牝獣(ひんじゅう)となりて女史哭(な)く牡丹の夜 ——日野草城
マミさんからのラブラブメールを見て、走るスピードを上げた俺。もう家に着く。まだ、マミさんが来るまでに30分以上もある。急いで用意しよう!そう思ってマンションの下にきたら、路駐の車がクラクションを鳴らした。慌ててそちらを見ると、可愛い真っ赤なプジョーにマミさんが乗っていた。駆け寄ると窓が開き「オハヨー。道すいてたから、早く着いちゃったよw 急がなくて良いからね。」こんな事を言われた。すいてても、30分以上早く着かねーだろwと思って「おはようございます!待ちきれなくて早く来てくれたんですねw」と、にやけながら言ったら、マミさんは顔を真っ赤にしながら「バ、バカ!そんなわけないでしょ!!早く行けよ!」と言った。俺はハーイなんて返事をしながら、ダッシュでマンションに入った。
なし
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