牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
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15-06-14 06:08
二人のタガが外れてからは結構、酷かったと思う。ペッティングなんて当たり前になって、クンニもし始めた。
塾の模試で良い点がとれたらご褒美としてエッチなことをしてくれたし、俺が探検隊になって姉貴の身体を探検したこともあったし。他にもシックスナインもしたし。
でも段々とそれだけじゃ物足りなくなってきたのも事実だったんですよね。
だってオナニーを知ってるのにペッティングだけとかほとんど拷問だったし。エッチなことをしても射精までは出来なかったから、毎度、終わった後はオナニーをしてた。
まぁ、中学生まではそうやって二人とも「意識を持ちながら」えっちな行為に及んでいたわけですよ。
俺もその時にはすでにセックスって行為自体は知ってたし、そういう行為は気持ちのいいことだと思ってた。
でもうちらはあくまで「設定」の中でエッチな行為をしてただけだから「セックスしたい」って言えるわけでもないし、どういう設定ならセックスが出来るのかわからなかった。
未だに忘れないんだけど、俺が中一で姉貴が中三だった夏くらい。 俺は部活を始めて、姉貴は受験で。 二人とも忙しい感じで俺が小学生の時ほど、エッチな行為をしなくなってた。
ただ夏休みになって、俺が昼くらいに帰ってくると、姉貴が家にいた。 どんな会話をしてたか覚えてないんだけど、姉貴が「もう寝るね」って言ってきた。
午後2時くらいだったと思うけど、そんな時間にもう寝るの?って不思議に思った。 その時、なぜか知らないけどエッチをしていいって合図だと思ったんだよ。
本当に不思議なんだけど、そういう「設定」かって思った。
姉貴が自分の部屋に戻って、しばらくリビングで様子見してた。 本当にそういう「設定」か?なんか勘違いしてないか?そんな風に考えてた。 それ以上に本当に寝てるんだったら、すぐに行ったらまだ起きてるだろうって思ってたし。
30分くらいたってから、俺は姉貴の部屋に向かった。 姉貴の部屋に入って「姉ちゃん、寝てるの??」って声をかけたら、何の返事もなかった。
様子見しながら、姉貴な近くによったら目を瞑って、やっぱり寝てる様子だった。
「本当に寝てるの?」って声をかけても何の返事もなかったから、布団に潜り込んだんだよ。
そっから姉貴を起こさないように、ゆっくりと着てた服を脱がし始めたら、意外とすんなりズボンを脱がせて、『やっぱりそういう設定か』なんて思った。
見慣れたっていうのも可笑しいけど、いつも見ていた膣のはずなのに、いつもよりも興奮してた。
俺はクリトリスを舐めたら起きるかもしれないって思ってたけど、思い切ってクリトリスを舐めた。 でもあまり反応しないし、本当に寝てるかもしれないって思ったんだよ。
起こしちゃダメって思うスリルを味わいながらゆっくりと膣の方まで舌をやったら、いつもと同じ、いつも姉貴が感じてるときに出すのと同じ味がしたのが印象に残ってる。
俺はチンコを堅くしながら一生懸命膣を舐めてた。なんかセックスするときはそういうもんだって思って、すごい熱心に舐めてた。
そのうち口元がビショビショになって、よし入れよう!って決心したんだけど、どう入れて良いかわからなかった。童貞だったし。何より姉弟だったし。
チンコを膣に当ててみてもぜんぜん、入らないんだよ。緊張してたのもあるんだけど。
そしたら本当に小さな声で「……いいよ」って聞こえてきたんだよ。
『やっぱりそういう設定か』って思って。俺はもうどうしようもないくらい固くなったチンコをゆっくりと入れ始めたんだよ。
「んっ…んぅ」みたいな声が聞こえてきて。もう俺も止まれなかったし、止まるつもりもなかった。
余談だけど、血は出てなかったし姉貴は処女ではなかったかもしれない。
全部、チンコを入れた時、もう気持ち良くて、オナニーと同じ要領で腰をふったんだよ。
腰を突く度に「あっ…」とか「んっ…」とか姉貴の声が聞こえて。それが嬉しくって、本当に猿みたいな腰を振り続けたんだよ。
俺はなぜか「ごめん、ごめん」って思いながら腰を振ってさ。
気持ちいいのは止まらなくって。姉貴も気持ち良くなってるのわかって。でもやっぱり謝ってた。
もう果てるって思った時に、「もう出そう。出そう。」って独り言みたいな小さな声で言ったら、「うん。うん」って聞こえてきた。
そのまま姉貴の中で思いっきり出した。
今考えると恐ろしいことです。近親相姦で子ども生まれたらどうするとか考えてなかったし。
でもその後、俺はそのまま姉貴に下着を着せて。何事もなかったかのように、部屋を出たんだよ。
その時の気持ちは変な感じだった。遂にセックスできたって気持ちと罪悪感がぐしゃぐしゃになってた。
その後、リビングで一人で姉貴がくるのを待ってたんだよ。
何時間かたってから姉貴がリビングに来て最初に言った一言は「さっき私の部屋にきた?」だった。
だから俺は「行ってないよ」とだけ返した。
震えた声だったかもしれないし、おかしな返事だったかもしれないけど、姉貴は「ふーん」って答えて「私、お風呂に入るね」っていって風呂場に行ったんだよ。
それでその日はおしまい。セックスはしたけど、してないって不思議な日常に戻ったんだよな。
その後の話。
仲が良かった友達に数ヶ月たってからその話をしたんだよな。 そしたら「お前、近親相姦かよ」って言われた。
その時、初めて近親相姦って言葉を知った。 まぁ、姉弟でそういうことをするのが変だとはなんとなく思ってたけど、まさかそんな言葉があるとは思ってなかった。
まぁ、友達は経験はないくせにコンドームつけた方がいいとか、いろんなアドバイスをくれた。
それでも盛りの付いた中学生は、姉貴とのセックスをやめられなかったやね。両親がいなくて、姉貴が「もう寝るね」っていうのは『セックスしよう』って合図だと思ってたし。
道徳的におかしいことでも、二人がいいと思ってりゃそれでいいと思ってた。
ただ頻度としてはあんまり多くはなかったかな。月に数度ある時もあれば三ヶ月、四ヶ月合図がないときもあったし。
でもいつもセックスする時は、姉貴は寝てるって設定。正常位でしかセックス出来ないし、俺がしたい時に出来るわけでもなかった。
もっとヤらせろよ、とか思ったけど、まぁ寝てる設定だし仕方ないかとも思ってた。
で、高校生にあがるまでそんな関係が続いてたんだよ。
高校生にあがって、俺が高一で姉貴が高三。
いつだったか忘れたけど、なぜか姉貴が俺に恋愛相談をしてきたんだよ。
そん時まで俺は彼女はいなかったし、姉貴もいないもんだと思ってたから意外だった。
話を聞いてみたら、最近、彼氏と別れたという話だった。
理由は忘れたけど、俺以外の男とセックスをしてるかもしれないった事実は結構、つらかった。
姉貴のことは姉弟として好きだったけど、恋愛対象でないのはわかってたし、どうしようもないこともわかってた。
そんな恋愛話が一段落して、急に姉貴が「じゃあ、私寝るね」って言ってきた。
その時、俺の中で全部が壊れた気がした。
姉弟はあくまで姉弟で、それ以上でもそれ以下でもなくて。 ただセックスするだけでいいんだ。
なんかそれ以上を求められても俺にはどうしようもないんだけど。 でもなんかそれだけの関係かって思ったら、もう姉貴とセックスなんて出来なかった。
よくよく考えてみると今までセックスしてたのも彼氏がいない時期だったんだろうなとか邪推して。
でも俺だって姉貴とヤレればいいやとしか思わなかったのに、なんてご都合主義なんだとかおもった。
その日から姉貴ともうセックスはしなくなった。
一時期、セックスは恋愛じゃないとか思ってた若い時期もあったけど、今は好きな人とセックス出来ることは幸せだと思えるようになった。
姉貴も結婚して幸せそうに暮らしてるのを見て、よかったなって思う。
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