触れられない過去 4_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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触れられない過去 4

15-06-14 06:03

ふと見てみると金髪が短パンを脱ぎ始めた。そして丸坊主にアソコを舐められている美恵子に近づき、フェラチオを強要させた。
美恵子がそれを激しく拒んだ。

すると金髪が茶頭になにやら指示をした。茶頭が私に近づき、ペニスをしごいているAを退かせて、ペンチでもう片方の小指の爪を一気に剥がした。

「むー!むー!」と顔左右に振って、ガムテープの奥から叫んだ。もう気を失いそうだった。
いきり立ったペニスもしぼんでしまった。

美恵子が泣いて、「やるからもうやめてください・・」と言い、金髪のペニスを口に含んだ。
丸坊主は相変わらず美恵子のアソコを舐めまわしている。
もう私には逆らう気力さえも残っていない。

金髪が美恵子に色々と指示しながら、堪能していた。涙を流しながら美恵子が金髪のペニスを口に入れて上下していた。

時折、眉間にしわを寄せながら、丸坊主の舌と指による愛撫に感じていたようだった。





やがて金髪は我慢が出来なくなり、丸坊主を退かした。美恵子に挿入しようとしたのだ。
美恵子は涙を流したまま、もう何も言わなかった。美恵子は紛れも無く処女だった。

私は美恵子を守ってやる事が出来ない・・絶望感が襲ってきた。
今、柱に縛られ、口にガムテープをされ、さらにペニスを出すという、醜態を晒している。

美恵子・・・私の目から涙がこぼれた・・・

するとそれを見たAが叫んだ

「先輩、そいつ処女です!お願いします。それだけは止めてください。こいつら本当にまだやってないんです。」
と、Aがその場に土下座した。

私は驚いた。しかし、それを聞いた金髪が逆上した。
Aがその場で金髪に殴られ、さらに丸坊主にも腹を蹴られ、その場にうずくまっていた。

すると茶頭が「じゃあしょうがねえから入れるのだけは、やめようか?」と金髪に提言した。
この茶頭は割とAの事をかわいがっているようだった。


金髪は「しょうがねえなあ・・、じゃあ入れるのだけはやめるか、」とペニスを出したまま、笑いを取る様なしぐさをし、それをみた奴らが笑っていた。
金髪は再び短パンを履きマッサージ機を持ってこさせた。


「じゃあこれで、オナニーしろよ」と美恵子に手渡した。
美恵子はソファーで抱えらながら、金髪の顔を見上げた。
又、その顔が金髪をそそったらしく、美恵子にディープキスをした。
美恵子がデカイ男から離され、ソファーに座らされた。

「マジで真剣にやらないと、あいつの爪どんどんなくなるぜ」と私を指さした。

・・・そしてしばらくして美恵子がマッサージ機を使ってオナニーを始めた。
足を開く事を要求され、アソコにマッサージ機を押し付ける美恵子の前にAを除く4人が囲むようにして集まった。

「おお?」「すげ?」などといいながら、ペニスを皆しごいているようだった。
デカイ男に限っては、勃起しながらもビデオカメラで懸命に撮影していた。

やがて、美恵子が声を上げるようになって来た。
「んん・・」と声を上げ、美恵子が絶頂に達しようとしたとき、金髪が「おい、やめろ!」と美恵子のオナニーを制止させようとした。

しかし、なんと美恵子が離そうとしないのだ・・それは、明らかに美恵子自身がイキたがっていたからだった。

ショックだった・・・だが、私のペニスはどうしようもなく勃起したままだった。マッサージ機を離そうとしない美恵子から、金髪が無理やり取り上げた。
今までうつむいていた美恵子が金髪を悲しそうな顔で見上げた。

「いいか?勝手にイクなよ。イクときは「イキます。」と必ず言ってからにしろよ。わかったな?」

私はその言葉を聞いて、さらに興奮した。
むしろ私も美恵子のその「イキます。」という言葉が聞きたかったのだ。

再び美恵子がオナニーを再開した。さっきよりも息が荒くなっているように聞こえる。
そして美恵子が絶頂に達しようとしたとき、金髪が「イクのか?何て言うんだ?」と言った。

美恵子は小さな声で「いきます・・」と言ったが、金髪が「聞こえねーよ!」と怒鳴った。

美恵子は大きな声で「イキます!あー!」と声を荒げて絶頂した。

絶頂し、その場に倒れ込もうとしたとき、金髪が隣に座り、美恵子を支えてキスをした。

その光景を一部始終見ていた私は益々興奮した、もう射精したくてしょうがなかった。

私をみて金髪が美恵子に「おい、そろそろ彼氏のもしゃぶってやれよ。」と美恵子にキスしながらそう言った。

美恵子は私の方を見た。
私は「そんな顔でみないでくれ・・美恵子・・」私は心の中でそう訴えた。

美恵子は何も言わず私の方へ近づいてきた。
そして私に抱きつきキスをしてきた。
その時美恵子は私に「大好きだよ・・ごめんね・・」と一言そう言った・・・。

私はその言葉を聞いて涙があふれてきた・・・美恵子を抱きしめたかったが・・その願いは叶わなかった・・

するとそれを見ていた金髪が、なぜか逆上して私を殴りはじめた。
嫉妬したらしい。又腹を殴られ地獄の苦しみが私を襲ってきた。
美恵子が泣いて金髪を制止しようとした。

仲間もなぜ金髪が逆上したのかわからなかったようで、「おい、本当に死んじまうぞ!」と金髪を止めにかかった。
もちろんAも必死に止めていた。

金髪は美恵子に「早くやれ!」と私の前に座らされた。
そして美恵子がゆっくりと私のペニスをくわえ始めた。

すると金髪が美恵子にいわゆるうんこ座りのような格好をさせて、その下に潜り込んだ。
下から美恵子のアソコを舐めまわしていた。顔面騎乗の体制になっていたのだ。

美恵子が眉間にしわを寄せながら、私に対するフェラチオが激しくなった。
下からの快感が又、襲ってきたのだろう。「ん・・ん・・」と言いながら激しく上下するようになった。
私はたまらず、美恵子の口の中に射精した。

私が射精したのを確認すると、やがて金髪もやめた。
「ふう?」と金髪が立ち上がり、又突然私を殴ってきた。

周りの奴らがそれを必死に止めようとしたが、金髪は止まらなかった。
やがて腹を再び殴られて私は気を失った・・

突然、冷たい感覚が全身を伝わり、驚いて私は目を覚ました。金髪が私の頭から、水をかけたのだ。
私ののすぐ目の前に金髪が立っていた。
その時の金髪は私の顔をみて、なぜか悲しそうな顔をしたのが印象的だった。

すると、金髪のすぐ後ろで、「ん・・ん・・」と美恵子の声が聞こえてきた。
金髪が私の前から退き、視界が開けた瞬間、私は自分の目を疑った・・・

丸坊主と美恵子がシックスナインをしていたのだ。
金髪は既に終えた後だった。

美恵子はまるで私に尻を突き出すように、丸坊主にアソコを執拗に舐められていた。
舌でクリトリスを激しく舐めまわし、時折ビラビラをなぞるように美恵子のアソコを堪能していた。

その先にある美恵子の頭は、波打つように上下していた。
やがて丸坊主が美恵子のアソコに激しく吸い付いた。その瞬間、美恵子の動きも止まった。丸坊主が射精したのだ。

Aがそれを見て、美恵子にティッシュを差し出し、美恵子はそこに、口の中に放出された精液を吐き出した。

するとすぐに茶頭がズボンを抜き始め、また美恵子をその上に跨らせた。
美恵子は同じように、茶頭とシックスナインを始めた。
そして又、同じように茶頭も射精し、すべてが終わった。

なぜかデカイ男は最後まで、参加しなかった。勃起もしていたし、女に興味が無かったとは思えなかったのだが、いまだにこれはわからない。

結果的には美恵子はやられなかった。あくまでも挿入はされなかったという事。

しばらくして金髪が美恵子に服を着させ、奥の部屋に呼んだ。それを見て私は不安で一杯だった。

後から聞くとそこで散々、金髪に脅され、生徒手帳も取り上げられたらしい。
何と脅されたかは、大体想像できると思うので、省略するが・・

そして金髪がなぜか帰り際に、一部始終を収めたビデオテープを美恵子に手渡した。
金髪は美恵子に惚れてしまったのか?いまいち理由がわからない。

そして一切私達に関わらない事をそこで約束したらしい。もちろんその時は私がそんな事信用するはずも無い。

しばらくして、奴らが帰って行った。
それを確認して、急いでAが私に繋がれている手錠やガムテープを取り外し、崩れかける私を支えた。私はそれを振り払い、その場に倒れ込んだ。

美恵子が泣いて私に抱きついてきた。「ごめんね・・ごめんね・・」とただそれだけを繰り返していた。

私は、泣きながら、痛みも忘れて、Aに飛び掛った。
Aも泣いていた・・そして、一切抵抗しなかった。
やがて美恵子が止めに入り、私は殴るのをやめた。


私はAに明日、警察に行く事を伝えた、が、そを真っ先に拒んだのは美恵子だった。
美恵子は脅されていたからだ。

美恵子は泣きながら「私はもう大丈夫だから、ね。やめよ・・。」と、私にまるで懇願するように言った。私は悔しさで、その場で大声で泣いた。

その時は、わたしも同意したが、後で必ず美恵子を説得して、一緒に警察に行くつもりだった。

しかし、それもだんだんに忘れていこうと努力していった。美恵子にまた思い出させたくなかったし、冷静に考えれば、美恵子や美恵子の家族が危険になるからだ。

美恵子はそれから学校を2週間程、欠席した。

あれからしばらくして、Aに会う事になった。Aはあの事件以来、学校に来ていなかった。

あの事件からまもなくAはチームを抜けたのだ。両手に包帯が巻かれていた。チームを抜けるための儀式を終えた後だった。

そして、そのままAは学校に来る事なく、辞めていった。それから先、Aと私が会う事は無かった。


あとがき

美恵子と私が初体験するのは、これから約1年後の事です。
今でも2人でこの時の事を話す事は無いし、娘にも言うつもりもありません。家にいる時はあまりテレビも見ません。
以前に似たようなシーンがドラマで出てきて気まずくなった事があるからです。

実は、その時のビデオテープを私はずっと持っていたんです。処分しようとしたんだけど・・見てた訳じゃないんだけど・・まあ、その、すんません。
でも同棲する事になって、急いで処分しました。





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