牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-06-14 05:45
妹が口走った一言にハッと我に返った俺は今まで覆い被さってた妹から離れた。 そしてジーンズの上から右手の掌で股間を探ると。どうやらスカート越しに判ったようだ。
これは何かの間違いだろうと思った。この俺がよりにもよって実の妹に欲情するなんて。
急にばつが悪くなってしまった俺は今まで向かい合ってた妹にくるりと背を向け、パンパンに膨れ上がった股間のモノを確認するためジーンズのファスナーを下ろして中のモノの様子を伺った。
ファスナーを下ろした瞬間、一気にトランクスが盛り上がる。 そしてパンツのゴムを引っ張り、中のモノ(陰茎)を目視確認すると隠されてたそれは、今にも腹についてしまう位にギンギンに勃起していた。
これはかなりマズイと思った。 場の雰囲気に呑まれてしまって何て事をと後悔した。そして俺は自己嫌悪に襲われた。
しかしそれは俺の中の話でしかなった。そして何処かで聞き覚えがある声が・・・
「あはっ!やっぱ勃ってるぅー!!」妹が俺の頭上からその様子を盗み見ていた。
「馬鹿野郎!黙って見てんじゃねーよ!」と言いながら顔は笑ってたような気がする。
強烈な自己嫌悪に襲われてる俺に追い討ちを掛けるように「どぉ?興奮した?」と、まるで勝ち誇ったかのように妹が聞いてきた。
ベットの上に立ち上がり俺を見下す妹を見上げて顔を見れば口元が紅く汚れ僅かに開いてる唇の間から白い歯が見えた。
否定しようにも動かぬ証拠を掴まれてる俺にはこう答えるしかない。 「した」 そして2人で大笑い。こんな時には笑って誤魔化すのが一番の得策だと思った。
その後、妹と2人でまだ2,3本程残っていた、ぬるい缶ビールの全てを飲みほした。 追加した酒で更に酔いが回ってきて、それと同時に心の中で意味不明の釈然としない感情が除々に、しかも確実に沸き上がりつつあった。それが何だったのか判らない。
それでも俺の目の前にはあいつがいた。誰かの声が何処からか聞こえたような気がした。
そして俺は遂に動き出してしまった。妹の肢体に一気に飛びつき身柄の捕獲に成功。 そして・・・
「おい、俺のを見せたんだから、今度はお前のも見せろよ」 「あーんっ、やだー!ちと濡れてるしぃ、あはっ!」
妹の口から語られる言葉は一応は拒否の姿勢ではあったが言ってるその顔は笑ってた。
妹は俺の行動をある予期していたのか、俺から逃げるような素振りを見せる事はなく、抱き寄せようとするとされるがまま、その細身の肢体の全てを預けてきた。
俺は妹を抱きしめながら子供に言い聞かせるように耳元で優しく語り掛ける。
「俺とお前は兄と妹だ。それでも俺はお前を抱きたい・・・」
ここまでやってしまったらもう止まらなかった。止める事は出来なかった。 歯が浮いてしまうような台詞が次ぎから次ぎへ俺の口をついて出てくる。 それも意識する事もなく、ごく自然にそれが当たり前の事のように。
その時、俺は自分の中に密かに眠り続けてたものに気付かされてしまった。 一気に感情が高まってしまった俺は思わず「○美、お前が好きだ」と漏らしていた。
「私もお兄ちゃんの事がずっと好きだった・・・」
泣き笑いを繰り返しあいつはこの時が来るのを待っていた。 そして俺は妹を一気にベットへ押し倒した。
俺と妹、2人分の体重を一気に受けとめたベットが鈍いスプリングの音と共に沈み込む。予想外の大きな音に階下にいる両親の事が少しだけ気になった。 もしこんな状態を目撃されたら、それこそ大変な事になってしまうだろう。
しかしその程度の事では進み始めた俺達の行為を止めさせるは値しなかった。 俺は「そんなに俺とチュ-したいんなら、ほれっほれっ!」と唇をすぼめて突き出しながら下になってる妹に言った。
それを笑いながら見ている妹に「お前、正気だよな?」と言ってから軽くキス。 さっきまで濃厚なのをやったので、次ぎに「可愛い顔が台無しだぞ。泣くな」とキザな台詞を吐きながら今度は瞼にも。それを妹は目をつぶったまま受けとめた。
顔の至る所にキスの嵐を浴びせた後、白い首筋を乱暴にベロリと一気に舐めたら、妹は「あっ・・」とたまらず声を漏らした。
俺はその気だ。そして妹もその気だった。だったら話は早い。 俺はベットの上に転がってた空の缶ビールを蹴飛ばし、そして2人の間を遮ってる邪魔な衣服を次々と剥ぎ取った。妹は俺の成すがまま。
そして俺の着ていた服をキャーキャー言いながら脱がすお手伝い。絶える事なく続く俺達の行為。 俺が妹の服を1枚づつ脱がすごと、均整の取れた妹の肢体が露になってきた。 最後に妹の下着姿を見たのは妹が中学生の頃だった。それ以降は水着姿すら見ていない。積極的に見たいとまでは思わなかったがその日は一気に飛び越えて一糸もまとわぬ姿を見る事になるとは当時では考えられなかった。
薄いパステルブルーに染められたブラジャーのフロントホックを一気に外すと中から飛び出た2つの湾曲が見えた。 俺はすぐにでもむしゃぶりつきたい気持ちを必死に抑えて最後の決め台詞を言った。「本当に綺麗だよ・・」
俺はいつもなら用があるまで脱がないパンツを、妹を安心させるため先に脱ぎ捨てて、勃起した肉棒を見せつけて腰を振りながら「兄の暴れん坊将軍を見ろ!」と言った。
妹は45度より遥かに上を向いてる俺の肉棒を見て大笑い。そして俺も大笑い。 その時に出来た少しの間。咄嗟に俺は下着1枚になった妹の両足首を掴んでから上に一気に持ち上げて仰向けに寝かせてから身体を2つに折り曲げた。
所謂、まんぐり返しだ。「えっ、マジ!?」と身悶えして嫌がる妹を一切無視して、急遽、目標を変更したある一点にだけ俺は狙いを定めた。
「やーだっ」と言う妹の声を聞きながら、俺は妹の両足を抑えつけてから秘部へ顔を近付けて下着の匂いを直接嗅いでみた。
妹の秘部から漂う香りは汗の匂いと独特の匂いが入り混じり芳しい香りがした。その香りは嫌な匂いではない。 むしろ男としての本能を呼び覚ますような香りだった。
俺は鼻の頭を下着越しにくっきりと浮き出てる秘裂にあてがってから素早く頭を動かし上下に擦りつけた。鼻の頭に湿気を感じる。やはり秘部は濡れていた。
初めは嫌がってた妹だったが「・はっ・・はぁ・はぁ・・」と途切れ気味の吐息が何かを証明していた。俺は心の中で決意を固めた。とにかく行けるとこまで行く。
鼻を使った愛撫を手を止めて一旦妹を解放した後、残り1枚だけなっていた下着のショーツを一気に剥ぎ取ると中心部にあった漆黒の茂みが白日の元に晒された。
妹は「キャー、お兄ちゃん、恥ずかしいよー」と嬌声を上げて反射的に自分の体を横に向けて秘部を隠そうとしたが俺がそれを許すはずがない。
俺は再び、妹の両足を掴んで股を開かせてから自分の両膝でで妹の両膝をロックし身体の自由を奪った。俺はこの辺で子供のお遊びは終わりにしようと思っていた。
妹は「あーん、見ないでー!」とか言ってたが、俺にしてみれば「もっと見てー!」としか聞こえない。俺の眼前にあった妹の秘裂は思った以上に綺麗なものだった。
俺は自分の右手の中指と人差し指を舐め回し、一気に秘裂本体へ侵入を試みた。 その指がずぶずぶと沈む。妹が「うーんっ」と悩ましげな声を上げながら受け入れる。
俺はその様子を愛でながら俺のモノもこんな風に受け入れるのだろうかと考えていた。
挿入した2本の指から腟壁の感触が伝わってきた。生暖かく柔らかく湿ってる。 「○美、痛くないか?」 「・大丈夫だよ・・」
妹の言葉を聞いた俺は中の感触と反応を確かめるように静かに且つゆっくりと指の抜き差しを始めた。 指を抜く度に付着してくる愛液の味を時々確かめながら続けた。
俺は妹の胎内にある2本の指の腹に全神経を集中させながら腟壁を探り、中に刻まれてるしわの1本1本の位置関係を脳内に叩き込む。 慌てず騒がずゆっくりと、もし失敗してしまったら後はないかも知れない、内に秘めた決意を胸にしながら一発勝負の指での愛撫を続ける。
妹の姿を見やれば自分の顔を片手で隠しながら深呼吸を繰り返している。 それはまだ喘ぎと呼ぶにはほど遠いただの呼吸音。しかし出入りさせてる秘部から聞こえてくるのはそれと相反したクチャクチャと言う卑猥な音。 その音が俺の欲望を刺激して次の行為への原動力になった。
そして俺は自分の右手に力を込めてから抜き差しの速度を一気に早くした。
「あっ!いやー、ぃやー、ダメッ、ダメーー!そんなに動かしちゃ・・」 「今からお前に俺の黄金の右を食らわしてやるぞ。いいな!」
俺はそれまでの直線的な動きから手首のスナップを効かせ捻りを加えた。 人差し指と中指の先端を僅かに曲げ、指の腹を妹の腟壁に擦り付け刺激すると急激に増え始めた愛液の量。それと呼応して大きくなった卑猥な音。
指を動かす度に腟口から溢れ出してくる白っぽい液体が俺の指に絡みつき白く冷めた蛍光灯の灯りが秘部を妖しく光らせる。 その秘部から滴った愛液のせいでシーツには小さな染みが出来始めていた。
俺は「お願い、あんっ、そんなに、動かさないで・・・ねっ?ねっ?」と泣きそうな声で必死に懇願してくる妹を黙殺して、入れてある指を思いっきり伸ばしてから膀胱近辺だと思われる腟壁を強く優しく撫でながら刺激した。
すると間もなく妹の口から「おしっこ出そう・・・トイレ行きたい」と予想した通りの反応があった。俺は密かにこの言葉が出て来るのを待っていた。 そして俺は満を持して遂に桜色した妹の秘裂へと顔を近付けた。
俺の顔が近付くに従って秘部から漂ってくる匂いが徐々に強くなってきた。 さっきまでの匂いをとは違い、極めて動物的な匂いがする。 妹の腟に挿入してある指2本を中に置き去りにしたまま更に愛撫の手を追加。
薬指と小指で肛門を撫でやると、ほんの一瞬だけ身震いしてから「ふぅ」と溜息を漏らしてから「はぁ・・」とまた1つ、今度は熱い吐息を漏らした。
そして左手を使って小陰唇のひだを左右に大きく広げてから淫核に舌を伸ばした。
妹の腟を指でまさぐりながら同時に淫核に唾液を垂らしながら舌で転がしながら舐める。そして腟口から漏れ出す愛液を音を立てながらじゅるじゅるとすする。
「お兄ちゃん・・マジ上手い、あ、あーんっ、いい・・気持ちいい・・」 体を左右に盛んに揺らしながら愛撫の快感に酔いしれてる妹に 「下に聞こえる。声を出すな。じっとしてろよ」と言っても快感が優先のようだ。 俺の制止も聞かず身悶えを続けていた。
間もなく妹が絶頂に達しそうになったので舌での愛撫を止めて残った親指の腹で淫核を強くこねくり回すと「あんっ・イク・・イク・・」と言う一声と、指にリズミカルな腟の収縮運動を刻み付けながら絶頂に達した。
そして少しの静寂の後、俺は妹に聞いた。 「どうだった?気持ち良かったか?」 「うん。良かった・・・けどトイレに行きたい」とまだトイレを気にしてる。
そんな事はお見通しだった。妹の膀胱はもう既に限界まで来ているはずだった。 俺は妹の呼吸が落ち付いたのを見計らってから、おもむろに尿道口へ親指を運び、あてがってからグリグリと圧迫してから口でも尿道口を吸引してみた。
妹は「あ、わわ・・」と意味不明な言葉を言った後、強烈な尿意をもよおしたのか、「あん、おしっこ出ちゃう・・トイレ行かせてー」と言い始めた。
妹がトイレに行くために何とか足を引き抜こうとして身悶えしようと試みても、俺が足を絡ませはさみつけロックしてるので逃げ出す事は出来ない。
「トイレならここでこのまましろ。ここには俺とお前しかいないんだから」 「やだっ!」
妹の尿意は極限まで達してるようだった。 眉間にしわを寄せて腰を上下左右と微妙にくねらせながら必死に耐えてる仕草が男心をくすぐる。
俺は腟に挿入してある指を引き抜いて尿道口のみの刺激に専念する事にした。
「・・お兄ちゃん、トイレ、トイレ、トイレ・・」と何度言ったか。 俺は「だからぁ、遠慮しないでここでしろって!口で受けてやるから」と言ってから、また顔を近付けてその気もないのにあんぐりと口を開けて身構えた。
「あーんっ、変態!・・漏れちゃう、漏れちゃうよぉ・・・・・・」
それでも俺の頭の中に良からぬ妄想が浮かぶ・・・。 このまま妹と2人トイレに一緒に行って大股を開かせて放尿させるのも悪くない。
俺は妹の必死の懇願に対して1度目は「だーめ!」と優しく答えてやった。
「えー!?何で?マジ漏れるって!お兄ちゃん、助けてー!」
兄としては自分の妹から助けを求められたら嫌とは言えないがこの時ばかりは違う。 俺は心を鬼にして語気を強くして「駄目だ!」と答えた。 そして上半身を起し妹の目を見据えてから言葉を続けた。
「ここでもし、お前の事を離したら逃げるだろ?だから離す訳にはいかない」 「逃げない!絶対に逃げないから!」
妹からのその言葉を聞いた俺はここに来てようやく妹の体の拘束を解いてやった。 俺にはその手の趣味はないから。
妹は「馬鹿!」と言う捨て台詞だけを残し、脱兎の如く2階のトイレに駆け込んだ。 そして俺も妹と入れ替わりトイレに掛け込む。俺も限界だったのである。 小便をしようにも勃起したままでは思うように焦点が定まらずに苛立ちがつのった。
かつて感じた事がないような異常な興奮状態にあった俺はともかく今はこの興奮を静めなければ思っていた。そうしなければ本番では持ちそうになかった。
俺は便座の上に腰掛けながら妹とのこれまでの出来事を思い出していた。 ほんの数時間前まではごく普通の兄と妹だった俺達が普通じゃなくなろうとしてる。
幾ら、妹から寄ってきたとは言え、普通の兄貴なら蹴るのが普通だ・・・。 そんな後ろ向きな事をあれこれ考えていたら、いつしか肉棒の勃起は収まっていた。 それでも俺は前に進みたいと思った。
俺が部屋に戻りドアを開けると妹の部屋の電気は消されていて暗かった。 その部屋の状況にほんの一瞬だけ俺は身構えていた。今の今まで妹を苛めていたので仕返しに何かを企んでるのでは思ったからだ。
俺が部屋の中に入ろうとした時、部屋にある間接照明の電気スタンドの灯りが点った。
そして「遅かったじゃん。オナニーでもしてたの?」と言う妹の声が聞こえた。 「うるせー!」俺は口ではそう言いながらも心の中では妹の姿を目で追っていた。
妹はベットに足組みをしながら座っている。そして立ったままの俺の方を見ていた。 俺はその時、妹に掛けるべき言葉をどうしても見つける事が出来なかった。
妹は「トイレで何してたの?」と俺の行動はお見通しと言わないばかりに言ってくる。 当然だが俺はそれを頑強に否定して、それは事実無根だと言い張った。
だが「これは何?」と言いながら妹が指で示した先には勢いを無くした肉棒があった。
「何か、もったいないねぇ・・じゃ、今度は私の番ね・・・」
そう言った妹は俺の足元に跪き、力を無してしまった肉棒を両手で包み込んだ。
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