女子高生が目の前で骨折した 今では僕の妻です 1_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

ホームページ 戻る 

女子高生が目の前で骨折した 今では僕の妻です 1

15-06-14 05:38

いつも通る通勤道。見通しの悪い交差点があるんだが、一時停線手前くらいで減速してる途中で、突然女子高生が自転車で確認もせず飛び出してきた。

道の隣に1mくらいの下水道があるんだが、女子高生そこへ見事にダイヴ。

ビックリして車を止めて、すぐに救出しようとしたが、なんか足が変な方向へ曲がってる。

俺「キャーーーーーーーー!!!!」

すぐに携帯で救急車を呼び、警察にも連絡した。

とりあえず水の中に放置しとくわけにもいかないので道路に上げて気持ち悪いけど足を元の方向へ戻す。

そして救急車と警察がきて女子高生は病院へ
俺は警察と現場検証。

警察の話しだと今回は俺の過失割合はほぼ無いとのこと。
でも挨拶しに行かないなんてできないので病院へ行く事にした。

暇なのか警察の人も一緒に行く事に。
病院で女子高生のママンぽいのとお話。
事情も飲み込めたのか俺に謝るママン。

それより心配なのはあの足。初めて生であんなの見たので、いったいどういうことになるのか気になった。




緊急手術で数時間後先生のお話があったが、家族しか呼ばれないので更に待つことにした。

しばらくして戻ってきたママン。それと同時くらいにパパもやってきた。
パパと一緒に話を聞くと単純骨折で血管神経に異常は無く、心配はないがしばらく入院らしい。

一度はお見舞いに行ったけど、両親・女子高生ともども謝られるだけだった。
しかし俺は悪くないと言われても、なぜか罪悪感がわいてきて、

俺「なにか困った事があったら言って下さい」
と伝えてしばらくは音信不通に。



いつもの通り通勤してたが、しばらくしてまたあの女子高生を発見した。
杖つきながら通学してるじゃありませんか。
ビックリして話を聞いてみると、学校休みたくないらしい。
なんか一生懸命だったから朝送っていく事にした。


ただ迎えに行ってたんじゃ変なので両親に話をしにいった。
始めは迷惑はかけられないとは言ってたけど、どうせ通勤で通るし時間も合うからと。
そして今までカラだった俺の助手席に女子高生が乗る日々が続く事になる。


ぶっちゃけ女子高生とお友達になりたいと思ったのは間違いない。
しかもそこそこ可愛い。
内心ちょっとだけ(付き合えるかも?)なんて期待してた。

迎えに行くと既に玄関で待機してた。
俺が到着するとママンも出てきて
「わざわざすみません、お願いします」
といって見送られる。

女子高生の名前は香織(仮称)
学校は女子高で現在3年生。

しかしほぼ初対面、簡単な身辺の事を話ただけで、すぐに話題も無くなる。
元から楽しくお話するようなタイプじゃないので、ここは一つなぜそこまでして学校へ行くのか聞いてみた。


演劇部閉鎖の危機で誰かがサポートしてないと、もうどうにもならない状態らしい。
事故のあった日も一度家にかえってから、すぐに後輩の演劇部員と練習会があったらしい。
見てみるとなぜかちょっと涙目。
俺は高校のときそんなに打ち込んだ事もないので正直びっくりした。


香織は自力で帰るので、話をするのは朝の10分前後。
短い時間でも話をしてるとだんだんと打ち解けてくる。
香織のほうもだんだんと固い対応から友達のようにうちとけてきた。
メアド交換してあって初めてメールが来た。

香織「相談あるけどいいかな?」
俺 「基本的に暇人だからいいよ、どうした?」

香織「演劇見て欲しいんだけど、素直に感想聞かせて欲しいんです」
俺 「いいよ~、どこ行けばいい?」

香織「今度の日曜に私の家でやるので、お願いします。
   おやつ用意してますね~」
俺 「報酬はチューでお願いします」

香織「嫌です(笑)」
俺 「まぁいいやwじゃ日曜ね」

香織「お願いします wって何ですか?」
俺 「wは、(笑)をキーボーで打つとwaraiになるから
   それを省略してwだけになったネット用語だね」

香織「そういや趣味はネットだって言ってましたねw
   早速使わせてもらいますw」

ネットも知らない心の綺麗な女子高生に
wを広める事に成功した。


日曜日、今までに無いハイテンションで飛び起き、さっそく家へ向かった。
部屋へ行くと、なにこれ、学生なのに8畳もある部屋なのですが。
なるほど、オカネモチなのですね。
外から見ると普通のご家庭なのかと思ってました。
既に部屋には友達らしき女の子が香織のほか4名。

俺 「お邪魔します、ここはハーレムと聞いてやってきました」

普通の2ch用語だがなぜか大うけされた
ありがとうお前ら


10分縛りらしくて内容を練るのが厳しく、案が5本出てるがどれにするか決まらないらしい。
それそれを用意、演じてるだけですぐに日が暮れた。

内容は
 恋愛もの (学校の許可の心配あり)
 お笑い 2本
 シリアスもの 2本

終わったところでママンから恋愛もの禁止される。
残りは4本、俺としてはシリアスものははっきりいうとつまらん。

しかし、一生懸命やってる女の子5人にそんなこと言えるはずも無い。
お笑いのヤンキー列伝が気に入ったのでそれをプッシュして、シリアスものの感想を言う事を避けた。

香織「やっぱりね~、この子達元気だし
   シリアスなのよりこっちのほうが向いてるかも」

よし、どうやら感想は述べなくても良くなった。


ママン「お夕食食べていきますか?」

と言われたが、正直、ママン入れて男俺だけ。
空気に耐えられる自信が無い。

やたら高い声で

俺「いえいえいえ、ご迷惑になりますから
  家に用意してあるのでこれで」

と言って帰ることにした。
帰り際見送ってもらう事になったが、そこで5人のなかでも一番アホそうな子が

アホ「そうだ、道具の設置手伝ってもらえるかな?
   女の子だけじゃ無理なのあるのに
   先生手伝ってくれないから」


了解してしまったが、ちょっと後悔。 空気的に俺だけ浮いてる。
しかし了解してしまったので手伝う。
場所は女子高じゃなかった。
どうやら学校使う許可下りなかったらしい。

吹奏楽部の演奏会に便乗するだったのに学校側からすると、顧問もつけなきゃいけないので潰れそうな演劇部はけむたがれたらしい。


両親の配慮で地元の公民館を借りる事になり、そこで50人くらい限定で公演する。
しかし何故そこまで演劇に執着するのか、準備してるときに聞いてみたが
「演劇好きだから」としか言われなかった。

それがどうも腑に落ちなかったが、公演会が終わってから聞ける機会が来た。

犬の散歩してるとき、川辺にある公園の高いところに座ってる香織を発見。
挨拶でもしようと思って近づくと、泣いていた。
相手が1人だとちょっと強気な俺。

俺 「どうしたの?」

突然立って一生懸命涙を拭いてるけど
泣いてたのはモロバレ

これはヤバい時に会ったかもと思った。

香織「私ふられたんだ」

あ、やっぱり彼氏いたんですか、そうですか。
そのまままた座ったので、話を聞いてもらいのかと思って俺も座った。
ハイテンションなのは我が愛犬「4WD 通称ヨンク」のみ。


そしてまた泣き出す。
何か言いたいけど、何を言っていいのかわからない。
とりあえず背中に手を置いてみると、いきなり抱きつかれた。

頭に手をやるとさらに泣き続ける。
しばらくしてやっと泣き止んだ。
しかしまだヒックヒックいってる。

途中で買ってきた爽健美茶500ml 99円を1本渡すと、ごきゅごきゅ飲み始めてやっと落ち着いた。

香織「本気で好きな人いたんだ
   1年の頃からずっと付き合ってきたのに
   先に卒業して大学行ったら
   新しい人みつけたとか言われて」

また泣き出す。
俺も振られたことあるから、まぁ気持ちはわかる。

香織「本当に好きだったのに陽子酷いよ」

なるほど、陽子という人にとられたのですね。


会話できるような状況かなと思って、ありきたりな言葉でもかけてあげることにした。

俺 「つらいだろうけど、元気出して
   陽子って人よりいい女になりなよ
   そして幸せになって見返してやりな」

香織「陽子のこと忘れられない
   陽子の事本気で好きだったのに
   一緒だから演劇やってきたのに」

そしてまた号泣。
まぁ、元気出せって言われたって無理だよなぁこれは・・・

ん?陽子好き?は?

あいたたたたた・・・


どうしよう、この人百合の人です。
誰か、助けてください。なんて言っていいのかわかりません。
また落ち着いたとき、ぽつぽつと話し始めました。

中学が同じで仲がいい1つ上の先輩。
高校で別々になり、会いたい気持ちがいつのまにか、離れたくないなんて気持ちに。

同じ高校入ってから告白しておkをもらい、先輩のいた演劇部に入ってずっと付き合ってたらしい。

ヨンクの眉毛のあたりをぐりぐりマッサージしながら聞いてると、

香織「初めて人に話ちゃったw」

一瞬笑ったけど、目が死んでる。

香織「誰にも言わないでくださいね・・・」
俺 「うん」

香織「変でしょ?分かってるけど好きなものは好き」
俺 「なんていうか・・・当人同士が好きならいいんじゃない?」

マズ、片方は既に好きじゃなかった。

香織「最後までは責任とりたかったけど
   廃部になっちゃった」


相手から違う話題がでて助かった。

話を要約すると、
先輩の代まではそこそこ人がいたが、香織が入ったときは2人、しかし片方が香織がそっち系の人とわかって退部。
下級生は4名入ってきたが、その次の年は全滅。
そして廃部に


先輩との愛の巣だった演劇部を盛り上げたい一心で頑張ってたらしい。
なるほどなー、素人目にもうまくないのに頑張ってるのは先輩の為だったのか
興味はあったけど、ここで俺の中の香織へのフラグが消えた。
メズラシイ生き物として友達のままでとしか思えなかった。

<続く>

続きを読みたい時に便利です→



[体験告白][エッチ][女子高生][交通事故で骨折][入院][レズビアン]


コメント
お名前:
気持ち:

コード:

お知らせ

なし

小説を検索