牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-06-14 05:52
前に「手コキ???」ってタイトルで投稿した、結石治療のその後です。 実は、2回目がありました。 1回では完全に砕けないこともあると聞いてはいましたが、まさか自分がそうなるとは… この分では、3回目…なんていうことにも、なりかねません。
破砕をやった1週間後、まずは検査。 さっき撮ったレントゲン画像を見ながら 「うーん、大きさは最初の半分ぐらいですけど、ココに残ってますね。もう1回やっときましょう。」 エラく簡単に言ってくれるな、医者。 ま、2回目以降は無料らしいから、いいようなモンだけど。
要領もわかってるんで、サッサと破砕室に行く。 看護婦さんは前とは違う人で、歳はもう少し上、俺と同じぐらいか。 スラリとした、気さくで上品なおばさんといった感じ。
前の人みたく、いきなりチンコつかんでガシゴシ擦るなんて、しなさそうな雰囲気で、まあ安心というか、ちょっと物足りないというか…
で、前と同じようにカーテンの奥でパパッと裸になって、例の紙おむつみたいなトランクスをはいて、術着を着る。 あれ? 術着、上だけしかないよ? 下のほうは? カーテンから顔だけだして看護婦さんに聞いてみる。
「あの、術着、上だけしか…」 「あぁ、それでいいそうです。どうせ下は脱いでもらうことになりますから…でしたよね、先生?」
即答でした。 なんか、パンツ下ろされるの確定みたいだ。
少しでも恥ずかしくないように、予め剥いておいて…と。 コノヤロ、戻るな。 戻る時に毛を巻き込むと、痛かったりするんだよな。
普通に剥けてるヤツらにはわからんかもしれんが、包茎ってすごいコンプレックスなんだぞ。 あんまり遅いんで、看護婦さんが声をかけてきた。
「どうされました?着替え、できました?」
待て、せかすな。 色々都合があるんだよ。 しかし、白いトランクスだけってのもハズいもんだな。 すぐ脱ぐにしても、下も欲しかったかな。 とはいえ、これ以上グズグズしてるわけにもいかないんで、諦めて出ていって、ベッドに仰向けに寝る。
なんとなく、前を隠すように手を置いて… 「前よりだいぶ下がってはきてます。なので、前回よりも、ずっとのほうに当てることになります。」 既に打ち合わせ済みみたいで、看護婦さん、すぐに横にきた。
「じゃあ、ごめんなさい。少し下げますね。」 「…は、はぁ」(少し…ね)
そして耳元に顔を寄せると、俺にだけ聞こえるような小さい声でささやいた。
「だいじょうぶですよ。気にしないで。」
いゃ、その台詞、その表情、スゴい破壊力です。 早くも半勃起。
看護婦さん、トランクスのゴムに指をかけて引き下ろそうとするが、その、ちょっと引っ掛かってるみたいで…。 ゴムの前を引っ張って持ち上げておいて…
グイッ。 ブルン! うわ。。。
覚悟はしてはいたが、やっぱりハズい。 …で…??? 看護婦さん、半勃起を凝視。 いや、そんなに見つめなくても。 オジサンのチンコなんて、見てもしかたないだろうに。
で、あの… タオルとかは? 無しですか? 前のときはかけてくれましたよ?
勇気をふりしぼって、というか、開き直って、言ってみる。
「あの、すみません、タオルかなにか…」 「あぁ、ごめんね。ギリギリの場所に当てるんで、ちょっとムリかな?でも、だいじょうぶですよ。恥ずかしくないですよ。」
待ってくれ。 恥ずかしいか恥ずかしくないかは、俺に決めさせてほしい。 それにね。 『ムリかな?』なんてカワイイ言い方、カンベンだよ。 ほらみろ。 …いや、ちがう。 見ないで。 せっかくおさまりかけたのが、また。
セッティングを終えたらしい医者が声をかけてきた。 「えーっと、お待たせしました。始めますよ。」 べつに、そんなにお待ちしてたわけでもないが。
医者が機械を操作して、例のヤツが下がってくる。 おなかに圧迫が…
へ? いや、ソコ、違うよ? それ、チンコだって。 変なトコあてないでほしい。
でも、かまわずそのまま下がってくる。 医者、ちゃんと見てるのかな。 いや、チンコ見てほしいわけじゃないけど。
衝撃波って、硬いところに集中する性質があって、それで石が砕けるって聞いたぞ。 チンコ硬くなってて砕ける…なんてことはないよな。 怖っ…
結局、チンコは機械のいちばんはしっこあたりで押され、ヌルヌルのゼリーでツルンと滑って外に押し出された感じ。 まあ、剥きだしだけど、機械の陰に隠れたみたいになって、少しは助かったのかもしれない。
「じゃあ、始めますよ。」 パチパチ…
腰いてぇ。 この体勢、けっこうツラいよ?
そして小一時間。 パチパチ…が自動停止。
「はい、終わりです。お疲れさまでした。」 なんかね、今回のはすごく疲れて、グッタリだった。 体を斜めにして寝る体勢ってのが、かなりキツかった。 医者の声が虚ろに聞こえるぐらい。 息が荒くて、冷汗もかいてる。
看護婦さんが心配そうに顔を覗きこんで 「だいじょうぶですか?」って、そっと手を握って、額の汗を拭いてくれた。
うぅ…なんて優しい。 また、ウルッときてしまったじゃねーか。
で、また『ウィーン』て動いて、お腹が圧迫から開放。 同時にチンコも開放。 完全に縮こまってる。 知ってるか? 縮こまった包茎チンコって、むちゃくちゃハズいんだぞ。 今回はタオルも無しだから、いきなりモロに露出だし。 看護婦さんは俺の手を握ったまま。 ハズい… ハズいが、グッタリして、体、動かせれない。 気がつくと俺、看護婦さんの手をシッカと握ってたよ。 ゴメン。
しばらくして看護婦さん、耳元に口を寄せると 「疲れました?でも、お腹、拭いときましょうね。」 優しくささやいて手を離し、タオルを取りに行った。 ここまで優しく扱われると、いくらオジサンだって、そりゃウルッとくるよ?
看護婦さん、すぐに、タオルやウェットティッシュを抱えて戻ってきた。 ウェットティッシュを2~3枚、手に持って、お腹、脇腹と、前の時と同じ。 とても丁寧だなと感動してたら…
うわ。 なんだか柔らかいもので、チンコとタマ、全体がつつまれた。 予想外の攻撃に、思わず腰がひける。 看護婦さん、少し驚いたように手を止める。
「あらっ、ごめんなさい、どうしよう。痛かった?」 「い、いいえ、そうじゃないです。だいじょうぶです。」 「あぁ、よかった。キレイに拭いとかないと。」
で、再開。 なんでそんなに優しいの? なのに、俺ときたら… ヤバい。 気持ち良すぎる。 ほんと、ヤバいって。 勃ってきたよ? 当然、気付いてますよね?
看護婦さん、かまわず、チンコを、タマを、両手で包んで揉むようにして拭く。 そっとやさしく、絶妙のタッチで。 3秒とたたない間に、MAX。 もう、ギンギンとしか言い様のない状態。
またまた恥ずかしいやら申し訳ないやら… 思わず、謝ってしまった。
「あ、あの…すみません。」 「うん、いいですよ。気にしないから。」 「すみません。ありがとう。ほんと、すみません。」 「はいはい。」
なんか、涙でてきた。 この間ずっと、チンコを拭く手はとまらない。 あと10秒も続いてたら、本当に逝ってしまってたかもしれない。
拭き終わって、チンコをタオルで覆うと、 「ハイ、おしまい。下着もベトベトだから、取っときますね。ごめんねー。」 と言いながら、パンツを脱がせてくれました。
片手でチンコのタオルを押さえ、看護婦さんに助けられながら起き上がって、ベッドから降りる。 カーテンのところ、更衣室へ。 あーぁ、お尻丸出しだよ。
看護婦さん、フラつく俺の肩に手を回して支えながら小さな声で 「ゴメンなさい。パンツはいとけばよかったねぇ。」 だって。
次の予約は来週の金曜日。 検査して、まだ残ってるようなら、もう一度やる。 やってほしいような、もうカンベンしてほしいような… 何日かに一度ぐらいやってくる、あの激痛もイヤだし…
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