美人新入社員に非道なたくらみ 1_ハッピーライフ-官能小説(happylives-novel)

牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城

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美人新入社員に非道なたくらみ 1

15-06-14 06:31

今は大きな満足感と征服感に感動しつつも、少しの罪悪感を感じている。

さかのぼる事、半年前。男の羨望と蔑みを受ける事をした。

私は今の会社に入社して10余年、同期の坂田とは共に係長を任されている。

私たちの上司は、部長と支店長の2人だけ、しかも2人とも出張が多い為、実質我が営業所を動かしているのは私と坂田という事になっている。


事の始まりは明確ではない。

前々からくすぶっていた欲望が徐々に現実になっていったという感じだ。

しかし現実になるきっかけの出来事は、私が坂田の家に遊びに行った時、彼女もいない私達はやる事もなく、坂田所有のエロビデオを見ていて、その内容が「クロロホルム昏睡レイプ」というマニアックなもので、それを見ながら、「クロロホルムなんて簡単に手にはいらないよな。」

「入ったらヤバイよ、ビデオなんて作り物だから。」等とビデオ批判をしながら股間を熱くしていて、その延長で「インターネットとかで売ってるかも。」と言って、検索をする事から始まる。



そしてわかったことは、クロロホルムが劇薬で人に使用をすると障害が残るか、最悪死亡するという事だった。

「世の中、男にとって都合良くいかないな。」

などと、冗談を言いながら色々検索を繰り返していた。



それから数日後、仕事帰りに坂田と居酒屋で酒を飲んでいる時に、坂田から

「実はあの日、結構遅くまで検索してて、面白いもん見つけたんだ。」

とコッソリ打ち明けられた。





「面白いもんって?」「見る?」そう言ってポケットから1枚の紙を取り出した。



その紙は、パソコンで出力されたいかにもお手製っぽい説明書だった。

題字が《夢のお薬ハルシオン》とかかれ、ふざけた言い回しで、使用方法が書かれていた。

「何だ、コレ?」と私が言うと、坂田は「インターネットで注文したら昨日届いた。」と笑いながら答えた。

「ハルシオンって睡眠薬のだろ、いくらで買ったの?」と聞くと、

「そんな事より、使用例読んでみろよ、おもしろいだろ?」と言うので、使用例に目をやると、夢を見させて、あなたの夢を叶えましょう。

アドバイス①コッソリ飲ませるのなら粉末状にした方がいいかも。

アドバイス②1錠で~。2錠で~。3以上で~。

等と、アドバイスが10項目にわたって書いてあった。

最後に、以上のような事は犯罪になりますので、当方は責任をもちません。

と、しめくくってあった。



私は俄かには信用できず、「これ、マジもんか?」と疑ってかかった。

坂田は、「わかんねー、だから試してみない?」と私に言ってきた。

「試すってどうやって?」「だから・・。」

等と冗談のような話が本気で進められていった。



試す実験体はすぐに決まった。

大谷真琴というこの春に入社した若い経理事務の子で、おっさんの私達にはあまり話しをしてくれないが、支店長が面接で容姿に惚れて入社させたと言う、噂に違わぬ、美しい娘を標的にすることにした。



私達はそれぞれ3人づつの男の係員の面倒を見ていて、あと2人の女性事務員と併せて12人の小さな営業所なので、会社内では比較的私たちの自由に人員を操作できる。


最初の実験は、薬の効果を確かめて使用書の言葉が本当かを確認することにあった。


支店長と部長が出張に行った平日の午後、私達は係員を飛び込み営業に行かせて、所内を私達と事務員2人という状況を作り上げた。



何気に4人全員に缶コーヒーを坂田が奢るように仕向けて、飲み物を用意させた。

刻々と過ぎる時にあせりつつチャンスを待っていると、年配の事務員がトイレか何かで席を外した。


〝今だ!〟とばかりに、私は「大谷くん!ちょっと来てくれるか?」と声をかけた。

大谷真琴が「はい。」と愛想よく私のほうに近寄ってくる、同時に坂田が動いた。

私は用意していた用事を彼女に伝えて、坂田の作業が終わるのを確認して大谷真琴を席に戻した。



年配の事務員が帰ってきて1時間ちょっと、飲み物に口をつけてから30分か40分ぐらいだろうか、彼女に変化が現れ始めた。

頭を抱える仕草と、大きなため息をつくようになり、少ししてトイレか何かに席を離れ、帰ってくる時には足元がおぼつかないようにふらついているのを目撃した。



大谷真琴の変化に年配の事務員は「どうかしたの?具合が悪いの?」と声をかけていた。


私達はしばらく無視をして状況を見ていたが、年配の事務員が

「坂田係長、大谷さんの調子が悪いみたいなんですけど。」と報告をされ、

坂田は「どうしたの?かぜでもひいたのか?」と白々しく声をかけていた。



大谷真琴は必死に何かに耐えているようにも見えたし、すでに昏睡状態におちているようにも見えた。

答える事もできない大谷真琴に変わって年配の事務員が

「何か眠たくてふらつくそうですよ。」と少しあきれたように報告していた。



坂田は

「何だそれ、寝不足か?しょうがないな、栄養ドリンクでも飲んで様子見れば?」

と年配の事務員に提案をした。

年配の事務員は

「栄養ドリンクなんて薬局に行かなきゃないですよ。」

と明らかに不満顔で反抗したが、

「かわいい部下の為でしょ。」と坂田にやんわり命令され、渋々栄養ドリンクを買いに行くことになった。


事務所内は3人だけになり、静かな雰囲気が妖しい空気に包まれた。

私は坂田の耳元で、

「どうかな?寝てんのかな?」と聞くと「多分。」と言う返事。



私達は獲物を前にして迂闊に手が出せないでいた。

私は焦りから

「とにかく、ここで寝られると仕事の邪魔だから会議室に移動させようか?」

と普通に坂田に提案し、

「そうだな。」と坂田も意図を汲み取ってか普通に会話しながら、

「おい、大谷君。寝るのなら会議室に行きなさい。」と肩を揺すって声をかけた。

大谷真琴は、睡魔に意識を支配されながらも「・・はい・・。」と返事をした。

しかし、動けない様子に坂田は「ほらっ、肩貸してやるから。」

と大胆な行動に出た。大谷真琴の腕を自分の肩に回し、無理に立たせて引きずるように大谷真琴を会議室へと連れて行った。



大谷真琴を移動させる際、坂田の手は大谷真琴の腰に手を回していたが、その手はどさくさに紛れて、間違いなく大谷真琴の胸を触っていたのを私は見逃さなかった。



会議室に連れて行き、テーブルに両手をつかせて、「立てるか?」と聞くと

大谷真琴は「・・はい・。」と答え、自分を支えるのが必死なようにふらつきながら立っていた。


大谷は俯いたまま、目も開けられない様子で、前後左右に揺れながら必死にバランスを取っていた。



坂田は「平気か?」と声をかけながら背中をさすり、常に大谷の体に触れている。

そして、体に触れられている事に全く関心がないのか、気が付いていないのか、無防備な大谷の胸やお尻や体中を私達はかなりソフトタッチではあるが、触り捲くっていた。


大胆になった坂田は、大谷真琴の制服のスカートを少し捲り、スカートの中へ手を忍ばせていった。



私は「ヤバイんじゃないか?」と心配しても、

「平気だよ!」と言って坂田の手は大谷の局部を目指したと思われる。


坂田が「おっ!」と声を漏らした瞬間、〝チーン〟とエレベーターが着く音がした。



“やばい、帰ってきた!”無言で判断した私と坂田は、大慌てで大谷を椅子に座らせてテーブルにうつぶせさせ、会議室を出て行った。

幸い、そのエレベーターは違う人だったが、少しして年配の事務員が帰ってきた。



デスクに姿のない大谷の所在を聞かれ、「会議室にいると思うけど。」

と関心ないように坂田が答えて、年配の事務員は会議室に入っていった。

会議室から出てくるなり、

「最近の若い子は、仕事をなめてますね!」と憤慨していた。



それから、なんとか邪魔な年配の事務員をどっかに行かせる方法を考えていたが、いい方法が浮かばず3時間ぐらい経ち、もう無理だと判断した私達は大谷真琴を早退させるように命令して、飛び込みに出た部下を帰社させた。



会社帰りに、私は坂田に「お前大谷のどこを触ったんだよ?」と問い詰めると、

坂田が「間違いなく、アソコだな。ただパンティとパンストの上からだけど。」

と答えたのが何かやけに悔しかった。



私達は「場設定が大事だな。」と次回向けての計画を興奮気味に話し合っていた。

次の日、出社してきた大谷真琴は、寝てしまった事すら忘れてしまっていた。

私達は「とぼけた事言ってるな。」と笑い話にしたが、大谷は

「昨日あたし、どうなっていたんですか?」

と必死に年配の事務員に聞いていた。



全て、使用書に書かれていた事は正しかった。

アドバイス⑩は、薬が効いてる間の事は、ほとんど記憶に残らないから色んな事ができちゃうかも。

だった。そして、薬を使った軽い悪戯は、昏睡レイプに発展していく。
走り始めた性欲を止める術はなかった。

<続く>

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