牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-06-14 05:42
キスが始まって30秒近く経った頃だろうか、妻は「ん・・・」と声を出した。Yは妻の頭を撫でて、更に激しく舌を絡め合った。 俺は疎外感と嫉妬心いうか、なんとも言えない複雑な感情のまま、二人の激しいキスを眺めていた。
長いキスが終わった。 Yも妻も無口だ。妻に至っては目がトロンとしている。
俺は「はい!ほな次いこ!」
こう流さない限り、場の雰囲気は白け切ってしまう。 俺はゲームを続行することにした。 Yは完全に欲情モードになっていることがわかった。
向かいに座っている後輩が、自分の妻とキスをして、ギンギンに勃起している。 ヘンな感じだった。
続けて俺の負け。 俺は横浜の種田のバッティングフォームの物真似をした。 しかし妻もYも種田を知らなかった。
そして、今度はまた妻が負けた。 Yは喜色満面で「じゃんけん、じゃんけん♪」と叫んでいる。 そして、Yの思惑通り、Yがじゃんけんで勝った。
俺は「ほな頼むわ。俺はちょっとSの様子見てくるし」
俺はソファで酔いつぶれているSの方に行くことにした。 そこでSを介抱しているふりをして、妻とYのキスを眺めようと思ったのだ。 しかし、このことが事態を大きく変えることになる。
Yは最初こそ一回目と同じようなキスをしていたが、しばらくして手を妻の胸に添えてきたのだ。 妻は最初はビクッとした様子だったが、頑なに拒否するというような感じでもなかった。 それを受けて、Yは妻の胸をブラウスの上からまさぐった。
妻の胸ははっきり言って小さいが、ウエストが細く、また小柄な分だけ、大きく見える。 妻が抵抗しないのをいいことに、Yは激しく妻の胸を揉み始めた。 俺はスヤスヤ寝息をたてているSをよそに、妻とYの激しい抱擁に釘付けになっていた。
俺はしばらく様子を見ることにした。 妻かYのどちらかが止めることを期待していたのか、止めないことを期待していたのか、複雑な心境だった。
結論から言うと、Yは愛撫を止めなかった。 それどころか、妻のはだけたブラウスの透き間に手を入れ、ブラジャーの上から妻の胸を激しく揉みはじめたのだ。
妻は何か言おうとしていたが、Yの唇に強く押さえられて声にならない。 発されることのなかった妻の声が、やめて」だったのか、それとも喘ぎ声だったのか、永遠に真相は闇の中である。
その時、泥酔していたSが低い呻き声をあげて、目を覚ました。 Yと妻は我に返って、激しい抱擁を止めた。 俺は何事もなかったかのように、「お、やっと起きたか!お前が寝てる間に盛り上がってるぞ~」とまくし立てた。
妻とYの激しいキスを目の前で見せられた結果、 テンションが高くなっていたのか、それとも虚勢を張っていたのか、おそらくその両方だったと思う。 ともかく、Sは起きて、ゲームに加わることになった。 不思議なことに酔いも疲れも眠気も全くなかった。
Y「古今東西ゲームで、負けた奴が一発芸な。で、○美さんだけは一発芸の代わりに、じゃんけんで勝った人とキス。わかった?」
S「マジですか?」
Sは素人童貞である。多分、キスの経験もないだろう、というのが課のメンバーの一致した見解だった。 服装や髪型に気を使ったYはともかく、どちらかというとオタクっぽい雰囲気のSは間違いなく妻の趣味ではなかった。
何度か俺やSが負けた後、また妻が負けた。 妻は嫌がる様子もなく、少し楽しんでいる様子でもあった。 じゃんけんの結果、今度は妻が勝った。
妻「はーっ。やっと勝ったわw」
ホッとする気持ちと残念な気持ちが入り組んだ複雑な感情だった。
何度かSが負けた結果、「一発芸のネタが尽きた」と泣きを入れてきた。 Yは面白がって、「おまえ、ファーストキスのチャンスやぞー。気合入れてがんばれやー」と囃し立てた。
考えてみればYは後輩でありながら、先輩の俺の妻の胸を揉んだり、更には後輩とのキスまでネタにしている。 常識的に考えれば、Yに対して怒りを感じてもおかしくないのだが、このときの俺には怒りはなかった。
むしろ、俺より5つも年下の、それでいて会社での役職は俺と同じで、モデル並の美人と噂の彼女と、数多くのセックスフレンドを持つ男。 更に女受けするルックスをもつこの男に、俺は男として勝てる要素はないんじゃないか?そしてその男に自分の妻が弄ばれようとしている・・・ 屈辱感とも背徳感ともつかない奇妙な気持ちが俺の心を支配しようとしていた。
Sが「1ゲームだけ休ませてください」と言い、再び戦線離脱した。 そこでYが「そろそろ古今東西のネタも尽きたし、他のゲームにしません?」
Yが提案したのはピンポンパンゲームだった。 Yは合コン慣れしているせいもあり、このゲームで負けることはまずない。 俺も得意とはいかないまでも、まぁすぐに負けるほど酔ってもいない。
完全にYによる妻潰しの作戦とわかったが、俺は反対しなかった。 案の定、最初に負けたのは妻だった。 で、じゃんけんに勝ったにはY。 Yはしてやったりの表情で、「あーーー。どうしよかな・・・」
俺「どうしてん?」 Y「いや・・・実はさっきのキスでかなりやばい状態なんですわ」
妻「何がやばいんよー?」俺に見せたことのないエロい笑顔だった。 Y「あの・・・キスしてもらう場所、選んでいいですか?」
俺「場所っておまえw」 妻「やらし!」
Y「マジでたのんますわ・・・勝ったご褒美!」 俺「どこやねん」
Y「ここ・・・」と言いながら、Yはシャツのボタンを外し、Tシャツをまくり上げ、自らの乳首を指差した。 俺「おっさん、やり過ぎやっちゅーねん」
俺の言葉も聞かずにYは露出させた乳首を妻の顔の前に突き出した。
Y「お願いします!」
妻は俺の方は見向きもせず、薄目を開けて、 唇をYの乳首にそっと近づけた。
それは俺は見たこともないくらい優しい口づけだった。 妻の唇はYの乳首をそっと覆い、そして乳首を吸った。 チュパチュパという淫靡な音を立てて、妻はYの乳首を吸い続けた。Yは目を瞑って、低く喘いでいる。
誰がそこまでしろと言ったんだ・・・と思いながらも、 下手なAVよりは圧倒的に興奮するシチュエーションだった。 妻が後輩の乳首を吸っている。それも、俺の目の前で。 妻は最後にYの乳首にチュッと軽くキスすると、 「はい、おしまい」と軽く言い放ち、キスを止めた。
このときはテンパっていて気づかなかったが、この状態になると、男の性欲は収まらない。どこかで発散するまでは。絶対に。 俺は自らが男でありながら、その大事なことを忘れていた。 忘れていたというより、男の性欲を甘く見ていたのかもしれない。
妻に乳首を吸われて恍惚とした表情をしていたYだったが、すぐにその表情は雄々しい男のそれに戻っていた。 それは、Yが風俗街を練り歩くときの表情と何ら変わらなかったのだ。 この直後に、妻は文字通り風俗嬢と同じ、いや、それ以下の扱いを受けることになる。俺の不注意と甘さ、そして弱さが原因で。
妻のYに対する乳首キスが終わった後、部屋の雰囲気は少し変化していた。 なんというか、さっきまでの勢いとノリとアルコールの入り混じった空気は失せ、どちらかというと淫靡な妖しげな雰囲気が部屋に立ち込めていた。
次のゲームも案の定、妻が負けた。 そしてじゃんけんに勝ったのは俺だった。
Y「Mさん、どこにキスしてもらいはるんですか?口はいつもしてはるから、もうええでしょ?」
正直、俺はYに嫉妬していた。 妻に乳首攻めを教えたのは、元はといえば俺なのだ。 嫉妬心と欲情が交錯したどす黒い欲望の塊を発散させるには、他に道はなかった。 俺は無言でベルトを外し、ズボンのファスナーを外した。
俺「乳首に勝つにはこれしかないやろ、やっぱ」 妻「・・・」
Y「うわ!マジっすか?見ててもええんですか?」 妻「ちょー待ってよ。むりやって、そんなん」
俺は二人してはだけた胸元をさらしているYと妻に怒りにも似た嫉妬を感じていた。そして、妻がYの乳首を舐めている間、妻は濡れていたであろうことも直感的にわかっていた。
俺は有無を言わさず、妻の目の前に仁王立ちし、妻の後頭部を掴んで、俺のチンポを半ば強引にくわえさせた。 Yは目を見開いて俺たちを凝視している。
妻は最初こそ首を横に振って、イヤイヤというポーズを取ったが、やがて諦めたのか、目を閉じて、俺の言いなりになった。 とは言っても、自ら積極的にフェラチオをするという訳でもなく、あくまで受け身といった感じだ。
俺妻の後頭部を鷲掴みにして、腰を降り続けた。 妻はと言えば、時おり気のなさそうに舌を動かしていた。 強制フェラが3分近く続いた頃だろうか、俺は次第に射精したい欲求が高まってきた。
妻は相変わらず目を閉じて、俺のチンポをしゃぶり続けている。 Yは俺たちのすぐ傍で瞬きもせずに眺めている。
突如として、とめどない射精感がやってきた。 俺は言葉も発せず、ひたすら妻の後頭部を掴みながら、腰を激しく振り続けた。
妻は「んんんんんーーーーっ」と言葉ともつかない呻き声をあげたが、俺はかまわずに腰を振り続け、おびただしい量の精を放ち続けた。 俺は最後の一滴が放たれるまで、チンポを妻の口から離さなかった。
妻は汗まみれになり、化粧も取れ、髪も乱れ、正直ひどい状態だった。 俺はチンポを抜いた。そして、妻に対して、少しの罪悪感を抱いた。 しかし、間髪入れずにYは「○美さん、ちゃんと飲んだげてくださいよー」と言い放った。 今まで妻はフェラチオこそすれ、精液を飲んでくれたことは一度もなかった。
妻はしばらくうつむいた状態で何かを考えている様子だったが、ふと顔を上げたかと思えば、Yの方をじっと見つめながら、少し口をとがらせて、ブクブクとうがいのような音を立てたかと思うと、ゴクゴクっと喉を鳴らしながら俺の精液を全部飲み干したのだ。
俺の精液を飲み干した後、儚げな表情でYを見ている。 Yも妻をじっと見つめていた。
妻はYに「これでもうY君、わたしとキスできへんねw」と悪戯っぽく笑った。 しかしYはとっさに妻の方に近づき、妻に強引に口づけした。 さっきとは違う、激しく、そして第三者が見てもわかるほどの悲しいキスだった。
<続く>
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