
忙しかった6月を乗り切った俺は久々に彼女とどこかに行く約束をしようとした。 しかし返信内容は
「うちのクラスで欝っぽい男子(以下A)がいて、付き添ってあげないといけない」
詳しく聞くと ・兄姉は進学校なのに自分はバカ高校で親から期待されてなくて辛い ・そう考えると友達は楽しそうなのに自分は素直に楽しめない ・なんだか本当は自分は一人ぼっちのような気がして辛い というもの
初担任で燃えているのだろう、と「そうか、じゃあ落ち着いたらまた行こう」と返した。 部活の顧問を任されていなかったので、どうせ夏休みになったら会えるだろうと思っての返信だった。 ところが7月の下旬になっても 「家に一人でいるのが辛いらしくて、どこかに連れて行ってあげないといけない」 と、ずっとAと一緒にいるとのこと。
そこで俺も 「それって精神科に連れて行った方がいいよ」 「親に話すべきだと思う」 とメールする。
返ってきた内容は 「親には言わないでほしいって言われた」 「親の同意がないと精神病院行けない」
だからってずっと一緒にいることが全てじゃないし、親の発言が原因の鬱ならそれを正すべきだと思ったし、そして何より、俺をほったらかしにされているということが不快でもあった。
さすがに痺れを切らした俺は
「なんでそんな肩入れすんの?いくら担任の生徒でも甘やかしすぎだよ」 (まぁこの内容は少し大人気なかったと思っている)
返ってきた内容は
「うーん、本当言うと結構可愛い系でちょっとタイプな感じで・・・」 「私が高校生だったら絶対好きになってると思うw」 「不安らしいからずっと手を繋いであげてる」
俺のことどうでもいいと思ってるような内容に軽く頭に来たので、
「じゃあ生徒の鬱を利用してタイプのAと一緒にいたいだけなんだ?」と返信
すぐメールが返ってくる
「そういうわけじゃないけど・・・落ち着いてから親に話すつもり!」
これ以上は話していても言い合いになるだけだと思い、その日はやり取り終了
翌日から数日間仕事が忙しくなり、朝7時~深夜0時までの勤務が続き連絡を取れなかった。 激務が終わり、平日に代休を貰い、彼女にメールをする。
「どう?親に話す目処はついた?」と。
3時間くらいしてからメールが返ってくる。
「Aの家に行ってた。親にはもう話してあるよ」
これで病院に行き、治療を受け、そうすればAに付きっ切りにならなくてすむ。 5月の終わりごろからずっと会えなかったので久々に会えると思い、次に会う約束をつけようとメールをするが、
「でも病院は予約がたくさん入ってて、まだ通院できないらしいからそれまで一緒にいてあげないといけない」
・・・現実は結構非情だった。
翌日営業周りをしている夕方ごろメールが来た
「今日もAの家に行ってきた。先生きれいですって言われた!嬉しい!可愛いって言われたことはあるけど、綺麗って言われたの初めてで声出して驚いちゃった!」
それを見て、胸の中でモヤモヤが広がって行くのを感じた。 俺に言ってどうなる?俺とAに何の関係がある?俺じゃダメなのか? 頭の中がぐるぐる回って思考が定まらないまま立て続けにメールが来る
「あと『好き』って言われちゃった!嬉しかったw」
俺の気持ちも何も知ったこっちゃないと言わんばかりのメールに頭が痛くなってくる。
とりあえず
「好かれてるじゃん。惚れられてるね」 と返信を送る
すぐさま返ってくる
「不安定なときに付け込まれると勘違いしちゃうんだろうね~」 それ本心じゃないだろと思った。
なんだかどうでもよくなってきて
「もうA君と付き合っちゃえば」 と返信する
「それはないよ、手を握ったり頭撫でてあげたりしてるけど、生徒とそんな関係にはならないよ」 と返ってくる
「でも嬉しかったんでしょ?羨ましいなーモテて」 と返信
「綺麗って言われたの初めてだからね!ほっぺにチューしちゃいそうになったw」 と返ってくる
そこから先は嫌な気持ちで一杯になったので
「おいおいやめてよ。あ、ごめん、また忙しくなりそう」 と返信して終了
それから数日間、特に仕事が忙しいわけでもないがこちらからメールを送ることは無かった。 またメールをしたところでAの話題ばかりになるのは分かっているし、会いたいと言ってもAに付きっ切りと断られ、結局Aの話題になるのは目に見えていたからだ。
8月に入ったころふと冷静に気持ちを落ち着け、メールの内容を再確認してみた。 好意的に見れば、子供っぽい彼女の性格だから、冗談まじりなのかもしれない。 初担任で鬱の生徒がいるということで、心配している俺に気をつかったのかもしれない。 営業という仕事をやっているのでプラス思考に切り替えるのは得意だ。(もっと早くそうしておくべきだったとは思うが)
あれから数日経つし、連絡を取ってみようとメールをする。
「少しだけでも時間無い?何か食べに行こうよ」
返ってくる。
「明日の夜ならいいよ。何食べに行く?」
意外にもすんなり予定を入れてくれたので、やっぱりあのメールは冗談だったんだと安心した。 そして翌日、約束した時間の30分前に彼女のアパートに迎えに行く。 5分ほどすると彼女のアパートのドアが開き、背の低い少年と彼女が出てきた。
俺は、その少年はAだと悟った。
夜で他にも車がたくさん停まっているのもあり、二人とも会話に夢中で俺の車には気付かない。 Aは彼女の車に乗りアパートを後にし、15分程で彼女が戻ってきた。 今度は俺に気付いたようで話しかけてきた
「ごめんね。さっきまでAが来てたから送ってた。今から準備する」
準備を終え俺の車に乗り込んだ後、なぜAが来ていたのか聞いてみた ・親に理解してもらえたとは言っても、家にいるのは辛い ・今まではどこかに連れて行ってたけど、もう他人の顔を見るのも嫌 ・車の中だと暑くてガソリン食うから部屋に入れてあげた ・部屋に呼ぶようになったのは前回俺とメールした2日後 ・上手く言葉が出てこないときなんか、見つめ合うことが多いからドキドキしちゃう ・何度かキスしそうになったけど思いとどまった
正直、もうAに関する話はやめてほしかったが、他に話題もなかったので我慢して聞いていた。 その日ホテルに行きセックスをした。 いつもより丁寧にやり、いつもは1回で終わるところを頑張って2回やった。 Aに取られるような気がしたので、好きとか可愛いとか言いまくった。 彼女は凄く幸せだと言っていた
あれだけ好きとか可愛いとか、愛情をアピールしたのだから間違いは起きないだろう。 そもそもAが来ていたことを隠す素振りも無かったし。 根拠の無い自信しか無かったが、そうしないと落ち着かなかったので無理矢理そう考えた。
盆が来て、俺は初盆だからという県外の親戚の家に行った。 さすがに盆の間はAも家にいたようだし、彼女も実家でに戻っていたのでAと会ってはいないようだった。 ただ、毎日朝から晩までずっとAとメールをしていたらしい。
盆休みの最終日の前日に実家に戻り、彼女にメールをしてみた。
「まだ実家にいる?時間があれば明日会えない?」と。
しかし返ってきた内容はNGで、まだ実家にいないといけないのと、仕事があるとのこと。 それなら仕方ないと思い、また時間があったときにでも、と返信た。
それから会えない日が続いたが、毎日メールはしていた。 このときになるとAの話題は一切出てこなくなり、彼女もようやく気を使ってくれたかと安堵していた。 ときどき返信が2時間3時間遅れることがあったが、きっとAとのやりとりで忙しいのだろうと追求しなかった。
<続く>
続きを読みたい時に便利です→
[体験告白][エッチ][教師と生徒][高校生][騙された彼女]
|
Copyright © ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)All rights reserved.
コメント